曽根駅【大阪府】(阪急宝塚線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府北西部、豊中市中央部に広がる市街地に位置する阪急宝塚線の駅で、駅近くには豊中市文化芸術センターがあり、また駅周辺には高級住宅街も見られる、
曽根駅 (そねえき。Sone Station) です。
 
 
駅名  
曽根駅 (HK 44)
 
所在地  
大阪府豊中市 
  
乗車可能路線  
阪急電鉄:宝塚本線  
 
隣の駅  
大阪梅田方……服部天神駅   
宝塚方…………岡町駅   
 
訪問・撮影時  
2020年10月  
 
 

曽根駅は高架駅で、1994年~2000年の長期にわたって高架化されました。
高架下に駅舎・改札口があります。南側高架下には阪急系の商業施設「ティオ阪急曽根」があり、テナント店舗が入居しています。
出入口は側道に面した東側と、東西方向の道路に面した北側高架下にあります。駅舎内の東西通り抜けはできず、西側から駅へアクセスするには北側出入口を利用する事になります。出入口に段差はなく、バリアフリーに対応しています。
 
写真は東側より撮影。南西を望む。
駅北東側にはスクランブル交差点があります。写真右側の高架下に出入口があります。
尚、曽根駅に駅前広場はありません。左奥へ延びる側道沿いにバス停留所が設けられています。
 
 

駅前(東側)です。スクランブル交差点より東を望む。右後方に曽根駅があります。
駅東側は再開発が行われてビルやマンションが多いです。商店も一定数立ち並んでいます。右側の線路沿いには「ダイエー曽根店」があります。
駅から離れると住宅街が広がっており、特に北側~北東側には古くからの高級住宅街が見られます。その中には寺院の「東光院(萩の寺)」があります。
約300m南東には豊中市文化芸術センター(旧・豊中市民会館)が、約1.3km東には履正社学園豊中中学校・履正社高等学校があります。履正社高等学校は高校野球の強豪校です。
そして履正社中学・高校の東側には服部緑地が広がっています(駅から約1.6km)。
 
 

 

こちらは西側より撮影。上写真は東を、下写真は南を望む。
西側から直接駅に入る出入口はなく、高架下から駅に入る形になります。
駅出入口の右隣には阪急系のコンビニ「アズナス」が写っていますが、現在は「ローソン」に転換されていると思われます。
西側にも駅前広場はありません。コンビニ横の高架沿いには阪急タクシー乗り場が設けられています。
 
 

駅前(西側)です。西を望む。
後方を阪急の高架橋が左右方向に延びており、左後方の高架下に出入口があります。
西側駅前は再開発が行われておらず、狭い通り(そね坂通り)沿いに曽根商店街が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっており、こちらも北西側や南西側などに高級住宅街が見られます。
約500m西には原田城跡・旧羽室家住宅があり、約500m南には豊中ローズ球場やテニスコートが設置されている豊島公園があります。
そして約1.6km西へ行くと、大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路南端の航空機ウォッチングポイントである千里川の土手に到達します(Wikipediaより)。
 
 

 

高架下1階にある改札口です。曽根駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左が東側出入口(駅東方面)、後方が北側出入口(駅西方面)です。
有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が5通路設置されていて、窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードのチャージが可能)。
トイレ・車いす対応トイレ(オストメイト設備なし)は改札内コンコースにあります。飲料自動販売機とAEDも改札内にあります。
そして2階の各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。階段のみ踊り場を経由します。
右後方(改札外)にはコンビニがあります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り2号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急の標準デザインで、新書体が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (HK 44)。
 
 

曽根駅は島式ホーム2面4線の高架構造で、概ね南北方向にホームが延びています。
左ホーム(西)が左から1号線・2号線の順でともに下り雲雀丘花屋敷・宝塚方面、右ホーム(東)が左から3号線・4号線の順でともに上り十三・大阪梅田方面です。
1号線と3号線が主本線(通過線)、2号線と4号線が副本線(待避線)です。
ホーム有効長は10両分ありますが、現在、曽根駅に停車する営業列車は8両編成のみであるため、各ホームとも両端の一部は柵により立入禁止になっています。
2020年10月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は中央部こそ一定の広さが確保されているものの、両端は狭くなっています、
上屋は電車が停車する中ほどの8両分のみに設置されています。両端の未使用部分は雨ざらしです。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
写真は1号線より宝塚方を望む。
 
 

2号線より大阪梅田方を望む。

曽根駅は高台の高架部にホームがあるため、写真では分かりづらいですがホームから梅田の高層ビル群を遠望可能です。
この先、左へカーブして下り勾配になり、右手に豊島公園(豊中ローズ球場など)を眺めながら住宅街の中を南東へ走ります。そして地平区間になると大きく右へカーブして進路を南に変え、服部天神駅へと至ります。
 
 

 

2枚とも1号線より宝塚方を望む。
前方の上下線間には引上線が1本ありますが、回送列車など非営業列車のみが使用します。現在、曽根駅折り返しの営業列車は設定されていません。引上線には2~4号線から出入り可能です。
また、曽根駅で宝塚本線から分岐して大阪国際空港へ至る空港アクセス路線の建設が検討されています。もし新線が建設されれば、曽根駅の大変化は必至です。
 
この先、高架区間のまま住宅街の中を北上し、やがて上り勾配に変わります。そして上り勾配が終わると岡町駅へと至ります。曽根駅と岡町駅の距離は0.8kmと短く、また見通しが良好なため、肉眼で岡町駅ホームを確認できます。
 
 
あとがき  
私が阪急の曽根駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。2面4線と規模の大きい高架駅で、駅前は東側には再開発による新しい市街地が、西側には旧態依然とした市街地が広がっています。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の普通(行先不問)に乗車して当駅下車です(急行は通過します)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあり、駅近くにも複数のコンビニがあります。気軽に入れる飲食店は駅前に少なく、300m圏内にチェーン店は「ロッテリア」「ミスタードーナツ」らいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪急宝塚本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は曽根駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪急電鉄のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)