第1401回('20) 鶴見線を乗り鉄して、未訪問駅を全て降り鉄 | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 
前回の続き…
 
2020年11月21日~23日、2泊3日の日程で主に神奈川県の駅を降り鉄する旅に出かけました。宿泊は「GoToトラベル」を利用して割安に済ませられました。
また、新型コロナウイルス感染拡大の第3波が襲来しつつありましたが、いつもと同様にマスクの着用、アルコール消毒液の携帯といった新型コロナウイルス対策を講じた上で今回の旅行を決行しました。
 
今回は最終日、3日目前半の内容です。
この日も早朝に出発し、午前は鶴見線を乗り鉄しました。そして未訪問駅を全て制覇しました。休日の列車本数が少ない海芝浦支線と大川支線がネックでしたが、徒歩連絡も交えて効率的に回るようにしました。
 
今回の日程 2020年11月23日  (月・祝)   【前半】
 
関内454(根岸線)459横浜553(京浜東北線)603鶴見620(鶴見線)633浜川崎644(上り各停)646武蔵白石700(徒歩)715大川736(鶴見線大川支線)740安善757(本線)804国道824(下り各停)825鶴見小野842(各停)844弁天橋859(本線→鶴見線海芝浦支線)905海芝浦917(海芝浦支線上り)919新芝浦930(徒歩)940浅野956(本線)1004鶴見
 
【後半へ続く】
 
この日も4時に起床して、朝食を済ませてからホテルをチェックアウトしました。まだ暗い街並みを歩いてJR根岸線の関内駅へ向かい、『Suica』で改札を通りました。そして4時54分発の各駅停車・大宮行きに乗車しました。E233系10連で、乗り込んだ9両目(2号車)はガラガラでした。私は着席し、まだ暗くて景色が見えなかったのでスマホを操作して道中を過ごしました。そして5分の乗車で到着した横浜駅で下車しました。横浜駅では各改札口の様子を観察しましたが、構内が広くて利用客が多い駅であり、何ヶ所も改札口がありました。中でも京急の駅とは隣接していて、スムーズに乗換ができそうに見えた一方、東急と横浜高速鉄道の改札は地下にあり、かつての地上駅時代と比較して乗換が不便になって久しいです。
 
 

 
1時間近く横浜駅に滞在した後は京浜東北線ホームへと戻り、5時53分発の各停・大宮行き(E233系10連)に乗車。最後部車両は大半の席が埋まっていたものの着席して、まだ明るくなりきっていなかったので今度も道中はスマホを操作しました。そして私は3駅目の鶴見駅で下車しました。
 
 

 
鶴見駅では鶴見線に乗り換えます。乗換改札を通って高架の鶴見線ホームに入りましたが、祝日ながら一定数の通勤客が電車を待っていました。365日24時間稼働している工場も多いと思いますが、それでも土休日は通勤需要が少ないため、鶴見線のラッシュ時は平日と土休日で本数の差が大きくなっています。レトロな雰囲気のホームを観察していると電車が入線して、折り返し6時20分発の扇町行きになります。ちなみに鶴見線の電車は全て各駅停車です。車両は205系3連で、私は最後部車両に乗り込みました。既に半分以上の座席が埋まっていましたが私は着席して、水分を補給しながら発車を待ちました。その間も次々と乗客が増え、満席プラス少々の立客で電車は鶴見駅を後にしました。
 
 

 
道中は車窓風景を眺めていましたが、2駅目の鶴見小野駅までは住宅街を走ります。鶴見小野駅を過ぎて首都高速神奈川1号横羽線と産業道路をくぐると風景は一変、臨海部の工業地帯に入りました。駅ごとに多くの乗客が下車していきましたが、乗ってくる人は非常に少なかったです。私はしばらくこの電車に乗り続け、6時33分に到着した浜川崎駅で下車しました。浜川崎駅は6月にも南武支線経由で訪問していますが、その時に風景写真の撮り忘れがあったため今回リベンジ訪問しました。駅前風景を撮影後は鶴見線ホームへと戻りました。
 
 

 
浜川崎駅より先にある昭和駅と扇町駅は6月に訪問済みなので今回はパスして、鶴見方面に戻ります。乗車したのは6時44分発の鶴見行きで、先程の扇町行きの折り返し便です。205系3連で、車内はガラガラでした。私は最後部車両で着席して、車窓風景を眺めながら道中を過ごし、次駅の武蔵白石駅で下車しました。かつては大川支線と乗換可能な武蔵白石駅でしたが、大川支線のカーブが急すぎてホームに干渉しない17m車の旧型国電が使用され続けていました。しかし車両の老朽化が著しい事から1996年にホームを撤去して20m車の103系が大川支線に入線できるようにして、本線と大川支線の乗換は西隣の安善駅で行うこととしました。但し大川支線の正式な起点は現在も武蔵白石駅で、鶴見方面から大川駅までの定期券で武蔵白石駅で途中下車が可能だったり、武蔵白石駅および浜川崎方面から大川駅へ行く場合は武蔵白石~安善の営業キロを含めずに運賃計算するなど、当駅が名実ともに分岐駅だった名残が見られます。また駅は相対式ホーム2面2線で、オープン形式の簡易駅舎が設置されています。駅前は工業地帯でしたが、少し離れた場所にマンションが見えました。
 
 

 

 
次は大川駅を訪問するのですが、安善駅まで行って大川行き電車で訪問してしまうと大川駅の滞在時間が短くなってしまうため、武蔵白石駅から徒歩で大川駅を目指す事にしました。距離にして1km弱なので、徒歩でも移動可能です。逆に、この近さゆえに大川駅周辺が武蔵白石駅の徒歩圏内と見なされたのか大川支線の列車本数は非常に少なく、特に土休日は3往復しか設定されていません。
武蔵白石駅を後にして、扇町方の踏切で鶴見線を渡って右側を通る大川支線を見ながら歩きました。運河を越えて大川町のエリアに入り、大川支線の踏切を渡って今度は左手に大川支線を見て歩くと、武蔵白石駅から15分ほどで大川駅に着きました。大川駅は2002年と2010年に訪問していますが、以前とほとんど変わりなかったです。ファンや電車を待っている人もおらず、閑静な雰囲気の中で駅構内を撮影できました。
 
 

 
大川駅の撮影を終えてベンチで座っていると大川行き電車(205系3連)が入線してきました。この電車が折り返し7時36分発の鶴見行きになります。通勤客に交じってファンが数人下車して車両や駅を撮影していました。私は車両を撮影後、最後部車両に乗り込み、発車を待ちました。発車時点でも乗客は増えず、ガラガラの状態でした。
 
 

 
電車は定刻に大川駅を発車し、ゆっくり走りました。先程徒歩で並行道路から見た景色を再び眺めました。そして武蔵白石駅の急カーブを通過すると鶴見線本線に合流し、左手に貨物側線群や工場群を見て走ると電車は安善駅に到着しました。私はここで下車しました。構内が広い割には駅が小規模ですが、昔ながらの木造駅舎が残っています。また、当駅から南へ貨物線が分岐していて以前は浜安善駅がありましたが、駅は国鉄時代の1986年に廃止されたものの線路は安善駅の構内側線扱いとして現存しており、貨物列車が運行されています。そして駅前は駅舎のある北側が住宅街、旧・浜安善駅への側線が延びる南側が工業地帯で、鶴見線と安善駅がそれらの境界になっています。
 
 

 

 
安善駅では7時57分発の鶴見行き(205系3連)に乗車しました。最後部車両はガラガラで、道中は水分補給をしてから車窓風景を眺めました。そして終点・鶴見駅の1駅手前の国道駅で下車しました。鶴見駅とともに高架駅で、駅の鶴見方で国道15号線をオーバーパスしています。ホームもレトロな感じでしたが、何より高架下が昭和レトロ感満載でした。私が高架下を撮影していると、若い女性も高架下を撮影していました。このレトロな空間は人気スポットになっているようです。昼になったらもっと多くの人が国道駅を訪れているかもしれません。ちなみに駅前は市街地でした。
 
 

 

 
国道駅からは扇町方面へ戻ります。乗車したのは8時24分発の下り浜川崎行き(205系3連)で、通勤客が多く立客が見られました。私はドア脇に陣取り、道中は鶴見川などの車窓風景を眺めて、すぐに到着した鶴見小野駅で下車しました。住宅街の中にある駅で、上下線別に駅舎が分かれていますが、下り線の駅舎は立派でしたが、上り線の駅舎は簡素でした。どちらも簡易Suica改札機しか設置されていないので自由に入場ができる状況でした。
 
 

 

 
鶴見小野駅では8時42分発の扇町行き(205系3連)に乗車。最後部車両は半分近く空席があり、着席して水分補給をしつつ道中は鶴見線営業所の車庫(旧・弁天橋電車区)などを眺めて過ごし、次駅の弁天橋駅で下車しました。ホームは狭く、駅舎は新しいものの簡素でした。駅前は工業地帯で、JFEエンジニアリングやAGCの工場があります。また、駅前にコンビニエンスストア「ファミリーマート」がありましたが、休日だからなのか営業していませんでした。
 
 

 

 
弁天橋駅からは8時59分発の海芝浦行き(205系3連)に乗りました。最後部車両は比較的空いていて着席しましたが、この電車に限ってはファンや観光客が多かったです。次の浅野駅で地元客が下車して残りはファンと観光客ばかりになりました。浅野駅からは海芝浦支線へと入り、右手に工場群を、左手に運河を見てゆっくり走ります。乗降客がほとんどいなかったと思われる新芝浦駅を過ぎると東芝京浜事業所の敷地内を走り、右へカーブして左手に京浜運河を見て走るようになると程なくして終点の海芝浦駅に到着しました(9:05着)。

到着とともに私を含むファンが一斉に車外に出て、多くの人が車両や駅構内、駅前風景を撮影していました。国道駅で撮影をしていた若い女性もいました。海芝浦駅はご存知のように改札を出られないため、皆が構内にとどまっていました。私は待ち時間に終端部に設置されている「海芝公園」にも行ってみましたが、折り返し時間が短いため休憩する事ができず、すぐに公園を出て簡易Suica改札機に出場と入場のタッチをしてから電車内に戻りました。ちなみに私の訪問時、海芝浦駅は上屋の改築工事中でした。
 
 

 

 
折り返し電車は9時17分発の鶴見行き(205系3連)で、乗客はほぼ往路と同じ顔ぶれでした。「ほぼ」と記したのは、一部の人が当駅にとどまっていたからです。次の電車で戻るのでしょう。私も時間に余裕があれば1本遅らせてもいいのですが…。次の電車は35分後の発車でまだ待てるレベルですが、それを逃すと1時間20分ほど待たねばなりません…。私は最後部車両に乗り込みましたが、乗車率は往路と大差なく、私は着席の上で水分補給をしてから車窓風景を眺めて道中を過ごし、次の新芝浦駅で下車しました。乗降とも私だけでした。新芝浦駅は小さな運河に面した2面2線の駅で、当駅を境に浅野方が複線、海芝浦方が単線になります。当駅も東芝の敷地内にある駅ですが、手前に道路(私道)があるため駅を出る事が可能で、駅舎を撮影しました。駅前に東芝京浜事業所の正門があり、民家や商店は一切ありません。
 
 

 

 
新芝浦駅では次の電車を待たずに、線路沿いの私道を歩いて隣の浅野駅まで移動しました。両駅間の距離は0.9kmと徒歩圏内で、私は早歩きで移動して10分ほどで浅野駅に着きました。到着前に海芝浦支線の踏切を渡りました。浅野駅は事務所併設の立派な2階建て駅舎を構えていますが、無人駅で入れるのは1階だけです。簡易Suica改札機に『Suica』をタッチして入場し、本線のホームを撮影してから急カーブ上にある海芝浦支線のホームを撮影しました。こちらは大川支線とは違い20m車が通行可能なので手は加えられていませんでしたが、結構な急カーブでした。
 
 

 

 
海芝浦支線ホームを撮影していると海芝浦方の踏切が鳴り始めたので大急ぎで海芝浦支線の鶴見方面ホームへ移動し、9時56分発の海芝浦発鶴見行き電車(205系3連)に乗車しました。乗り込んだ最後部車両はガラガラで、私は着席しました。車内にはファンと見られる人が数人いて、中には海芝浦への往路で見かけた人が座っていました。他の車両にも海芝浦滞在組が乗っているかもしれません。私は水分補給を済ませてから道中は車窓風景を眺めて過ごし、10時04分に到着した終点の鶴見駅まで乗り通しました。これにて全駅制覇という形で鶴見線の降り鉄を終えました。
 
 

 
この後は京浜東北線ホームへと移動し、まだまだ乗り鉄・降り鉄を続けました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)