柴田駅【愛知県】(名鉄常滑線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県名古屋市南区南西部の、東海市との境界をなす天白川沿いに広がる住宅街・歓楽街の中に位置する名鉄常滑線の駅で、一定以上の年齢の人には「サウナジャンボ」のCMでおなじみの駅、そしてパソコン周辺機器メーカー「バッファロー」が大須で新社屋を建設時、一時的に当地に本社を移転していたためPCユーザーにも少しは知名度があると思われる、
柴田駅 (しばたえき。SHIBATA Station) です。
 
尚、ごくありふれた感じの駅名ですが、意外にも「柴田駅」は全国を探しても当駅のみです(同音の「新発田駅」はあります)。
 
 
駅名
柴田駅 (TA 05)
 
所在地
愛知県名古屋市南区
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:常滑線 
 
隣の駅
神宮前方……大同町駅
常滑方………名和駅  
 
訪問・撮影時
2019年1月
 
 

 

柴田駅は高架駅で、2004年から2006年にかけて高架化されました。
駅舎は高架下にあり、東西に出入口があります。駅外と駅舎の間に段差はありません。
写真は正面口に相当する東口で、上写真は西を、下写真は北西を望む。
尚、東口に駅前広場はあるのですが、歩行者用のスペースが存在するのみで、ロータリーなどは整備されていません。バス停留所は約200m北東、常滑線の東側を南北方向に並行する国道247号線沿いに設けられています。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。後方に柴田駅があります。
柴田駅東口周辺(特に写真左側の北東側)は歓楽街として有名で、駅前にも風俗店があります。
約100m先には国道247号が左右方向(南北方向)に延びていて、沿道には商店が立ち並んでおり、風俗店も見られます。
国道247号の東側は住宅街になっています。
 
 

また、東口の北側にはテレビCMも放送されていた(現在は?)、「サウナジャンボ」があります。
CMでは確か「柴田!、駅前!、サウナ!、ジャンボ!」と歌っていたと思います。
競馬中継の特によく流れていたと記憶しています。インパクトが強く、今でも覚えていますwww
 
 

こちらは西口です。北を望む。
少し奥まった場所に駅舎への出入口があり、手前の道路と駅舎の間にはコンビニエンスストア「セブンイレブン」があります。
尚、西口には駅前広場が整備されていません。
 
 

西口駅前の様子です。西を望む。後方に柴田駅があります。
こちらの西口側は商店もなく、整然とした住宅街になっています。低層の集合住宅が多く、一戸建て住宅も見られます。
約500m西には柴田水処理センター(柴田下水処理場)があり、その西側を名古屋臨海鉄道南港線が南北方向に通っています。
また、西口の約300m北には大同病院・だいどうクリニックがあります。
 
 

高架下1階にある改札口の様子です。北を望む。
柴田駅の改札口はこの1ヶ所のみです。右が東口、左が西口です。
かつては有人駅でしたが、高架化が完成した2006年に駅集中管理システム導入が導入され、無人駅化されました。無人駅を前提に高架化されたため、当初より窓口は設置されていません。代わりに改札内外にインターホンが設置されています。
名鉄の高架駅でおなじみの高架橋むき出しの構造で、しかも薄暗いです。治安面で不安を抱く人もいるかもしれませんし、もう少し明るくできないのでしょうか?
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が3通路あり、中央はICカード専用、右端は幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージが可能な自動券売機が1台あります。多くの無人駅において改札外でチャージができない中、一定数の乗降客がいる柴田駅では改札外でもチャージ可能です。
また、改札内にはICカードチャージ機と磁気券用の自動精算機があります。
トイレと多機能トイレは改札を入って左側にあります。
そして2階にある各ホームとの間には階段各2ヶ所、エレベーター各1基が設置されています。北側の階段は踊り場を経由します。
尚、後方にはコンビニ「セブンイレブン」があります。改札内に店舗はありません。
 
 

上り2番線ホームの側壁に設置されている駅名標です。電照式ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (TA 05)。
駅ナンバリング部分には常滑線・空港線のラインカラーである青色が使用されています。
尚、駅ナンバリングの「TA」ですが、常滑線の頭文字の「T」と、空港線の「空港」を英訳した「airport」の頭文字の「A」で構成されています。
 
 

 

柴田駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。
左(東)のホームが1番線で下り常滑・中部国際空港・河和・内海方面、右(西)のホームが2番線で上り神宮前・金山・名鉄名古屋方面です。
各ホームとも有効長は8両分で、ホームドアは未設置です。ホーム幅は上屋下こそ広くなっていますが(階段部分を除く)、上屋がかかっていない両端は狭くなっていて、特に下り1番線の両端(左手前と左奥)は身の危険を感じるほど狭いです。『ミュースカイ』などの通過時は要注意です。
上屋は1番線が常滑方の3両分に(8連の場合、2両目~4両目)、2番線が常滑寄りの5両分に(8連の場合、4両目~8両目)、それぞれ設置されています。上屋のない部分がありますので雨天時に下車される際は注意が必要です。
そして各ホームにはベンチ、飲料自動販売機、待合室(空調は?)がそれぞれ設置されています。
1番線の左側には前述の「サウナジャンボ」が見えます。
写真は2枚とも2番線より常滑方を望む。
 
 

2番線より神宮前方を望む。左側にだいどうクリニックと大同病院が見えます。
この先、高架区間で市街地の中を一直線に北上し、県道36号をオーバーパスします。その後は住宅街の中を北へ走り、右へカーブすると大同町駅へと至ります。
尚、柴田駅と大同町駅の距離は0.8kmと短く、肉眼で大同町駅ホームを確認できます。
 
 

2番線より常滑方・中部国際空港方を望む。
この先、左へカーブしながら住宅街の中を南下し、高架区間が終わると踏切を通過してから天白川を渡り、東海市に入ります。その後は再び高架区間になり、左へカーブしながら工場や倉庫が立ち並ぶ中を走り、進路を南南東に定めると西知多産業道路(国道247号バイパス)をオーバーパスします。その後も高架のまま工場や倉庫、ロードサイド店舗を見ながら走ると名和駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が柴田駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。少年時代を東海地方で過ごしたので、サウナジャンボのCMで柴田駅の存在は知っていましたが、初めて下車したのはつい最近の2019年までかかりました。駅は綺麗な高架駅でしたが、ホームの端が狭く危険でした。駅前には確かにサウナジャンボがあり、北東側には歓楽街が広がっていました。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅4番線からミュースカイを除く種別の電車に乗って金山駅まで行き、当駅始発の常滑線太田川方面の普通列車に乗り換えて当駅下車です。あるいは名鉄名古屋駅から急行の河和行きまたは内海行きで大江駅まで行き、接続する太田川方面の普通に乗り換えても到達できます。JRと名鉄の乗換は金山駅でもOKです。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。金山駅で名鉄に乗り換えてもOKです。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅前高架下にあります。最寄りの飲食チェーン店は約170m南東の「ステーキ宮」ですが、他に約250m北東に「藤一番らーめん」、約450m北東に「かつや」、約500m北東に「無添くら寿司」があります。いずれも国道247号沿いです。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄常滑線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は柴田駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)