相野駅【兵庫県】(福知山線【JR宝塚線】。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
兵庫県三田市北西部、山あいに広がる住宅地に位置する福知山線【愛称:JR神戸線】の駅で、近くに湊川短期大学や三田松聖高等学校があり、また駅前に多数のバス路線が乗り入れる事から乗車人員が結構多く、そのため一部の特急も停車する、
相野駅 (あいのえき。Aino Station) です。
  
 
駅名
相野駅 (JR-G 64)
 
所在地
兵庫県三田市  
 
乗車可能路線
JR西日本:福知山線 【愛称:JR宝塚線】   
 
隣の駅
尼崎方………広野駅  
福知山方……藍本駅  
 
訪問・撮影時
2017年12月
 
 

相野駅は地平駅で、南側のみに駅舎・改札口があります。
北側から駅へアクセスする場合、東約150mまたは西約250mにある踏切を渡って南側へ回る必要があります。
駅舎は1963年に改築された鉄筋コンクリート造平屋建てです。
右側に併設されているテナント用の建屋には書店が入居していたそうですが(「さいきの駅舎訪問」より)、現在は空き店舗でATMのみがあります。
空きテナント前には飲料とアイスクリームの自動販売機があります。
また、出入口に段差はなく、バリアフリーに対応しています。出入口の左側には郵便ポストがあります。
左側(西)には駅前広場があります(後述)。
写真は北を望む。
 
 

西を望む。右手に駅舎があります。
駅舎の西側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
路線バスは2km西にあるニュータウン・つつじが丘(ガーデンタウン)や、約3km南に広がる工業団地・テクノパークなどへの路線が設定されています。
 
 

駅前です。南を望む。後方に駅舎があります。左側に金券ショップが設置した自動販売機があります。
奥に延びる道路を100m進むと幹線道路である県道141号線に出ますが、道幅が狭く車同士のすれ違いができないため、右側の駅前広場から直接県道141号線に出る2車線のバイパス道路が整備されています。
駅前は古くからの住宅地で集落が広がっていますが、商店は少ないです。
それでも相野駅の乗降者数が多いのは、後述する湊川短期大学などの通学客や、バス路線が充実しておりアクセス可能な範囲が広いからだと思われます。
 
 

北側の駅前です。2番のりばより北東を望む。
駅北側は農地が多くて民家も少なく、近くまで山が迫っていますが、写真正面(駅から約400m)に私立の湊川短期大学(旧・湊川女子短期大学)や系列の三田松聖高等学校(旧・湊川女子高等学校)があり、朝や夕方の相野駅は通学生で賑わいます。
湊川短期大学、三田松聖高等学校の東側には「あいの病院」があります。
また、駅近くでは工事が行われていましたが、水路の工事だったようです。橋上駅舎化されるのかも…と思っていましたが、全く関係ありませんでしたww
 
 

 

改札口です。2枚とも北を望む。後方が出入口です。
相野駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
有人駅(業務委託駅)ですが、駅員不在時に備えて改札内外に乗車券確認用カメラ付きのインターホンが設置されています。
交通系ICカード『ICOCA』などに対応の自動改札機が4通路あり、そのうち一番右が幅広通路です。右端には有人通路兼窓口があります。
尚、新三田駅~篠山口駅の間にある各駅において、両端駅を除き通常型の自動改札機が設置されているのはこの相野駅のみです。相野駅は他の中間駅と比較して圧倒的に1日平均乗車人員が多く(約3,500人)、2000年以降は篠山口駅とほぼ同じ人数で推移しています。
改札口の右手前には『みどりの窓口』があり、さらに右手前には自動券売機があります。改札内には自動精算機があります。
また、改札口の左手前は待合所で、飲料自動販売機が設置されています。
そして、改札口の先は下り篠山口方面1番のりばで、高低差がありますがスロープで解消しています。
1番のりばに出て右へ進むと上り大阪方面2番のりばとを結ぶ跨線橋があります(階段、エレベーター併設)。
また、改札を通ってすぐ左側にはトイレと多機能トイレがあります。
尚、相野駅構内および駅前に売店・コンビニはありません。ご注意下さい。
 
 

下り1番のりばに設置されている建植式駅名標です。電照式ではありませんが、反射板が使用されています。
JR西日本の標準デザインで、福知山支社特有の黒枠に囲まれています。
下部はJR宝塚線および福知山線のラインカラー(黄色)に塗られています。
尚、駅ナンバリング「JR-G 64」が導入されていますが、この駅名標には表示されていません。柱に設置されている縦型の駅名標に表示されています。
 
 

相野駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東南東~西北西方向にホームが延びています。
左(南)が1番のりばで下り篠山口・福知山方面、右(北)が2番のりばで上り尼崎方面・大阪方面です。
1番のりばから見て2番のりばは少しだけ福知山方(西)にずれています。
また、両ホームの間隔が広いですが、かつては中線が存在していたと思われます。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的に狭くなっています。
上屋は1番のりばが駅舎に面した中ほどの2両分、2番のりばが通勤・通学客に配慮して尼崎方(手前側)の6両分に、それぞれ設置されています。
各ホームにはベンチがあり、1番のりばにはトイレと多機能トイレが、2番のりばには飲料自動販売機が設置されています。
1番のりば中ほどに面して駅舎・改札口があり、やや尼崎寄りには両ホームを結ぶ跨線橋があります(EV併設)。
写真は2番のりばより福知山方を望む。
 
 

2番のりばより尼崎方を望む。ローカル風景が広がります。
この先、田畑が広がる山あいののどかな農村風景の中を右へ左へカーブしながら東南東へ走ります。しばらくして大きく右へカーブすると進路を南に変え、右側に住宅地が見えてくると広野駅へと至ります。
 
 

1番のりばより福知山方を望む。左側の駅外には駅前広場があります。
この先、少しずつ右へカーブしながら山あいの田園風景の中を走ります。右側には山が迫ります。そして針路を北に取ると今度は左側にも山並みが近づき、さらに右カーブで進路を北東に変えてしばらくすると、今度は武庫川の谷に広がる田園地帯に出ます。その後は左へカーブして北に進路を変えると三田市最北端の駅である藍本駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が相野駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました(2019年全駅制覇)。2面2線と小規模で、駅舎も小さく駅前も小さな集落があるのみでしたが、乗降客が多いことに驚きました。バスターミナルの存在と近くにある学校の存在が相野駅の乗車人員を押し上げていました。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線の新快速以下で大阪駅まで移動します。そしてJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速のいずれかに乗り当駅下車です(宝塚行き・新三田行きを除く)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪駅からJR宝塚線の丹波路快速・快速・区間快速のいずれかに乗り、当駅下車です(宝塚行き・新三田行きを除く)。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、意外にも駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは約1.4km北西の「ローソン」です。必ず事前に用意して下さい。
 
東京からの到達難易度もさほど高くありません。JR宝塚線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は相野駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR西日本のHP、さいきの駅舎訪問、Google地図、Wikipedia)