押部谷駅【兵庫県】(神戸電鉄粟生線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県神戸市西区北部、山あいに広がる住宅地に位置する神戸電鉄粟生線の主要駅で、駅前が結構手狭でロータリーが整備されていない、
押部谷駅 (おしべだにえき。Oshibedani Station) です。
 
 
駅名  
押部谷駅 (KB 47)
 
所在地  
兵庫県神戸市西区  
 
乗車可能路線  
神戸電鉄:粟生線  
 
隣の駅  
鈴蘭台方……栄駅  
粟生方………緑が丘駅  
 
訪問・撮影時  
2018年5月
 
 

 

押部谷駅は地平駅で、西側の粟生方南寄りのみに駅舎が設置されています。
北側からアクセスするには、駅舎のすぐ西(上写真左後方、下写真左前方)にある踏切を渡ってこちらの南側へ回る必要があります。
駅舎は1980年に改築されたものが使用されています。簡素なオープン構造です。出入口の段差には階段しかありません。車いすで駅をご利用の場合は介助が必要になります。事前に神鉄へお問い合わせ下さい。
尚、駅前広場はありません。駅舎南側(下写真手前側)にはスペースがありますが、自動車が入るには狭く、送迎には適しません。
駅西側にある踏切の北にタクシー乗り場があります(タクシー会社の敷地)。また、バス停留所は約100m西の県道22号線(三木街道)沿いに設けられています。このバス停には三宮直結の神姫バス恵比須快速線が発着し、西神中央駅とを結ぶ便も発着します。
上写真は東を、下写真は北を望む。
 
 

駅前です。南を望む。
左側に駅舎があり、後方に踏切があります。
また、すぐ先の押部谷駅前交差点では左右方向に延びる県道22号線と交差します。
駅南側は住宅がさほど多くなく、昔ながらの農村風景が広がっています。駅近くにも田園風景が残っています。
商店は駅前や県道沿いに見られるものの、数は少ないです。
約320m南には神戸市立押部谷小学校があります。
 
 

駅前です。北を望む。
右側に駅舎があります。踏切のすぐ先にタクシー乗り場があります。
駅北側は山がちな地形ですが、宅地開発されて駅南側より人口が多くなっています。
しかし駅北側に商店は少ないです。
約550m東の線路北側には神戸市立押部谷中学校があります。
 
 

改札口です。北を望む。
左が踏切方面、後方が県道22号方面です(踏切前を経由しなくても直接県道へ出られます。但し自動車は通れません)。
押部谷駅は主要駅ながら無人駅で、駅務遠隔システム(駅集中管理システム)が導入されています。窓口跡は塞がれています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が2通路あり、左が車いす通行可能な幅広通路ですが、手前には階段しかなく、車いすは介助が必要です。
改札口の右手前には自動券売機が2台あり、改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージが可能です。
また、自動券売機の右には新聞自動販売機があります。そして改札口左側の駅舎外には飲料自動販売機があります。
トイレは改札内、下り1番線ホーム沿いに設置されています(多機能トイレなし)。
尚、押部谷駅構内に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約500m西の「セブンイレブン」になります。
 
 

そして改札を通って左へ曲がり、さらに右へ曲がると構内踏切に差し掛かります。
手前で右の階段を登ると下り粟生方面1番線ホーム、踏切を渡って右の階段を登ると上り鈴蘭台方面2番線・3番線ホームに到達します。
各ホームともスロープがありませんのでご注意下さい。
また、後方には飲料自動販売機があります。
 
 

3番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
隣駅にも平仮名とローマ字も併記されている新タイプです。
駅ナンバリングも併記されています (KB 47)。
 
 

押部谷駅は単式ホームと島式ホームを併せ持つ、計2面3線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
右(南)の単式ホームが1番線で下り志染・粟生方面、左(北)の島式ホームは右側が2番線、左側が3番線で、いずれも上り鈴蘭台・新開地方面ですが、2番線は鈴蘭台方・粟生方の両方面からの入線と出発に対応しています。尚、現在、2番線に発着する定期列車は設定されていません。
ホーム有効長は5両分で、ホーム幅は全体的に狭く、1番線の鈴蘭台方(写真右奥)は特に狭いです。
上屋は1番線が粟生方(手前側)の約2.5両分に、2・3番線が粟生寄りの約2両分に、それぞれ設置されています。
各ホームにはベンチがあり、1番線粟生寄りにはトイレ(多機能トイレなし)が、2・3番線には飲料自動販売機が、それぞれ設置されています。
そして各ホームの粟生方の端(後方)には階段と構内踏切があり、1番線側(右手)に駅舎・改札口があります。
写真は2番線より鈴蘭台方・新開地方を望む。
 
 

2番線より鈴蘭台方・新開地方を望む。
粟生線は部分的に複線化されており、当駅から木津駅の先にある川池信号所まで複線区間が続きます。
この先、農村部(右)と住宅街(左)の境界を東へ走り、やがて右手に県道22号線が並走するようになると左側車窓も農村風景に変わります。しばらくして右カーブで進路を東南東に変えると住宅が増えてきて、栄駅へと至ります。
 
 

1番線より粟生方を望む。
ホーム端に構内踏切があり、左側に駅舎・改札口があります。
当駅から先、粟生方は単線区間が続きます。1番線には安全側線(左前方)がありますが、以前はその先に4両対応の留置線が1線ありました。
この先、右へカーブして県道83号線をアンダーパスすると森の中を西北西へ走りますが、右側(北側)には富士見が丘のニュータウンが広がっています。そして左手に県道22号線が並走するようになると上り勾配で山間部を北西へ進みます。その後、左側に住宅地が見えてくると右へカーブして進路を北北西に変え、やがて右側にも住宅地が見えてくると三木市に入り、緑が丘駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が押部谷駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりで、兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇達成)。2面3線と構内は広いですが、意外と乗降人員が少ないです。また、冒頭に記したように駅前は手狭で、自動車での送迎も楽ではありません。駅周辺は住宅地ですが、南側には田園も残っています。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央方面行き電車に乗り換えて湊川公園駅で下車します。そして隣接する湊川駅から神戸電鉄有馬線から粟生線に直通する志染行き、三木行き、小野行き、粟生行きのいずれかに乗車して当駅下車です(種別不問。但し、西鈴蘭台行きは乗車不可)。あるいは新神戸駅から神戸市営地下鉄北神線で谷上駅まで行き、神戸電鉄有馬線の新開地行きに乗り換えて鈴蘭台駅で下車、粟生線に乗り換えてもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪(梅田)からですと阪神本線の阪神特急・直通特急または阪急神戸本線の特急・新開地行きに乗って新開地駅まで行き、神戸電鉄粟生線直通の志染行き、粟生行き、小野行き、三木行きのいずれかに乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニはありません(最寄り店舗は約500m西の「セブンイレブン」になります)。一方、飲食店も少ないですが、駅のすぐ南西側に「ガスト」があります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。神戸電鉄粟生線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は押部谷駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:神戸電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)