企救丘駅【福岡県】(北九州モノレール。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
福岡県北東部、北九州市小倉南区の中央部に広がる新興住宅地に位置するモノレール路線・北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】小倉線の終着駅で、日田彦山線の志井公園駅が至近距離にあり乗換が可能な駅、そして難読駅でもある
企救丘駅 (きくがおかえき。Kikugaoka Station) です。
 
 
駅名
企救丘駅 (駅番号:13)  
 
所在地
福岡県北九州市小倉南区  
 
乗車可能路線
北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】:小倉線  
 
隣の駅 
小倉方………志井駅 
 
乗換可能駅
JR九州:日田彦山線……志井公園駅まで徒歩6分 
  
訪問・撮影時
2005年10月、2008年4月、2012年6月
 
 

 

企救丘駅は高架駅で、北九州市道の徳力葛原線の中央分離帯上に駅舎(2階)、ホーム(3階)があります。
南北歩道に出入口が設置されており、それぞれ階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されていてバリアフリーに対応しています。
 
写真は北口です。2枚とも西を望む。
駅前は住宅街が広がっていて、マンションが多いです。商店はさほど多くありません。
 
 

こちらは南口です。北西を望む。
南口はJR日田彦山線・志井公園駅との乗換時に便利な出入口です。
後方(東)に志井公園駅があり、企救丘駅と志井公園駅の間の距離は約200mです。
尚、小倉駅へは両駅からアクセス可能ですが、所要時間はほぼ同じ、運賃はJRの方が40円割安ですが、本数は10分ヘッドの北九州モノレールの方が圧倒的に多く、始発なので必ず座れます。
 
 

また、駅東側(日田彦山線の東側)には志井公園があり、プールやスーパー銭湯もあります。スーパー銭湯の場所には以前、北九州市立交通科学館があり、敷地内には西鉄北九州線(路面電車)の車両、100形148号が静態保存されていました。
写真は2005年撮影。その後、2010年に門司港レトロ地区へと移され、旧塗装に変更の上で静態保存されています。
 
 

写真のDD11形ディーゼル機関車も静態保存されていました。2005年撮影。
写真は8号機で、住友金属工業小倉製鉄所の構内入換用として使用されていました。
こちらは老朽化のため既に解体され、現存しません。
 
 

 

2階にある改札口です。上写真は南東を、下写真は東を望む。左側が北口、右側が南口です。
自動改札機が設置されていますが、現在は交通系ICカード『SUGOCA(mono SUGOCA)』などに対応の改札機に交換されていると思われます。
右から2番目が幅広通路で、窓口に面した左端には有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。改札内に自動精算機があるかどうかは不明です。
トイレと多機能トイレは改札内に設置されています。
そして3階ホームとの間には階段・エレベーターが設置されていて、北側の1番線に向けてのみ上りエスカレーターも併設されています。
尚、企救丘駅構内に売店・コンビニはありません。北口駅前にコンビニがあり、改札口の右手前には飲料自動販売機があります。
 
 

駅名標です。2005年撮影。
実にシンプルで、書体はナールです。北九州モノレールのラインカラー(青)と同系色の水色が上下にあしらわれています。
尚、現在は駅ナンバリング (13番) が導入されているため、駅名標が一新されているかもしれませんが…。
 
 

企救丘駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、概ね西北西~東南東方向にホームが延びています。ホームは若干カーブを描いています。
左(北)が1番線、右(南)が2番線ですが、現在は原則として1番線しか使用されていません。2番線は終端部にある車両基地へ車両を入庫させる際に降車専用で使用する事があるようです。
ホーム有効長は4両分で、2012年現在、ホームドアは未設置で扉間部分に安全柵が設置されていました(現在は不明)。ホーム幅は一定の広さが確保されています。
上屋は全4両分に設置されています。1番線にはベンチと飲料自動販売機があります(2番線は不明)。
写真は終端方を望む。
 
 

1番線より小倉方を望む。
すぐ先に分岐器がありますが、一旦単線になってから複線に戻る方式のため、1番線と2番線で同時に発車・到着するのは不可能です。大して問題ないかと思いますが、ダイヤ作成上のネックになっているかと思われます。
この先、マンションが立ち並ぶ住宅街の中を西北西に走り、やがて下り勾配になって再び平坦になると志井駅へと至ります。志井駅との駅間距離はわずか0.6kmと短いため、肉眼で志井駅を確認できます。
また、企救丘駅付近は丘陵地で、起伏に富んでいます。正面の西方をはじめ、南方と東方にも山並みが広がっています。
 
 

1番線より終端方を望む。
まだまだレールは延びており、やがて左へ曲がって左前方にある車両基地へと至ります。右の2番線からの線路は行き止まりになっていますが、カーブ手前に分岐器があり、1番線側へ渡れます。
また、右前方にあるマンションの先にはJR日田彦山線の志井公園駅があり、その先に志井公園があります。
遠方には山並みを望めます。山の中腹には九州自動車道から東九州自動車道が分岐する北九州ジャンクションが見えます。
 
 

こちらが車両基地です。北を望む。北九州市道徳力葛原線から見る事ができます。
企救丘駅から見て右回りの渦巻き状に線路が敷設されていて、広大な敷地の中に車庫や北九州高速鉄道の本社が立地しています。
車両基地の右側(東)を日田彦山線が通っていて、車窓から車両基地を確認できます。
 
 
あとがき
私が企救丘駅で下車(乗車)したのは1999年、2005年、2008年、2012年の計4度です。1999年は北九州モノレールの乗りつぶしのため、2005年と2008年は単純に乗り鉄のため、そして2012年は北九州モノレールの車窓風景撮影のため、いずれも終着駅ゆえに必然的に下車(乗車)しました。2005年を除く3回は日田彦山線と乗り換えています。駅はモノレールでよく見られるありふれた構造で、3階にホーム、2階に改札口があります。駅前は住宅街ですが、商店は少なくやや閑散とした雰囲気でした。
  
東京からですと東海道・山陽新幹線で小倉駅まで行き、駅ビルから出ている北九州モノレールに乗り換えて、終点下車です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:8時間弱)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線で小倉駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:12時間少々)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、駅西側にスーパー「マルショク」があります。一方、駅前に飲食店自体がありませんので注意が必要です。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、北九州モノレールを乗り鉄の際は、企救丘駅ですぐに引き返したり乗り換えたりせずに、一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:北九州高速鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)