志井公園駅【福岡県】(日田彦山線。2008年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
福岡県北東部、北九州市小倉南区の中央部に広がる新興住宅地に位置する日田彦山線の駅で、モノレール路線・北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】小倉線の終着駅である企救丘駅が至近距離にあり乗換が可能な、
志井公園駅 (しいこうえんえき。Shiikoen Station) です。  
 
 
駅名  
志井公園駅 (JI 06)  
 
所在地  
福岡県北九州市小倉南区  
 
乗車可能路線  
JR九州:日田彦山線  
 
隣の駅  
城野方………………石田駅  
添田方・夜明方……志井駅  
 
乗換可能駅  
北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】:小倉線……企救丘駅まで徒歩6分   
  
訪問・撮影時  
2008年4月、2012年6月
 
 

志井公園駅は掘割駅で、西側の地上部(城野方。北寄り)に駅舎があります。
駅舎は駅前を東西方向に延びる北九州市道・徳力葛原線の南側歩道に面して設置されていますが、出入口が分かりづらいです。
また、志井公園駅に駅前広場はありません。近くを通るバス路線は存在しません。
写真は南東を望む。右がマンション、左が日田彦山線を跨ぐ陸橋です。
 
 

駅舎です。東を望む。2008年撮影。
当時は手前にプチ駅前広場がありましたが、後にこの地にマンションが建てられ、上写真のように駅前のスペースが極端に狭くなり、駅の位置が分かりづらくなりました。
駅舎は洋風の平屋建てオープン構造で、三角屋根が特徴的です。出入口に段差はありません。
駅舎前に電話ボックスと飲料自動販売機があり、駅舎右側に駐輪場があります。
 
改札口は自動化されておらず、また、北九州市内の駅ながら交通系ICカード『SUGOCA』のエリア外です。
また、2008年当時は『みどりの窓口』がありましたが、現在は営業終了した模様です(出札窓口は残っているようですが、土休日は無人になります)。
窓口の左側には自動券売機があり、さらに左にはトイレがあります(多機能トイレはありません)。また、改札内にトイレはありません。
駅舎右側には改札口があります。無人の時間帯はそのまま通ってホームへ向かう事になります。
改札を通って右へ曲がると掘割のホームへ下る階段がありますが、エレベーターはありませんのでバリアフリー非対応です。車いすで志井公園駅をご利用の場合は事前にJR九州へお問い合わせ下さい。
尚、駅構内と駅前に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約300m西の「ファミリーマート」です。
 
 

駅前です。西を望む。左手に駅舎があります。
奥に延びる道路は北九州市道・徳力葛原線です。
すぐ先で北九州モノレールの線路が右から徳力葛原線の中央分離帯上へと進み、その先(写真左奥)に企救丘駅があります。
志井公園駅と企救丘駅の間は200mほどで、すぐに到達できます。道路右側にはモノレールの車両基地があります。
また、駅周辺は住宅街で、集合住宅が多いです。商店は少ないです。
 
 

駅前です。東を望む。右手に駅舎があります。
奥に延びる道路は北九州市道・徳力葛原線です。すぐ先で日田彦山線を渡ります。
陸橋の先の道路両側には志井公園があり、プール(右)やスーパー銭湯(左)もあります。スーパー銭湯の場所には以前、北九州市立交通科学館があり、敷地内には西鉄北九州線(路面電車)の車両、100形148号が静態保存されていました。
また、駅東側は民家が少なく、近くまで山並みが迫っています。
駅近くには九州自動車道と東九州自動車道の北九州ジャンクションがあります。
 
 

建植式駅名標です。電照式ではありません。
JR九州の標準デザインで、書体が特徴的です。所在地も書かれています。
下部には駅シンボルイラストがあり、近くを走るモノレールや志井公園のプールが描かれています。
また、現在は駅ナンバリングが設定されています (JI 06)。
日田彦山線の駅番号は田川後藤寺駅までしか導入されていません。
 
 

 

志井公園駅は単式ホーム1面1線の掘割構造で、北北東~南南西方向にホームが延びています。
番線は設定されておらず、下り田川後藤寺・添田方面、上り城野・小倉方面とも同じホームに発着しますので乗り間違えないようにして下さい。
ホーム有効長は6両分で、後から設置された駅という制約もありホーム幅は全体的に狭いです。
上屋は城野方の約1両分にしかありません。雨天時に下車される際は城野方(小倉方)の車両にご乗車下さい。
ホームにはベンチが設置されています。
そしてホームの城野方の端(後方)には駅舎・改札口に通じる階段があります(屋根付き)。上写真の右側に駅舎・改札口があります。
写真は2枚とも添田方・夜明方を望む。上写真は徳力葛原線の陸橋より、下写真はホームより撮影。
 
 

城野方を望む。
左上には駅舎があり、正面には徳力葛原線の陸橋がありますが、陸橋は複線分のスパンになっています。まぁ、志井公園駅が2線化される事はないと思いますが…。
この先、左手にモノレールの車両基地と右手の志井公園との間を北北東へ走り、その後は掘割を抜けて住宅街の中を走るようになります。その後は右へカーブして、左側の丘の上に広がる住宅街を見ながら田園が混在した風景の中を北東へ走り、石田駅へと至ります。
 
 

添田方・夜明方を望む。ホームの南側は使用機会が少ないと思われます。
この先、掘割を抜けて田園風景の中を南南西へ走ります。両側から少しずつ山々が迫ってきます。そして九州自動車道をアンダーパスすると、すぐに志井駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私が志井公園駅で下車(乗車)したのは1999年、2008年、2012年の計3度です。いずれも北九州モノレールの乗り鉄に関連して、乗換のために乗降しました。1面1線の小さな駅ですが、住宅街が広がっているためか利用客がそれなりにいました。また、駅のすぐ西側にモノレールの企救丘駅がありますが、ローカルな日田彦山線に対してモノレールが物凄く都会的に見えましたw
  
東京からですと東海道・山陽新幹線で小倉駅まで行き、日豊本線の日田彦山線直通列車に乗り換えて当駅下車です。尚、日田彦山線は列車本数が少ないため、小倉駅から北九州モノレールで企救丘駅まで先回りしてもOKです。企救丘駅のすぐ東側に志井公園駅があります。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:7時間半程度)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線で小倉駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:12時間少々)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、約300m西の企救丘駅前にコンビニやスーパー「マルショク」があります。一方、駅前に飲食店自体がありませんので注意が必要です。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、日田彦山線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は志井公園駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)