売布神社駅【兵庫県】(阪急宝塚線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
兵庫県宝塚市中部の山あいに広がる住宅街に位置する阪急宝塚本線(阪急宝塚線)の駅で、駅名の通り駅近く(北側)に売布神社が鎮座する難読駅、
売布神社駅 (めふじんじゃえき。Mefu-jinja Station) です。
 
 
駅名
売布神社駅 (HK 54)
 
所在地
兵庫県宝塚市
 
乗車可能路線
阪急電鉄:宝塚本線  
  
隣の駅
大阪梅田方……中山観音駅  
宝塚方…………清荒神駅  
 
訪問・撮影時
2018年1月
 
 

売布神社駅は地平駅で、阪急では珍しく上下線別にホーム、駅舎、改札口が分離されています。
改札内に上下線ホームを結ぶ連絡通路は存在せず、乗車前に行先に応じた駅舎・改札口を選択する必要があります。
踏切(自動車通行不可)を挟んで東(右)に1号線下り宝塚方面駅舎(東駅舎)・ホームがあり、西(左)に2号線上り大阪梅田方面駅舎(西駅舎)・ホームがあります。
東西の駅舎ともホームの宝塚方(南)に設置されています。
両駅舎間を移動するには駅のすぐ南側(宝塚方)にある踏切(写真左)を渡る必要があります。
 
正面の駅舎は東駅舎で、小さな平屋建てですが、駅舎手前に大屋根があるため、駅舎が大きく見えます。
大屋根は右側に建つ再開発ビル「ピピアめふ(複合商業施設。「コープこうべ」などが入居)」に繋がっています。
また、駅舎の出入口に段差はありません。
写真は北を望む。
 
 

東駅舎前より南を望む。後方に東駅舎が、右手に踏切と西駅舎があります。
東口側にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
左側に「ピピアめふ」があり、左前方のマンションは「ピピアめふ2」です。
「ピピアめふ」と「ピピアめふ2」の間(左手前~右後方)には国道176号線が通っています。
 
 

駅前の踏切より南東を望む。
左手に西駅舎があり、踏切の先の左に東駅舎があります。
東駅舎の先に「ピピアめふ」があり、その奥には「ピピアめふ2」が見えます。
駅東側~南側は閑静な住宅街になっていて、一戸建て住宅の割合が高いです。商店は国道176号沿いを除いて少ないです。
また、駅の約200m南東には福知山線【JR宝塚線】が阪急宝塚線と並行していますが、売布神社駅付近にJRの駅はありません。川西能勢口駅(JRは川西池田駅に相当)から宝塚駅の間に阪急は5駅ありますが、JRは中山寺駅の1駅しかありません。
 
 

東口駅舎内にある東改札口です。北を望む。後方に出入口があります。
この改札からは宝塚方面・今津線方面・神戸方面にしか行けませんので注意が必要です。大阪梅田方面へ向かわれる場合は西改札口へお回り下さい。
売布神社駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています(左端に少しだけ自動精算機のような端末が写っています)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が3通路設置されていて、左端が幅広通路で、窓口に面した右端は有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
そして改札を通って階段またはスロープを上がると下り宝塚方面1号線ホームです。売布神社駅はバリアフリーに対応しています。
トイレ・車いす対応トイレは後述の2号線ホームにしかありませんので、もしご利用の場合は駅員にその旨を伝えて下さい。
尚、売布神社駅構内に売店・コンビニはありません。駅前にもありませんのでご注意下さい。最寄りのコンビニは300mほど東にある「セブンイレブン」です。
 
 

こちらは西駅舎です。東を望む。
西駅舎は2階建てで、東駅舎より立派な造りです。出入口は、段差のある所とない所があります。
右側には売店が写っていますが、現在の阪急HPに案内がないので、閉店している可能性があります。
尚、西口側に駅前広場は整備されていません。また、出入口は車道に面していますので飛び出し注意です。
 
 

駅前です。北を望む。右手に西駅舎があり、後方に踏切と東駅舎があります。
西側~北側は再開発されておらず、狭い道路沿いに住宅街が形成されています。商店も点在しています。山地が迫っている事から、西や北へ向かうごとに標高が上がります。
400m少々北西の山上には駅名の由来となった売布神社が鎮座しています。
そして、約150m北にはカトリック教会の男子、女子両修道会である御受難会の日本準管区本部があります。
また、約100m北には池があります(名称不明)。池の北側、山の斜面には住宅団地が開発されています。宝塚市は平地が少ないため、山の手に新興住宅地が多く見られます。
 
 

西口駅舎内にある西改札口です。東を望む。後方に出入口があります。
この改札からは大阪梅田方面・能勢電鉄・箕面線方面・京都方面にしか行けませんので注意が必要です。宝塚方面へ向かわれる場合は東改札口へお回り下さい。
こちらも駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています(左端に見える自動精算機のような端末)。
交通系ICカード『PiTaPa』などに対応の自動改札機が3通路設置されていて、左端が幅広通路で、窓口に面した右端は有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
そして改札を通って左へ曲がり、スロープを上がると上り大阪梅田方面2号線ホームです。
トイレ・車いす対応トイレは2号線ホームの中ほどに設置されています。
 
 

上り2号線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式です。
阪急標準のデザインで、ナールではない新書体が使用されています。
駅ナンバリングも併記されています (HK 54)。
「売布神社駅」は難読駅名として有名です。
 
 

売布神社駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、北東~南南西方向にホームが延びています。カーブ地点に駅があります。
右側(東)が1号線で下り宝塚方面、左側(西)が2号線で上り大阪梅田方面です。
ホーム有効長は8両分で、ホームドアはありません。ホーム幅は2号線の宝塚方(手前側)を除き全体的に狭いです。
上屋は1号線が宝塚方の約4両分、2号線が宝塚方の約7両分に、それぞれ設置されています。
各ホームにはベンチがあり、2号線には冷暖房完備の待合室とトイレ・多機能トイレも設置されています。
そして、各ホームの宝塚方の端(後方)には駅舎・改札口があります。
尚、前述の通り、両ホームを結ぶ連絡通路は存在しません。
写真は2号線より大阪梅田方を望む。
 
 

2号線より宝塚方を望む。左が1号線、右が2号線です。
手前の大阪梅田方は奥の宝塚方よりホーム幅が狭いです。左の1号線は特に狭くなっています。
カーブ地点にホームが設置されているため、ホームと車両の間に隙間が発生します。乗降時は落下しないように注意が必要です。
 
 

2号線より大阪梅田方を望む。
この先、住宅街の中を東北東へ走り、やがて左へカーブすると中山観音駅へと至ります。
 
 

2号線より宝塚方を望む。各ホーム端に駅舎・改札口があり、その先に踏切があります。
この先、住宅街の中を南南西へ走り、やがて右へカーブすると中国自動車道をアンダーパスします。その後は左側に立ち並ぶ住宅の合間から並走する福知山線を見て南西へ走り、再び右へカーブして福知山線と離れ、進路を西に変えると清荒神駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が売布神社駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は手狭ですが、再開発により何とか駅前広場が設置された模様です。駅周辺は住宅街で、駅南側、駅東側は広い道路もありますが、駅北側、駅西側は道路も狭いです。駅名の由来となった売布神社は駅の北西側にあります。
  
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、JR京都線(新快速、快速、普通)に乗り換えて大阪駅で下車。隣接する大阪梅田駅から阪急宝塚本線の急行・宝塚行きに乗り当駅下車です(急行は豊中駅から先の各駅に停車します)。あるいはJR宝塚線(福知山線)で川西池田駅または宝塚駅まで行き、阪急宝塚本線に乗り換えてもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪急の大阪梅田駅から上記のルートで到達できます。余裕で日帰り訪問できます。
  
食料・飲料について、駅前にコンビニがなく、最寄りのコンビニは約300m東の「セブンイレブン」になります。スーパーは駅前の複合ビル「ピピアめふ」内に「コープこうべ」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は存在しません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京からの到達難易度はやや高いですが、
阪急宝塚本線を乗り鉄される際は、ぜひ一度は売布神社駅でも途中下車されてみて下さい!
そして売布神社へご参拝の際はぜひ阪急宝塚線をご利用になり、売布神社駅も観察されてみて下さい!
  
(参考:阪急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)