梅坪駅【愛知県】(名鉄三河線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県豊田市の中心市街地北部に位置する名鉄三河線と名鉄豊田線の接続駅で、周辺には整然とした住宅街が広がっている
梅坪駅 (うめつぼえき。UMETSUBO Station) です。
 
 
駅名
梅坪駅 (MY 08)
 
所在地
愛知県豊田市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:三河線 【山線】豊田線
 
隣の駅
名鉄三河線
知立方……豊田市駅  
猿投方……越戸駅
 
名鉄豊田線 
赤池方……上豊田駅
 
訪問・撮影時
2018年4月、2019年1月
  
 

 

梅坪駅は高架駅で、豊田線(当時の案内上は豊田新線)開業約4ヶ月前の1979年3月27日に高架化されました。
高架下1階にに駅舎があり、出入口は駅舎北側の東西にあります。出入口は東西自由通路を兼ねていて、駅外と駅舎の間に段差はありません。
通路の左側はテナントが入っています(飲食店ではありません)。
写真は西口で、2枚とも東を望む。
西口にはロータリーを有する駅前広場が整備されていて、バス停留所とタクシー乗り場が設けられています。
 
 

西口駅前の様子です。西を望む。後方に梅坪駅があります。
駅前は区画整理されており、整然とした住宅街が広がっています。マンションも点在しています。
駅前には商店が点在していますが、数は多くありません。
また、約500m西は丘陵地になっていますが、丘陵上も開発が進んでいます。
そして、西口の約650m北には愛知環状鉄道線(愛環線)の愛環梅坪駅がありますが、少々遠いです。名鉄線と愛環線の乗換は南隣の豊田市駅(名鉄)~新豊田駅(愛環)が便利です。
 
 

こちらは東口です。西を望む。高架下左側に駅舎があります。
東口には駅前広場がありません。
高架橋の手前にスペースがありますが、名鉄協商の月極駐車場およびコインパーキングになっています。
 
 

東口駅前の様子です。ホームより東を望む。
駅前広場がないため裏口といった感じがします…。
とは言え、東口駅前も住宅街になっており、マンションも多く見られます。駅南東側(右側)にはAGC愛知工場があります。
また、すぐ東側を南北方向に延びる国道419号線沿いにはカーディーラーや飲食店などの郊外型店舗が点在しています。
そして、約600m東方には矢作川が三河線と並行する形で南北方向に流れています。
矢作川の向こう側には奥三河の山並みを遠望できます。
 
 

高架下1階にある改札口の様子です。南を望む。梅坪駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
右が西口、左が東口です。
以前の梅坪駅は有人駅でしたが、駅集中管理システム導入により2003年に無人駅になりました。窓口はシャッターが下ろされており、改札内外にはインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が3通路設置されており、全てICカード・磁気券の併用通路です。窓口跡に面した右端が車いす対応の幅広通路になっています。
改札口の右手前には自動券売機が2台あり、うちタッチパネル式の1台は『manaca』のチャージが可能です。
改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります(改札を入って右側)。
そして改札を通って正面には2階ホームの北端に通じる階段があり、左へ進むとトイレ・多機能トイレがあります。さらに先には2階ホーム中ほどとを結ぶ階段とエレベーターが設置されています。
尚、梅坪駅構内および駅前に売店・コンビニはありません。最寄りのコンビニは約230m北西の「ヤマザキショップ」になります。
改札口の左手前(改札外)には飲料自動販売機が設置されています。
 
 

1番線南側(知立方)に設置されている建植式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインですが、隣駅に英語表記が書かれていない旧タイプです。
駅ナンバリングも併記されています (MY 08)。
駅ナンバリング部分には三河線山線のラインカラーである黄緑が使用されています。
尚、駅ナンバリングの「MY」ですが、「M」は三河線、「Y」は山線を意味しています。
ちなみに梅坪駅は三河線と豊田線の駅ですが、三河線の所属駅であるため駅番号は三河線の「MY 08」だけです。
豊田線の駅番号トップナンバー「TT 01」は隣の上豊田駅です。
 
 

梅坪駅は三河線と豊田線の接続駅ながら島式ホーム1面2線のみと小規模です。
高架構造になっていて、南南西~北北東方向にホームが延びています。
左(西)が1番線で三河線上り猿投行き及び豊田線上り赤池方面・名古屋市営地下鉄鶴舞線方面です。
右(東)が2番線で三河線下り知立方面及び豊田線下り豊田市行きです。
豊田線電車は全て三河線知立方、豊田市駅まで乗り入れます。
ホーム有効長は豊田線の20m車6両分です。ホーム幅は全体的にやや狭いですが、両端部が狭すぎる事はありません。
ホームドアはありませんが、三河線列車用に、ホームの線路際に列車発車直後の人のはみ出しを検知する赤外線ホームセンサーが設置されていて、発車時に人がセンサーを越えて線路側・車両側へ近づくとセンサーが反応して列車が停車するシステムになっています。三河線山線では無人駅においてこのシステムを整備した上でワンマン運転に踏み切っています。この設備は豊田線列車では使用されません。もし今後、当駅にホームドアが設置されるとなると、19m3扉の三河線と20m4扉の豊田線ではドア位置がばらつくため、昇降式の設備が導入されるのでしょうね…。まぁ、名鉄においてホームドアはまだまだ普及しないと思いますが…。
上屋は猿投方・赤池方(写真奥)の約3両分のみに設置されています。豊田線列車(6連)は豊田市方(手前側)の3両が、三河線列車は4連の知立方1両が上屋からはみ出してしまうので雨天時は注意が必要です(2連は全て上屋内に収まります)。
写真は2番線側より三河線・猿投方、豊田線・赤池方を望む。
 
 

こちらは1番線のエレベーターのりば前より三河線・知立方を望む。右が1番線で左が2番線です。
ホーム上屋下にはベンチ、待合室(空調なし)が設置されています。
猿投方・赤池方の端(後方)には上屋と連続する形で1階改札口とを結ぶ階段があり、中ほどには1階とを結ぶEV(左側)と階段(左前方)があります。
トイレと多機能トイレは1階にありますが、EVまたは前方の階段をご利用下さい。
 
 

豊田市方・知立方を望む。右が1番線、左が2番線です。梅坪~豊田市は複線区間です。
この先、住宅街の中を南南西へ走り、左へカーブして市街地に入ると豊田市駅へと至ります。
正面には豊田市駅西口に位置する松坂屋豊田店のビルが見えますが、松坂屋豊田店は2021年9月30日を以って閉店予定です。
 
 

2番線より三河線・猿投方を望む。ホーム端に階段と係員詰所があります。
三河線はこの先、終点の猿投駅まで単線区間になります。
この先、三河線は右へカーブして左へカーブする豊田線と分かれます。その後は国道419号をオーバーパスして、単線高架で整然とした住宅地の中を北東へ走ります。そして右手に日本発条豊田工場を見て走ると矢作川の支流である伊保川を渡り、田園風景の中を走るようになります。その後は右手に住宅地を見て走り、右へカーブして東北東に進路を変えると高架駅である越戸駅へと至ります。
 
 

1番線より豊田線・赤池方を望む。直進するのが豊田線で、右へ分かれるのが三河線です。
この先、三河線が右へ分かれ、豊田線は左へカーブして住宅街の中を北上します。そして左手に愛環梅坪駅が見えてくるとすぐに愛環線をオーバークロスしますが、ここに豊田線の駅はありません。その後は丘陵地に入りますが、高架区間のまま北上を続け、周りが農村風景になってくると左へカーブします。そして雑木林の間を抜けて再び左へカーブすると上豊田駅へと至ります。地形の関係でホームの赤池方は掘割になっています。
 
 
あとがき
私が梅坪駅で下車(乗車)したのは2018年、2019年の計2度です。2018年名鉄全駅訪問計画の一環で下車しましたが(2019年8月に全駅制覇済)、撮影した写真が不足していたため2019年にリベンジ訪問しました。三河線と豊田線が接続する高架駅ですが、駅は島式ホーム1面2線のみで、小さな駅でした。駅前は住宅街で、西口にはロータリーが整備されていますが、東側は裏口然としていて駅前広場がありませんでした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の豊橋方面特急・快速特急に乗り知立駅で下車。三河線山線の猿投行きに乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。在来線の場合は刈谷駅まで行き、三河線海線と山線を乗り継いでも到達可能です。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは約300m北西の「ローソン」ですが、約230m北西には「ヤマザキショップ」もあります。最寄りの飲食チェーン店は約350m北の「リンガーハット」で、北隣には「ココイチ」が、少し北には「モスバーガー」があります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄三河線および名鉄豊田線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は梅坪駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:名鉄のHP、Google地図、Wikipedia)