今回の【駅】コーナーは、
埼玉県川口市東部の鳩ヶ谷地区南側に広がる住宅街の中に位置する埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線の駅で、地下駅であり、川口オートレース場への最寄駅である
南鳩ヶ谷駅 (みなみはとがやえき。Minami-hatogaya Station) です。
駅名
南鳩ヶ谷駅 (SR 21)
所在地
埼玉県川口市
乗車可能路線
埼玉高速鉄道：埼玉高速鉄道線【愛称：埼玉スタジアム線】
隣の駅
赤羽岩淵方……川口元郷駅
浦和美園方……鳩ヶ谷駅
訪問・撮影時
2020年3月
南鳩ヶ谷駅は地下駅で、南北方向に延びる国道122号線(岩槻街道)の地下に駅舎・ホームが設けられています。
岩槻街道の東西に出入口が各1ヶ所設置されており、うち西側の2番出入口のみがエレベーターを備え、バリアフリーに対応しています。
写真は東側の1番出入口で、階段と上りエスカレーターの設備がありますが、エレベーターはありませんので車いすで駅をご利用の場合は国道122号を渡って西側の2番出入口へ回る必要があります。
後方には駅前広場があります。
写真は北を望む。
駅前(東側)の様子です。東を望む。
手前を左(北)～右(南)に国道122号が延びています。
正面にはロータリーを有する駅前広場が整備されていますが、バス停留所はありません。バス停は国道122号沿いに南鳩ヶ谷駅停留所があり、約130m東の幹線道路沿いに南鳩ヶ谷駅入口停留所が設けられています。
左手に1番出入口があります。
駅東側は住宅街になっていて、概ね平坦です。戸建住宅の割合が高いです。商店は少ないです。
また、駅北側～駅東側にかけて新芝川が流れています。
1番出入口前より西を望む。
右手に1番出入口があり、左～左後方に駅前広場があります。
正面を左(南)～右(北)に延びる道路は国道122号(岩槻街道)です。
国道の向こう側、写真右奥に後述の2番出入口があります。
こちらは2番出入口です。西を望む。右後方には1番出入口があります。
2番出入口は地上2階建てで、国道122号の西側歩道に面しています。
1階部分に出入口があり、2階部分には保育所「ちびっこランド南鳩ヶ谷園」が入っています。
こちらの2番出入口は階段、上りエスカレーター、エレベーターの設備があり、バリアフリーに対応しています。
駅西側も住宅街で、戸建住宅の割合が高くなっています。
駅東側、駅前広場前の南鳩ヶ谷駅バス停より南を望む。左に1番出入口が、右に2番出入口があります。
手前(北)～奥(南)の道路は国道122号で、地下に南鳩ヶ谷駅があります。
駅南側も住宅街ですが、国道122号沿いにはロードサイド店舗が立ち並んでいます。但し、飲食店は少ないです。
駅西側、2番出入口前より北を望む。
左が2番出入口で、右側を手前(南)～奥(北)に延びる国道122号の右側(東)に1番出入口があります。
国道122号の後方地下に南鳩ヶ谷駅があります。
尚、国道122号はすぐ先で新芝川を渡るからなのか、北側にはロードサイド店舗が少ないです。
また、駅北側も住宅街が広がっています。
そして、前方の南鳩ヶ谷駅交差点を左折してひたすら西へ進むと川口オートレース場に到達します(駅から正門まで約1.3km)。ちなみに、レース開催日には東側の駅前広場とオートレース場を結ぶ無料シャトルバスが運行していますが、本数が少ないので事前にご確認下さい。
地下1階にある改札口です。南東を望む。南鳩ヶ谷駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
左後方は1番出入口、2番出入口の通路で、突き当たりの手前右側にコンビニ「デイリーヤマザキ」があります。「デイリーヤマザキ」の裏手にはイートイン用のテーブルと椅子があります。
突き当たりを右へ曲がると1番出入口(階段・上りES)で、左へ曲がると2番出入口(階段・上りES・EV)です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が計4通路あり、窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
改札口の右手前には自動券売機があり、さらに右の突き当たりには駅事務室があります。自動券売機と駅事務室の間にはなぜか椅子とテーブルがあります。
トイレ・多機能トイレは改札に入って左側にあります。
そして地下2階にあるホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
尚、改札内に売店・コンビニはありません。改札口のすぐ左側には飲料自動販売機が設置されています。
また、改札内コンコースには「ポケット広場」と呼ばれる待合所があります。
1番線の側壁に設置されている駅名標です。電照式と思われますが、点灯していませんでした。
地下鉄でよく見られる横長のタイプで、東京メトロと似たデザインですが、こちらは地色が灰色になっています。
また、側面の帯に使用されている藍色は、南鳩ヶ谷駅のステーションカラーです。
駅ナンバリングも併記されています (ST 21)。
駅番号は南北線の続番で、アルファベット部分が埼玉高速鉄道の「ST」になっています。
そして下部には副駅名「川口オートレース場 最寄駅」が追加で書かれています。
また、写真の駅名標はローマ字併記タイプですが、ひらがな併記タイプもあります。
南鳩ヶ谷駅は島式ホーム1面2線の地下構造で、南北方向にホームが延びています。
右(西)が1番線で下り東川口・浦和美園方面、左(東)が2番線で上り赤羽岩淵、東京メトロ南北線方面です。
現在のホーム有効長は6両分で、ホームドアが設置されています。ホームドアは南北線のようなフルスクリーン式ではありません。
ホーム幅は普通です(階段部分は狭くなっています)。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
写真は1番線側より赤羽岩淵方を望む。
1番線より赤羽岩淵方を望む。
当駅では将来の増結に備えて8両分のホーム有効長を確保していますが、両端各1両分は準備工事にとどめ、ホームドアは設置されず柵により立入できません。
しかし2022年上期に8両編成列車の運転が開始される予定で、このホーム端のスペースが整備される予定です(点字ブロック設置・ホームドア設置など。もう工事が始まっているかもしれませんが)。
この先、住宅街の中を走る国道122号(岩槻街道)の地下をひたすら南下し、国道が右へカーブすると埼玉スタジアム線も右へカーブして川口元郷駅へと至ります。
1番線より浦和美園方を望む。
こちらも端の1両分が立入禁止になっています。8両運転開始に伴い整備される予定です。
この先、住宅街の中を走る国道122号の地下を北上し、新芝川をくぐります。その後は左へカーブしながら走り、北北西よりに進路を変えて市街地に入ると鳩ヶ谷駅へと至ります。
あとがき
私が南鳩ヶ谷駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。郊外にある駅ですが、地下駅です。駅前は新旧入り交じった住宅街で、駅の地上部を通る国道122号線は交通量が多く、渋滞していました。
新宿からですと東京メトロ丸ノ内線の池袋方面電車に乗り、四ツ谷駅で南北線赤羽岩淵・浦和美園方面電車に乗り換えるのですが、行先が赤羽岩淵行きですと南鳩ヶ谷駅へは行けませんので、埼玉高速鉄道線直通の浦和美園行きまたは鳩ヶ谷行きにご乗車下さい。そして当駅下車になりますが、東京メトロに乗車可能なフリーきっぷ類ですと赤羽岩淵～南鳩ヶ谷駅が乗り越しとなりますので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、京浜東北線北行(大宮方面)にご乗車の上、王子駅で南北線赤羽岩淵方面(浦和美園行きor鳩ヶ谷行き)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内改札外にコンビニがあり、駅東側、駅西側にもコンビニがあります。一方、気軽に入れる飲食店は周辺に少なく、チェーン店は駅東側すぐの「かつや」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もそう高くありません。埼玉高速鉄道線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は南鳩ヶ谷駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：埼玉高速鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)