栄駅【兵庫県】(神戸電鉄粟生線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市西区北部、山あいに広がる住宅地に位置する神戸電鉄粟生線の駅で、駅から離れた南北にはニュータウンが開発されている、
栄駅 (さかええき。SAKAE Station) です。
 
 
駅名  
栄駅 (KB 46)
 
所在地  
兵庫県神戸市西区  
 
乗車可能路線  
神戸電鉄:粟生線  
 
隣の駅  
鈴蘭台方……木幡駅  
粟生方………押部谷駅  
 
訪問・撮影時  
2018年5月  
 
 

栄駅は地平駅で、南側のみに駅舎が設置されています。
駅舎の手前にはビルやマンションがあるため、正面の南側からはアクセスできず、東西のからアクセスする形になります。
ちなみに栄駅に駅前広場はなく、バス停留所は南側を並行する県道22号線(三木街道沿い)に、タクシー乗り場は西口駅前に、それぞれ設けられています。
 
写真は東口出入口前です。北を望む。
踏切の手前左側に線路と平行する形で駅舎への通路が延びています。
北側(栄団地、南平台)から駅へアクセスするには写真の踏切を渡って南側へ回る必要があります。
 
 

こちらが東口通路です。西を望む。
ホーム沿いに奥へ進むと駅舎があります。
地形の関係で通路に傾斜がありますが、車いすが通行可能でバリアフリーに対応しています。但し、改札内がバリアフリー非対応なので、車いすで栄駅をご利用の場合は事前に神戸電鉄へお問い合わせ下さい。
傾斜の急な部分には手すりが設置されています。
 
 

駅舎です。東口側より西を望む。
左側にはビルがあるため、正面から撮影できません。
駅舎は平屋建てで、中央に改札口があります。改札口の左(西)には駅事務室があり(現在、栄駅は無人駅です)、右(東)には売店跡があります。
駅舎前を奥へ進むと後述の西口側へ通り抜けられます。
 
 

東口駅前です。踏切前より南を望む。右側が栄駅です。
駅前には商店や飲食店が点在していますが、数は少ないです。
駅周辺には古くからの住宅地が広がっています。
すぐ先には栄駅前交差点があり、左右方向(東西方向)に延びる県道22号線と交差しています。
県道22号線には神鉄粟生線の脅威になっている三宮直結の神姫バス・恵比須快速線が通っていて、交差点近くには栄駅前バス停があるため乗車が可能です。
また、県道22号線の南側は明石川沿いに田園が広がっていますが、明石川対岸の丘陵地(写真奥)にはニュータウン(桜が丘)が開発されています。
栄駅前バス停からは桜が丘やその先にある地下鉄西神中央駅とを結ぶ路線も発着しています。
余談ですが、私は幼少期に桜が丘に住んでいた事があります。そのため、栄駅は物心つく前から利用しています。
 
 

東口駅前です。踏切前より北を望む。左側が栄駅です。
駅北側も住宅地が見られますが、南側よりは数が少ないです。商店も少ないです。
北東側(写真右)の栄団地、北側(写真奥)の南平台と、比較的新しい住宅地の割合が高いです。
それらの住宅地の先は山地が広がっています。
尚、この踏切から駅北西側に広がるニュータウン「月が丘」へは遠回りになり、狭い道路が続きます。自動車の場合は駅西側の月が丘入口交差点からアンダーパス経由が近道です。
 
 

こちらは西口出入口前です。北を望む。
アンダーパスの手前右側に線路と平行する形で駅舎への通路が延びていますが、階段でのアクセスになります。スロープは存在せず、車いすの場合は南側の県道22号線を経由して東口へ回る必要があります。
アンダーパスの先(北側)は畑や山林が広がっており、事業所や民家も少し見られますが、この道路は行き止まりになります。
 
 

こちらが西口通路です。東を望む。
階段を登って奥へ進むと駅舎があります。
 
 

駅舎です。西口側より東を望む。
駅舎前を奥へ進むと前述の東口側へ通り抜けられます。
また、駅舎は高台にあるため、右側(南側)の各建屋に設置されている駅直結出入口は2階部分に設置されています。
 
 

西口駅前です。南を望む。左手に西口の階段があり、後方にアンダーパスがあります。
右側にはタクシー乗り場があります。
西口前には商店が少ないです。すぐ先で県道22号線に突き当たります。奥には桜が丘のニュータウンが少しだけ見えます。
桜が丘との間には明石川が流れており、川沿いには田畑が広がるのどかな風景が見られます。
月が丘は突き当たりを右へ曲がり、すぐ先にある月が丘入口を右へ曲がって粟生線のアンダーパスをくぐった先の高台にあります(入口まで600m少々)。月が丘入口交差点付近にある栄駅西バス停には月が丘方面への路線バスが発着します。
 
 

 

改札口です。上写真は北西を、下写真は北を望む。
右が東口、左が西口です。
栄駅は無人駅で、駅務遠隔システム(駅集中管理システム)が導入されています。窓口は残っていますが使用されていません。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路あり、右が車いす通行可能な幅広通路です。左は窓口に面しています。
改札口の左手前には自動券売機が2台あり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードのチャージが可能です。
自動改札機の右には企画乗車券自動販売機がありますが、これは神鉄が設置しているもので、都会の駅前にある金券ショップ設置の自動販売機とは全く別物です。企画乗車券自動販売機の右側にはカロリーメイトと飲料の自動販売機があります。
改札内の右側には飲料とセブンティーンアイスの自動販売機があります。
そして、改札の先、左右の階段を上がると下り粟生方面ホームです。上り鈴蘭台方面ホームは左の階段で一旦粟生方面ホームへと進み、西端(粟生方)にある構内踏切を渡った先です。改札~下り線ホーム間と構内踏切前には、いずれも階段しかありませんのでバリアフリー非対応です。
トイレは改札内、下り1番線ホーム沿いに設置されています(多機能トイレなし)。
尚、栄駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約700m南東の「ファミリーマート」になります。
 
 

下り線ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
隣駅にも平仮名とローマ字も併記されている新タイプです。
駅ナンバリングも併記されています (KB 46)。
 
 

 

栄駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、概ね東西方向にホームが延びています。
番線は設定されておらず、右(南)が下り志染・粟生方面ホーム、左(北)が上り鈴蘭台・新開地方面ホームです。
ホーム有効長は5両弱分ですが、かつて5両編成が運転されていた時代は現在のホームですと一部がはみ出していたと思われます(現在は4両編成が最長)。以前はもう少しホームが長かったのでしょうか?
ホームドアはありません。ホーム幅は全体的にやや狭いです。
上屋は中ほどの約2両分に設置されています。雨天時に栄駅で下車される際は中ほどの車両にご乗車下さい(但し、上り線ホームと改札口の間は構内踏切など雨ざらしの箇所が存在します)。
各ホームにはベンチが設置されていて、上り線ホームには飲料自動販売機もあります(下り線ホームは改札口前に自動販売機があります)。
下り線ホームの粟生方(右手前)にはトイレがあり、ホームとトイレの間には階段があります(多機能トイレなし)。
また、下り線ホーム中ほどに面した1段低い位置に駅舎・改札口があり、両ホームは粟生方の端(後方)にある構内踏切で結ばれています(ホームとの段差は階段のみ)。
上写真は構内踏切より、下写真は上り線ホームより、いずれも鈴蘭台方(東)を望む。
 
 

上り線ホームより鈴蘭台方を望む。すぐ先に東口前の踏切があります。
複線区間は木津駅の先にある川池信号所まで続きます。
この先、右へカーブしながら住宅地の中を走り、進路を南東に変えると山あいの田園風景の中を走ります。右手には桜が丘などのニュータウンを遠望できます。その後は左へ右へカーブしながら走り、左から山林が接近すると木幡駅(こばたえき)へと至ります。
 
 

上り線ホームより粟生方を望む。
ホーム端に構内踏切があり、その少し先で月が丘方面への幹線道路が粟生線をアンダーパスしています。
この先、山あいのローカルじみた風景の中を走ります。やがて左へカーブすると左手に県道22号線が寄り添い、しばらく並走状態で西へ走ります。そして緩やかに右へカーブして、沿線に住宅が増えてくると主要駅である押部谷駅へと至ります。複線区間は押部谷駅までです。
 
 
あとがき  
私が栄駅で下車(乗車)したのは幼少期に何度もありますが、大人になってからは2018年の1度きりです。幼少期は近くの桜が丘に在住していまして、母親と買い物などへ出かける際に利用しています。物心がつく前から利用しています。そして2018年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年7月全駅制覇達成)。複線区間の途中にある2面2線の駅ですが、西隣の押部谷駅と同様に駅前が手狭です。駅前は住宅地ですがややローカルじみており、都会的なニュータウンは駅から離れた場所にあります。また、以前は乗降人員がそこそこ多かったですが、ニュータウンの高齢化やライバルである神姫バス・恵比須快速線などの影響で年々乗降客が減少し、1999年~2019年の間に半減しています(Wikipediaより)。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央方面行き電車に乗り換えて湊川公園駅で下車します。そして隣接する湊川駅から神戸電鉄有馬線から粟生線に直通する志染行き、三木行き、小野行き、粟生行き、押部谷行き(現在は設定なし)のいずれかに乗車して当駅下車です(種別不問。但し、西鈴蘭台行きは乗車不可)。あるいは新神戸駅から神戸市営地下鉄北神線で谷上駅まで行き、神戸電鉄有馬線の新開地行きに乗り換えて鈴蘭台駅で下車、粟生線に乗り換えてもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪(梅田)からですと阪神本線の阪神特急・直通特急または阪急神戸本線の特急・新開地行きに乗って新開地駅まで行き、神戸電鉄粟生線直通の志染行き、粟生行き、小野行き、三木行き、押部谷行き(設定なし)のいずれかに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはありません(最寄り店舗は約700m南東の「ファミリーマート」になります)。一方、気軽に入れる飲食店もほとんどなく、最寄りのチェーン店は約700m南東、ファミマの隣にある「餃子の王将」になります。いずれの店舗も遠いので、必ず事前に用意しておいて下さい。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸電鉄粟生線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は栄駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:神戸電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)