出来島駅【大阪府】(阪神なんば線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
大阪府大阪市西淀川区西部の、神崎川の近くに広がる住宅街に位置する阪神なんば線の駅、
出来島駅 (できじまえき。Dekijima Station) です。
 
 
駅名
出来島駅 (HS 49)
 
所在地
大阪府大阪市西淀川区 
 
乗車可能路線
阪神電気鉄道:阪神なんば線  
 
隣の駅
尼崎方…………大物駅 (兵庫県)  
大阪難波方……福駅  
 
訪問・撮影時
2017年10月
 
 

出来島駅は高架駅で、2階に駅舎・改札口があり、3階にホームがあります。1階は出入口と駐輪場があり、東西から出入り可能です。
1階と2階の間は階段・上りエスカレーター・エレベーターで結ばれています。ESは早朝と夜間は動きません。
写真は駅西側より北東を望む。高架橋の手前で左へ曲がると西口に到達します。
尚、出来島駅に駅前広場は整備されていません。バス停留場は右側の側道沿いとガードの向こう側の奥へ延びる駅前道路沿いに設けられています。
そして、右側の高架下には現在、私の居住地である兵庫県加古川市が発祥の「業務スーパー」があります。
 
 

西口の出入口です。北西を望む。側道に歩道がないので飛び出し注意です。
高架下1階に改札階2階とを結ぶ階段・上りES・EVが設置されています。1階を右側へ歩けば東口へ抜けられます。
写真左奥では阪神なんば線を阪神高速3号神戸線がオーバーパスしていて、その先には神崎川が流れています。
後方には上写真の撮影地点の交差点があります。
 
 

西口駅前の様子です。南西を望む。右手に西口があり、後方に阪神なんば線のガードがあります。
駅周辺は下町の住宅街ですが、マンションも見られます。正面に延びる道路沿いには出来島商店街が形成されています。
約200m先には国道43号線が横切っています。
そして1kmほど南西へ進むと臨海工業地帯に入ります。
 
 

こちらは東口です。北西を望む。こちらは側道が歩道になっています。
左側のガードをくぐると西口側へ抜けられます。
 
 

東口駅前の様子です。北東を望む。左手に東口があり、後方に阪神なんば線のガードがあります。
こちら側も駅周辺はマンションと一戸建て住宅が混在した住宅街です。
正面に延びる道路は商店街になっていますが、西口側より店舗は少ないです。
そして北東へ進み、神崎川を渡ると1.2kmほどで阪神本線の千船駅に到達します。
 
 

2階にある改札口です。南南東を望む。右手に1階とを結ぶ階段・EVが、左手に1階とを結ぶ上りES(早朝と夜間は停止)があります。
出来島駅は有人駅ですが、駅員不在時に備えて改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『PiTaPa』等に対応の自動改札機が3通路設置されています。一番右が幅広通路です。右端には窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機があります(いずれもICカードチャージ可能)。
また、改札内にはトイレと多機能トイレがあります。
そして3階にある各ホームとの間は階段、上りES(早朝と夜間は停止)、EVで結ばれています。
尚、出来島駅構内に売店・コンビニはありませんが、駅前にコンビニが2軒あります。
 
 

2番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、光源は不明です。
阪神の新デザインで、書体が特徴的です、駅ナンバリングも表示されています (HS 49)。
 
 

出来島駅は相対式ホーム2面2線の高架駅で、北北西~南南東方向にホームが延びています。
右(東)が1番線で下り大阪難波方面・近鉄線方面、左(西)が2番線で上り尼崎方面・神戸三宮方面です。
ホーム有効長は1両当たり21m級の近鉄車6両分です。ホームドアは未設置ですが、もし設置するとなると阪神車と近鉄車でドア位置が異なるのでロープ式になるでしょうね…。ホーム幅は全体的に非常に広いです。
上屋は全6両分に設置されています。普通車のみの停車駅ながらスペックが高いです。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機が、冷暖房完備の待合室が設置されています。阪神は待合室の設置率が高いです。
写真は1番線より尼崎方を望む。
 
 

 

2枚とも1番線より尼崎方を望む。すぐ先で神崎川を渡りますが、以前の橋梁は福~伝法間の新淀川橋梁と同様に低い位置にあったため、高潮対策で1998年に橋梁が嵩上げされました。出来島駅も盛土高架駅から高架橋駅に変わり、ホームが高い位置に設置されました(Wikipediaより)。
 
この先、神崎川を渡り、高架区間で佃地区の住宅街の中を北北西へ走りますが、佃地区に駅はありません。ちなみに東京都中央区にある佃地区のルーツはこの大阪の佃地区です。その後は左門殿川を渡って兵庫県尼崎市に入り、引き続き高架で工場の中を走ります。そして右手に小田南公園を見ながら左へカーブしますが、将来、鳴尾浜球場からこの地に阪神タイガースの二軍の本拠地を移転させる計画があります。その後は西北西に進路を変え、右から阪神本線が接近して、阪神ライディングスクールの先で両路線が寄り添うと大物駅へと至ります。大物駅~尼崎駅は阪神なんば線と阪神本線の複々線区間かつ両路線の二重戸籍区間です。
 
 

1番線より大阪難波方を望む。前方にごみ処理施設である大阪市環境局西淀工場の煙突が見えます。
この先、高架区間で住宅街の中を南南東へ走りますが、淀川通(府道10号)をオーバーパスして、左手に大阪市環境局西淀工場が見えてくると左へカーブしながら築堤区間に変わり、廃川となった大野川の川床に造られた大野川緑陰道路(遊歩道)を橋梁で渡ると地平区間になり、福駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が出来島駅で下車(乗車)したのは2017年の1度きりです。兵庫県の全駅を訪問する目的に関連して、兵庫県に近い駅なので下車しました。レトロな感じの駅が多い旧・西大阪線区間の駅ですが、出来島駅は新しくて綺麗な駅といった印象でした。一方、駅前は住宅街で、下町の雰囲気が漂っていました。
 
東京からですと東海道新幹線で新大阪駅まで行き、東海道本線【JR京都線】に乗り換えて大阪駅下車。大阪駅では大阪環状線内回り電車(種別不問)に乗り換えて西九条駅で下車します。そして改札を出て隣接する阪神電鉄の西九条駅より阪神なんば線・尼崎方面の普通電車に乗車して当駅下車です。または大阪駅~大阪梅田駅で阪神電車に乗り換えて、下記のルートでも到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、梅田からですと上記のルートのほか、大阪梅田駅から阪神本線で尼崎駅または大物駅まで行き、阪神なんば線の大阪難波方面普通車に乗り換えても到達できます。難波からですと阪神なんば線の普通車に乗れば乗換なしで到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前に複数のコンビニがあり、駅少し東側にはスーパー「ライフ」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は少なく、最寄りのチェーン店は約500m南の「なか卯」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京からの到達難易度もそう高くありません。阪神なんば線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は出来島駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:阪神電気鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)