馬橋駅【千葉県】(常磐緩行線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県松戸市中西部に広がる住宅街に位置する常磐緩行線の駅で、当駅を起点とする流鉄流山線との接続駅でもある、
馬橋駅 (まばしえき。Mabashi Station) です。
 
尚、流鉄の馬橋駅の記事につきましては以前UPいたしました⇒記事はこちら。  
 
 
駅名
馬橋駅 (JL 24)
 
所在地
千葉県松戸市 
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:常磐緩行線 (常磐線各駅停車)  
(※) 常磐快速線の線路にはホームがありません。 
 
隣の駅
綾瀬方……北松戸駅  
取手方……新松戸駅  
 
乗換可能駅
流鉄:流山線……馬橋駅まで徒歩5分  
 
訪問・撮影時
2020年9月
 
 

 

馬橋駅はJR・流鉄とも地平駅で、JRは橋上駅舎を有していて、流鉄はホーム上に駅舎を有しています。
JRの橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていて、バリアフリーに対応しています。流鉄駅はJR駅の西側にあり、自由通路から階段を下りてアクセスする形になります。JR駅はエレベーター完備ですが、流鉄駅にエレベーターは併設されておらず、車いすですと自力で流鉄の馬橋駅を利用できません。車いすでご利用の場合は事前に流鉄へお問い合わせ下さい。
また、車いすですと馬橋駅でのJRと流鉄の乗換も困難を極めます。車いすでの流鉄との乗換は隣の新松戸駅~幸谷駅(流鉄)をご利用下さい(幸谷駅は地平に出入口があり、段差がありません)。
 
写真は東口出入口です。上写真は北西を、下写真は西寄りを望む。
駅ビルに見えますが、実際は橋上駅舎が東側へせり出した形になっています。駅ビルは西口にあります。
出入口には階段とエレベーターが設置されています。
1階には郵便ポスト、証明写真発行機、飲料自動販売機、コインロッカーが設置されています。
出入口の左側には2階建てのテナントビルがあり、ベーカリーカフェ「VIE DE FRANCE(ヴィ・ド・フランス)」と熱烈中華食堂「日高屋」が入居しています。
また、駅前には白線で書かれたロータリーを有する小さな駅前広場があり、タクシー乗り場が併設されています。
尚、駅前や道路のスペースが狭いため路線バスが乗り入れられず、最寄りのバス停は約200m東の県道199号線沿いに設けられています。
 
 

東口駅前です。東を望む。後方に東口があります。
周辺は住宅街で、奥に延びる駅前通り(県道199号)沿いには商店街(馬橋駅前通商店会)が形成されています。
西口とは違い東口は再開発が行われておらず、道路が狭く雑然とした街並みです。
約350m北東には萬満寺があります。南側(右側)には松戸発祥の大手ドラッグストア・マツモトキヨシがあります。
そして、駅から南南東約500m、長津川に旧水戸街道の「馬橋」が架かっています。この橋が馬橋の地名の由来です。ちなみに橋名の由来は、Wikipediaによると「大雨のたびに流されたため、馬の鞍の形をした橋をかけたことに由来するという」との事です。
 
尚、西口や西口駅前につきましては流鉄駅の記事で紹介いたしました⇒記事はこちら
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。南を望む。JR線・馬橋駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左手に東口があり(階段が見えます)、右手に西口と流鉄線・馬橋駅があります。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が5通路ありますが、幅広通路はありません。左端には窓口に面した車いす対応幅の有人通路があります。尚、自動改札機の左側に東口の階段がある関係で窓口および有人通路の位置が奥にずれています。
自動券売機・指定席券売機は通路を挟んだ後方にあります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージが可能です。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
地平にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
改札外の右後方にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

こちらは上写真と同じ地点より北を望む。後方に改札口があります。
右手に東口があり、左手に西口と流鉄線・馬橋駅があります。
正面に自動券売機と指定席券売機があります。右側には駅事務室があり、左側には「ニューデイズ」があります。
 
 

2番線に設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDです。
JR東日本の標準デザインで、矢印の中央に常磐緩行線のラインカラーであるエメラルドグリーンが表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JL 24)。駅番号は直通先の東京メトロ千代田線からの通しです。
尚、駅番号を囲む四角い枠はグレーになっていて、路線図でも常磐緩行線はグレーで表示されています(快速は青、特別快速は赤)。
エメラルドグリーンとグレー、どちらが常磐緩行線の正式なラインカラーなのでしょうか?
 
 

 

JR線の馬橋駅は島式ホーム1面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
 
右(東)が1番線で上り松戸・綾瀬方面および東京メトロ千代田線方面、左(西)が2番線で下り柏・我孫子・取手方面です。
2番線の左(西)には常磐快速線の複線が並走していますが、馬橋駅にホームは設置されていません。
1番線の右には保線用側線が1本あり、日暮里方(後方)で緩行線に繋がっていますが、前方(岩沼方)の東口出入口手前で行き止まりになっています。
また、快速線の上下線間には武蔵野線の南流山駅とを結ぶ貨物線である武蔵野線馬橋支線の線路が1本あり、馬橋駅の先で常磐線と分かれます。
そして、快速線の左側には貨物側線があり、その延長上に流鉄の馬橋駅があります。
 
ホーム有効長は10両分で(実際は11両分ほどあります)、2020年9月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は一定の広さが確保されています。
上屋は電車が停車する10両分に設置されています。中央部の直上に橋上駅舎があります。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室が設置されています。
発車メロディについて、かつては1番線で「せせらぎ」、2番線で「春(トレモロVer.)」を使用していましたが、2019年(平成31年)3月16日のダイヤ改正後からはJR東日本東京支社の取り組みにより、駆け込み乗車の減少に効果があることから電車備え付けの発車メロディ(乗車促進音)を使用しています(Wikipediaより)。
上写真は1番線より、下写真は2番線より、いずれも取手方・岩沼方を望む。
 
 

こちらは綾瀬方・日暮里方を望む。左が1番線(上り)、右が2番線(下り)です。
快速線の右側には流鉄の馬橋駅があります。流鉄線との乗換は一旦改札を出る必要があり、しかも流鉄では『Suica』などのICカードを利用できませんので要注意です。
流鉄線・馬橋駅の右側には西口の駅ビル「馬橋ステーションモール」が見えます。
 
 

2番線より綾瀬方・日暮里方を望む。
左2線が常磐緩行線、右の線路が常磐快速線上り、馬橋支線、常磐快速線下り、貨物側線の順で、綾瀬駅まで線路別複々線が続きます(綾瀬駅~北千住駅は常磐快速線と千代田線の線路別複々線)。左端には保線用側線があり、すぐに緩行線上り線に合流します。
この先、住宅街の中を6線で南下し(うち1線は馬橋支線、1線は貨物側線)、やがて右へカーブして進路を南南西に変えると右手に保線基地が現れます。その後は馬橋支線と貨物側線が快速線に合流しますが、入れ替わりに保線基地からの出入庫線が快速線の右側を並行します。その後は5線区間で住宅街の中を右へカーブしながら進むと、進路を南西に変えて北松戸駅へと至ります。保線用の出入庫線は北松戸駅構内で快速線下り線に合流し、少し先で行き止まりになります。
 
 

2番線より取手方・岩沼方を望む。
右2線が常磐緩行線で、左の線路が常磐快速線上り、馬橋支線、常磐快速線下り、流鉄流山線の順です。茨城県に入ってすぐの取手駅まで線路別複々線が続きます。

この先、住宅街の中を北上し、やがて流鉄線が左へ分かれます。その後は馬橋支線が高度を上げ、高架区間になると左へカーブして常磐快速線下り線をオーバークロスして左へ分かれ、南流山駅へと向かいます。そして常磐線は4線に戻り、引き続き住宅街の中を北上すると前方に武蔵野線の高架橋が見えてきて新松戸駅へと至ります。武蔵野線のほか、流鉄流山線(幸谷駅)とも乗換可能です。
尚、馬橋駅より北は直線区間で見通しが良いため、1.3km先にある新松戸駅を肉眼で確認可能です。
 
 
あとがき
私がJR線の馬橋駅で下車(乗車)したのは2001年、2002年、2011年、2020年の計4度です。いずれも流鉄線(2001年と2002年は総武流山電鉄)との乗換のために利用しました。中でも2020年は東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車(乗車)しました。JRの駅はありふれた橋上駅舎で、東口駅前はやや雑然とした市街地で、西口駅前は整然とした住宅街が広がっていました。
 
新宿駅からですと山手線外回り(池袋方面)に乗り日暮里駅で下車し、常磐快速線下り電車に乗り換えて松戸駅まで行きます。そして常磐緩行線に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線快速列車で松戸駅まで行き、常磐緩行線に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内に「NewDays」があり、東西の駅前にもコンビニがあります。飲食店も駅前に点在していて、気軽に入れるチェーン店は500m以内に「松屋」「日高屋」(以上、東口側)、「モスバーガー」「デニーズ」(以上、西口側)があります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。
常磐緩行線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は馬橋駅でも途中下車されてみて下さい!
そして流鉄へお乗り換えの際もJR馬橋駅をスルーせずに、ぜひ一度は駅を観察されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、配線略図.net、Google地図、Wikipedia)