生田駅【神奈川県】(小田急小田原線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県川崎市多摩区西部の、多摩丘陵に広がる住宅街に位置する小田急小田原線の駅で、駅近くには複数の大学が立地している、
生田駅 (いくたえき。Ikuta Station) です。
 
 
駅名
生田駅 (OH 20)
 
所在地
神奈川県川崎市多摩区 
 
乗車可能路線
小田急電鉄:小田原線  
 
隣の駅
新宿方………向ヶ丘遊園駅  
小田原方……読売ランド前駅  
 
訪問・撮影時
2019年7月
 
 

生田駅は地平駅で、新宿寄り(やや東側)に橋上駅舎が設置されています。
橋上駅舎は南北自由通路を兼ねています。南北の出入口には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されています。
 
写真は南口です。北を望む。正面に階段と上りESが、右にEVがあります。
駅前道路は手前~左に延びています。
尚、用地の関係で出入口前に駅前広場は存在せず、約180m西の線路沿いにバスターミナルが設けられています。
 
 

南口駅前です。西を望む。右手に南口出入口があります。
駅周辺は住宅街で、奥に延びる駅前通りには商店が立ち並んでいます。前方約180mにはバスターミナルがあります。
尚、駅周辺の道路は全体的に狭いです。
また、20mほど左(南)には五反田川が西から東へ流れています。五反田川の対岸(南)は丘陵地になっていて、住宅街が形成されています。
そして、約600m東には明治大学生田キャンパスが、約1.5km南東には専修大学生田キャンパスが、約2.2km南、長沢浄水場の先には聖マリアンナ医科大学があります。
 
 

北口です。南を望む。正面に階段と上りESの出入口が、左の「ドトールコーヒーショップ」の奥にはEV出入口があります。
また、階段出入口左側の「ドトール」と右側は事実上の生田駅ビルで小田急の商業施設「小田急マルシェ生田」になっており、右側は1階に小田急系のスーパー「Odakyu OX」、2階に100円ショップ「キャンドゥ」が入居しています。
尚、北口にも駅前広場は存在せず、離れた場所にもありません。バス停留所は約100m北西、津久井道(県道3号線)沿いに設けられています。
 
 

北口駅前です。北を望む。後方に北口出入口と「小田急マルシェ生田」があります。
こちらも手狭で、狭い道路沿いにビルや商店が立ち並んでいます。
写真奥では東西方向に津久井道が通っていて、沿道には商店街が形成されています。
津久井道より北の一帯は丘陵地で、住宅街が形成されていますが、山林も残っています。
約800m北東の丘陵上には神奈川県立生田東高等学校があります。
 
 

橋上階にある改札口です。西を望む。左が南口、右が北口です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応に自動改札機が6通路並んでいます。窓口に面した左端が幅広通路で、有人改札を兼ねています。
改札口の左手前に出札窓口と自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。いずれもICカードチャージが可能です。
また、改札内には飲料自動販売機があります。
そして1階の各ホームとの間には階段・上りエスカレーター・エレベーターが設置されています。
トイレと多機能トイレが上り2番線ホーム上に設置されています。
写真後方(改札外)にはミニコンビニ「セブンイレブン」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

下り1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式と思われます。
小田急の新デザインで、外国語は英語のみが併記されています。
駅ナンバリングも併記されています (OH 20)。
ちなみに、1927年の開業時から、よみうりランドがオープンする約半年前の1964年2月29日までは「東生田駅」で、現在の読売ランド前駅が「西生田駅」でした。西生田駅が「読売ランド前駅」に改称される事に伴い、当駅は「東」が取れて「生田駅」に改称されました。
 
 

生田駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、概ね東西方向にホームが延びています。
右(南)が1番線で下り小田原・唐木田・片瀬江ノ島方面、左(北)が2番線で上り新宿・東京メトロ千代田線方面です。1番線から見て2番線はやや小田原方(手前)にずれています。
ホーム有効長は10両分で、2019年7月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は中央の一部を除き、全体的に狭いです。
上屋は全10両分に設置されています。
各ホームにはベンチがあり、少なくと2番線には飲料自動販売機が設置されています(1番線にもあると思います)。2番線ホーム中ほどにはトイレと多機能トイレもあります。
そして新宿寄り(奥)は橋上駅舎に覆われています。
写真は1番線より新宿方を望む。
 
 

2番線より新宿方を望む。
この先、五反田川を渡って多摩丘陵沿いに広がる住宅街の中を東へ走ります。やがて左へカーブすると多摩丘陵から平野部に出て進路を東北東に変え、県道9号線(府中街道)をアンダーパスして市街地に入ると向ヶ丘遊園駅へと至ります。かつては向ヶ丘遊園モノレール線が接続していました(2001年廃止)。
 
 

1番線より小田原方を望む。
末端部にスロープがありますが、これはエレベーター導入前の車いす用設備の跡でしょうか?
また、左前方には南口のバスターミナルが見えます。
この先、多摩丘陵を流れる五反田川の谷に沿って住宅地の中を西へ走ります。しばらくして五反田川を渡ると緩やかに右へカーブして、さらにもう一度五反田川を渡ると読売ランド前駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が生田駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。駅は小規模で、駅前はロータリーがなく、道路も狭く、雑然として手狭な印象でした。ちなみにロータリーは南口から離れた西側にあります。
 
新宿駅からですと小田急線の急行or快速急行に乗車して登戸駅または向ヶ丘遊園駅まで行き、各駅停車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り、新横浜駅で横浜線八王子方面行き電車(快速もOK)に乗り換えて町田駅で下車します。さらに小田急小田原線の新宿方面上り急行or快速急行で新百合ヶ丘駅まで行き、各駅停車に乗り換えて当駅下車です。遠回りになりますが東京駅から中央線快速で新宿駅まで行き、小田急線に乗り継いでもアクセスできます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内や駅近くに複数のコンビニがあります。飲食店は一定数ありますが、500m以内に気軽に入れるチェーン店は「松屋」「すき家」「ガスト」「ジョナサン」「ドトールコーヒーショップ」くらいでしょうか。まぁ事前しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は生田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)