高田橋駅【岐阜県】(名鉄各務原線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
岐阜県岐阜市南東部の、各務原市との境界に近いのどかな田園風景の残る住宅地に位置する名鉄各務原線の駅で、春になると駅東側を流れる境川沿いの桜並木が美しい
高田橋駅 (たかだばしえき。TAKADA-BASHI Station) です。
 
 
駅名
高田橋駅 (KG 12)
 
所在地
岐阜県岐阜市 
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:各務原線
 
隣の駅
新鵜沼方………新加納駅  
名鉄岐阜方……手力駅
 
訪問・撮影時
2019年1月(晴天)、4月(曇天)
 
 

高田橋駅は地平駅ですが、右側を流れる境川の堤防と同じ高さにあるため、堤防の西側(写真左)では築堤高架になります。
また、上下線別にホーム、駅舎、改札口が設置されています。各駅舎とも駅外と駅舎の間に段差がありません。
改札内に上下線ホームを結ぶ連絡通路が存在しないため、乗車前に行先に応じた駅舎・改札口を選択する必要があります。
踏切の手前(南)が上り2番線名鉄岐阜方面ホームに面した南駅舎で、奥(北)が下り1番線新鵜沼・犬山方面ホームに面した北駅舎です。
両駅舎ともカマボコ屋根の簡易駅舎になっています。
尚、高田橋駅には駅前広場が存在しません。バス停留所は約100m南、旧中山道(県道181号線)上に設けられています。
写真は駅南側より北を望む。
 
 

こちらは下り1番線新鵜沼・犬山方面ホームの東側(新鵜沼方)に設置されている北駅舎です。南西を望む。
駅舎は境川の堤防道路から少し奥まった位置にあります。
築堤上に設置されており、築堤下(写真右)には無料駐輪場があります。
左側に踏切があり、その先の右には南駅舎があります。
 
 

駅前の様子です。北を望む。左手に北駅舎があり、後方に踏切と南駅舎があります。
右側では南北方向に境川が流れています。堤防には桜の木が植えられており、春になると桜の花が咲き誇ります。写真は1月の撮影で、寒々しい風景ですが…。
 
 

こちらは下り1番線ホームより北北西を望む。右側を境川が流れています。
駅北側は田園地帯で、住宅は少ないです。
約250m北では高山本線が各務原線に並行しており、肉眼で高山本線の築堤や走行中の列車を確認可能です。
また、遠方には山頂に岐阜城がある金華山などを望めます。
 
 

犬山方面の北駅舎内にある改札口の様子です。西を望む。後方に出入口があります。
高田橋駅は無人駅で、駅集中管理システムが導入されています。改札内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用通路、右が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
入場時、ICカードの残額が不足している場合はICカードを改札機にタッチして入場し(残額0円でもタッチの上で入場可能)、改札内または下車駅のチャージ機でチャージする必要があります。
そして改札を通った先は新鵜沼・犬山方面下り1番線ホームで、改札とホームの段差は階段とスロープで解消していて、バリアフリーに対応しています。
尚、高田橋駅構内にトイレ・売店・コンビニはありません。駅前にもありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは上り2番線名鉄岐阜方面ホームの東側(新鵜沼方)に設置されている南駅舎です。北西を望む。
こちらも駅舎は堤防道路から少し奥まった位置にあります。盛土が駅舎全体に及んでいないため、駅舎は人工地盤上に建てられています。
南側には無料駐輪場が存在せず、堤防道路の車両すれ違い待避所の部分に駐輪されていますが、ここは公認の駐輪場ではないと思われ、南側にも駐輪場の整備が望まれます。
右側に踏切があり、その先の左には北駅舎があります。
 
 

駅前の様子です。南を望む。右手に南駅舎があり、後方に踏切と北駅舎があります。
左側では南北方向に境川が流れています。写真は4月訪問時のもので、もう葉桜でしたが綺麗な桜並木です。
 
また、駅南側は約60m南を東西方向に延びる旧中山道沿いを中心に住宅街が形成されていますが、商店は少ないです。
境川を渡る旧中山道の橋梁名が「高田橋」で、駅名の由来となっています。
そして、旧中山道に入って400mほど東へ進むと各務原市に入ります。
 
 

こちらは名鉄岐阜方面の南駅舎内にある改札口の様子です。西を望む。
後方に出入口があります。改札内外にインターホンが設置されています。
北駅舎の改札とほぼ同様のレイアウトで、同等の設備を有しています。
そして改札を通った先は名鉄岐阜方面上り2番線ホームで、改札とホームの段差は階段とスロープで解消していて、バリアフリーに対応しています。 
 
 

上り2番線に設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、隣駅部分にもローマ字が併記されている新タイプです。
また、駅ナンバリングも併記されています (KG 12)。
駅ナンバリング部分には各務原線のラインカラーであるグリーンが使用されています。
尚、駅ナンバリングの「KG」ですが、各務原線の「各務」の「K」と「(が)原」の「G」を使用しています。
 
 

高田橋駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東西方向にホームが延びています。
右(北)のホームが1番線で下り新鵜沼・犬山方面、左(南)のホームが2番線で上り名鉄岐阜方面です。
ホーム有効長は4両分で、6両編成の列車は後2両のドアカットが行われます。特に後方が2両編成の場合は当駅で降車できなくなるので、犬山方面は手前の手力駅までに、名鉄岐阜方面は新那加駅までに、必ず前4両に移って下さい。
ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的に狭いですが、新鵜沼寄り(手前側)の上屋下部分はやや広いです。
上屋は各番線とも駅舎に隣接する新鵜沼寄りの約1両しかありません。雨天時に当駅で下車される際は新鵜沼寄りの車両にご乗車下さい(但し、名鉄岐阜行きで6両編成の場合は前から3両目後方~4両目前方にご乗車下さい)。
各ホームの上屋下にはベンチが設置されています。
そして各ホームの新鵜沼寄り(後方。ホーム端ではない)には駅舎・改札口があります。
前述の通り、改札内で両ホームを結ぶ連絡通路はありません。
写真は1番線より名鉄岐阜方を望む。
 
 

こちらは1番線より新鵜沼方を望む。左が1番線、右が2番線です。
高田橋駅の先で境川を渡りますが、単線幅の橋梁が2つ並んでいる事もあって上下線の間隔が開いており、その影響で端の近くにある高田橋駅も上下線間が開いています。
 
 

2番線より新鵜沼方を望む。各ホームの新鵜沼寄り(後方)に駅舎・改札口があります。
この先、すぐに境川を渡り、下り勾配で田園風景の中を東へ走ると各務原市に入ります。その後は東海北陸自動車道をアンダーパスして左側を並走する高山本線が近づいてくると左へカーブして、右手の住宅地を見ながら上り勾配で走ります。そして高山本線がほぼ並走状態になり、坂を登り切ると新加納駅へと至ります。
 
 

2番線より名鉄岐阜方を望む。
この先、左手に住宅地を、右手に田園地帯を見て下り勾配で西へ走ります。その後は右へカーブして、地平区間になると右側車窓も住宅地に変わり、手力駅へと至ります。高田橋駅と手力駅の駅間距離はわずか0.6kmと短く、肉眼で手力駅ホームを確認できます。
 
 
あとがき
私が高田橋駅で下車(乗車)したのは2019年1月と4月の計2度です。1月は名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)が、写真が不十分だったため4月にリベンジ訪問しました。小さな無人駅でしたが。境川の橋梁の関係で上下線の間隔が東へ進むごとに離れる配線になっています。駅前は住宅地と田園が混在していました。また、4月訪問時は境川の桜が散りかけでしたが、綺麗な風景でした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の特急・名鉄岐阜行きに乗車して終点下車。さらに各務原線電車(種別不問)に乗り換えて当駅下車です。あるいは名鉄名古屋駅から犬山線の快速特急・急行に乗車して犬山遊園駅で各務原線直通電車(種別不問)に乗り換えてもOKです。所要時間は名鉄岐阜経由の方が少し短いです。名鉄名古屋駅から1時間足らずでアクセス可能です。じゅうぶん日帰り訪問できます。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。東海道本線で訪問の際は岐阜駅で下車し、近くの名鉄岐阜駅へ徒歩移動してもOKです。その際は東改札口からご入場下さい。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は一切ありません。最寄りのコンビニは約800m南西の「ファミリーマート」になり、1km圏内に飲食チェーン店はありません。必ず事前に用意して下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄各務原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は高田橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)