第1400回('20) 小田急小田原線を乗り鉄して神奈川県内の未訪問駅を降り鉄(2) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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前回の続き…
 
2020年11月21日~23日、2泊3日の日程で主に神奈川県の駅を降り鉄する旅に出かけました。宿泊は「GoToトラベル」を利用して割安に済ませられました。
また、新型コロナウイルス感染拡大の第3波が襲来しつつありましたが、いつもと同様にマスクの着用、アルコール消毒液の携帯といった新型コロナウイルス対策を講じた上で今回の旅行を決行しました。
 
今回は2日目前半の内容です。
午後も小田急小田原線の降り鉄を続けました。新宿方面から小田原方面へ1駅ずつ下車して行き、日没を少し過ぎて小田原駅まで到達しました。
最後はJR東海道本線と根岸線を乗り継いで横浜の関内駅まで移動して、駅前のホテルで宿泊しました。
小田急線の乗り鉄・降り鉄には『1日全線フリー乗車券』(2,000円)を利用しました。
 
今回の日程 2020年11月22日  (日)   【後半】
 
鶴巻温泉1156(小田急小田原線・急行)1157東海大学前1235(急行)1239秦野1320(急行)1324渋沢1352(快速急行)1358新松田1432(各停)1435開成1515(各停)1517栢山1538(各停)1539富水1557(各停)1559螢田1614(各停)1616足柄1643(各停)1646小田原1726(東海道本線・快速アクティー)1811横浜1817(根岸線)1822関内
 
【宿泊】
 
鶴巻温泉駅からは11時56分発の下り急行・小田原行きに乗車しました。急行と言っても本厚木~開成では各駅に停車します。車両は最新の5000形10連で、私が乗り込んだ最後部車両の車内は半分ほどの座席が空いていたため、着席しました。道中は水分補給をしながら車窓風景を眺めましたが、あっという間に次の東海大学前駅に着いてしまい、私は慌てて下車しました。文字通り東海大学(湘南キャンパス)への最寄駅ですが、キャンパスは1kmほど離れています。また、橋上駅舎を有しており、駅前広場にはペデストリアンデッキが整備されています。ローカルな雰囲気を残しつつ小洒落た感じの駅前風景でした。
 
 

 

 
東海大学前駅では滞在時間が長くなってしまい、次に乗車したのは12時35分発の急行・新松田行きでした。車両はこの日やたらと遭遇回数が多い1000形10連で、最後部車両は空いていました。私は着席して車窓風景を眺めて過ごしました。トンネルを抜けるとローカルムード漂う秦野盆地に入り、カーブの連続で起伏に富んだ郊外区間を走り続けるとやがて市街地に入り、主要駅である秦野駅に到着しました。私はここで下車して、車両とホームを撮影してから改札を出て駅前を軽く散策しました。駅前こそ立派なホテルやマンション複合ビルが建っていましたが、すぐ北を流れる水無川を境に昔ながらの雑然とした市街地が広がっていました。南口側は区画整理が進んでいる感じですが、駅前にコインパーキングなどの駐車場が多い印象でした。
 
 

 

 
秦野駅では13時20分発の急行・新松田行きに乗車。3000形10連で、さすがにここまで来ると編成全体の乗客数は少なく、乗り込んだ最後部車両はガラガラでした。私は着席して車窓風景を眺めましたが、沿線に農地は少なく、住宅地が連なっていました。そして私は1駅目の渋沢駅で下車しました。勝手にローカルな駅と予想していましたが、立派な橋上駅舎を有しており、また駅前も整備されてそこそこ賑わっていて、ローカルな駅ではありませんでした。ちなみに当駅は丹沢山地に近い事から駅舎は山小屋風のデザインで、また「ZARD」の坂井泉水さんの出身地である事から(出生地は平塚市)、発車メロディは「ZARD」の曲である「負けないで」「揺れる想い」が使用されています。
 
 

 

 
渋沢駅からは13時52分発の快速急行・小田原行きに乗りました。最新型の5000形10連で、最後部車両はガラガラだったので着席しました。道中は山間部の風景を眺めて過ごしましたが、10両編成の通勤電車が頻繁に通過するような景色ではありませんでしたw 山陽本線の「セノハチ」区間に似たような風景でした。電車は山間部を下り続けると平地に出て、川音川を渡ると特急『ふじさん』が走行するJR御殿場線との連絡線が右へ分かれ、その御殿場線をアンダークロスすると新松田駅に到着しました。私はここで下車しました。快速急行は開成駅に停車するため新松田駅で急行に種別を変えて、小田原方へ去って行きました。
新松田駅は田舎の主要駅といった雰囲気で、駅前は今までとは違いローカルな雰囲気が漂っていました。駅ナカ商業施設はなく、駅前に大きな商業施設もありませんでした。北口のすぐ近くにはJR東海・御殿場線の松田駅南口があります。
 
 

 

 
新松田駅からも小田急線の降り鉄を続けます。次は14時32分発、当駅始発の各駅停車・小田原行きに乗車しました。本厚木~新松田は急行系統が各駅に停車していましたが、新松田~小田原の途中駅は開成駅を除いてホームが6両までしか対応しておらず、しかも全体的に乗降客数が少ないため、急行は開成駅を除き通過運転となり、その代わりに6両編成の各駅停車が運転されています。各停の車両は3000形6連で、乗り込んだ最後部車両は空いていました。私は着席して発車前に水分補給を済ませました。発車後は酒匂川などの車窓風景を眺めて過ごしましたが、そう言えばこの日は晴れていたものの西の空には雲がかかっていて、これまでの道中で富士山を一切見ることができませんでした…。足柄平野を南下して左手に高層マンションが見えてくると開成駅に到着し、私は下車しました。小駅をイメージしていましたがホームは延伸されて10両分になっており、綺麗な橋上駅舎を有しています。新松田~小田原の途中駅の中では一歩リードしている感じの駅でした。
 
 

 
また。東口駅前には前述の高層マンションが立ち並んでおり、その駅前にはかつて目の前の小田急線を走っていたロマンスカーNSE車(3100形)の展望車が静態保存されていました。「ロンちゃん」の愛称が付けられており、たまたまこの日は車内公開日だったため、車内に入って展望席にも座ってみました。
その後は駅へ戻りましたが、やたらとスマホで「ロンちゃん」を撮影する人が多かったです。どう見ても鉄道ファンでない人の割合が高かったです。理由は定かではありませんww
 
 

 
開成駅では15時15分発の各停・小田原行きに乗車。現役最古参の8000形6連で、最後部車両に乗車。空いていたので着席して、道中は田園風景などを眺めました。そして私は次駅の栢山駅で下車しました。駅名の読みは「かやま」で、難読駅名として有名です。橋上駅舎ではなく名鉄の小駅のように上下線ホームにそれぞれ駅舎が設置されていて、簡易的にバリアフリーに対応させていました。下り線側(東側)の駅舎が駅本屋です。駅前は住宅地ですがローカルムードが漂っていました。
 
 

 

 
栢山駅からは15時38分発の各停・小田原行き(1000形6連)に乗りました。最後部車両は空いていて、私は着席して水分補給をしつつ車窓風景を眺めました。そして1駅目の富水駅(とみずえき)で下車しました。富水駅も栢山駅と同様に下り線側に駅本屋があり、駅前の狭い道路沿いには住宅街が形成されていました。
 
 

 
富水駅では15時57分発の各停・小田原行き(3000形6連)に乗車しました。空いていた最後部車両で着席の上で車窓風景を眺めて過ごし、隣駅の螢田駅で下車しました。こちらは上り線側(西側)に駅本屋がありましたが、私は下り線側の東口駅舎から外に出ました。東口駅舎の前には県道720号線が線路と並行しており、交通量が多い上に駅前の横断歩道に信号機は設置されておらず、結構危なかったです。
 
 

 
螢田駅からは16時14分発の各停・小田原行き(8000形6連)に乗車。最後部車両はガラガラで、道中は座って車窓風景を眺めました。狩川を渡り、伊豆箱根鉄道大雄山線を跨ぐと足柄駅に到着し、下車しました。かつて車庫があったり、西側にあった日本専売公社小田原工場への専用線が分岐していた名残で構内に留置線が複数あります。専用線跡は「久野緑の小径」として遊歩道化されていますが、もう日没を迎えて暗くなってしまうため駅構内の撮影が精一杯で、今回は探訪を断念しました。一方、足柄駅はターミナル駅である小田原駅の隣駅で、同じくターミナル駅・新宿駅の隣駅である南新宿駅と同様に乗降人員は低迷しており、足柄駅と南新宿駅は乗降人員ワーストの座を争っています(ほとんどの年で足柄駅が最下位です…)。
 
 

 
だいぶ暗くなってきましたが、何とか足柄駅は撮影できました。最後は16時43分発の各停・小田原行き(1000形6連)に乗り、終点の小田原駅を目指します。ガラガラの最後部車両で着席して、水分補給をしながら車窓風景を眺めて過ごしました。そして東海道新幹線をアンダークロスして、東海道本線に寄り添うと16時46分に終点の小田原駅に到着しました。これにて小田原線の全駅を制覇できましたが、改札を出たらもう真っ暗で、駅舎と駅前風景の写真は次回以降に持ち越しとなってしまいました…。新型コロナウイルスの影響で次回がいつ来るのか分かりませんが…。まぁ、小田原駅は5社(小田急・箱根登山鉄道・JR東日本・JR東海・伊豆箱根鉄道)が集まるターミナル駅だけに訪問チャンスは多いと思います。
 
 

 
「GoToトラベル」の効果なのか、箱根への観光客で賑わっていた小田原駅ですが、この日私は横浜・関内で宿泊します。小田急の『1日全線フリー乗車券』を持っているので海老名駅まで戻って相鉄線とJR根岸線or横浜市営地下鉄ブルーラインを乗り継いで関内へ行こうとも考えましたが、結構時間がかかる上に乗換回数が2回で、この時点でかなりヘトヘトだった私には荷が重い行程になりそうだったので、ここは素直に別運賃を支払って、東海道線と根岸線を乗り継ぐ最短ルートで関内へ向かう事にしました。
という事で『Suica』で入場して、17時26分発の快速『アクティー』宇都宮行きに乗車しました。E233系5連+E231系10連の堂々たる15両編成で、私は最後部車両(E231系側)へ。あわよくばボックスシートを…と思っていたのですが、熱海始発だったので先客がそこそこいて、全ボックスに1人以上座っていたため私は戸袋部分のロングシートに座りました。もう外は真っ暗なので道中は車窓風景をほとんど眺めずに、スマホに没頭していましたw 翌日の行程を確認したり、ゲームをしたりしました。最後部車両は国府津駅で下車客が多くやや空き気味になったものの、平塚駅から先では少しずつ増えました。でも満席になる事はありませんでした。そして45分の乗車で快速『アクティー』は横浜駅に到着し、私はここで下車しました。駅は人だらけでしたが、それでもコロナの影響で普段よりは少ないかもしれません…。
 
 

 
横浜駅ではホームを移動して、京浜東北線・根岸線の18時17分発、各駅停車・大船行きに乗り継ぎました。E233系10連で、乗り込んだ最後部車両は満席でした。まぁ、普段ですと軽く混雑していたかもしれませんが、余裕でドア脇の位置を確保できました。道中は横浜市街の夜景を眺めて過ごし、18時22分に到着した2駅目の関内駅で下車しました。
 
 

 
下車後は北口から下車しましたが、駅前は工事中でした。下車後は横浜の繁華街である伊勢佐木町を北東から南西へ延びる商店街「イセザキモール」を歩きました。一部ライトアップされていました。通行人は結構多かったです。私は商店街にある「松のや」に入り、カキフライ定食を食べました。
 
 

 

 
食事を済ませた後は関内駅近くのホテルにチェックインしました。その際に神奈川県内で当日と翌日に利用できる「GoToトラベル」の地域共通クーポン1,000円分を貰ったので、一旦部屋に荷物を置いてからコンビニに買い出しに出かけ、地域共通クーポンを利用して差額を現金で支払いました。「GoToトラベル」で宿泊料金が下がっている上、クーポンまであるので出費は少なくて済みました。これで経済が回るなら……と思っていたら12月になって新型コロナウイルスの第3波が猛威を振るい、年末年始は「GoToトラベル」が停止になってしまいました…。
コンビニからホテルに戻り、入浴を済ませてテレビを観ていましたが、早朝からフルで動いていた事もあり21時頃に寝落ちしていました。
 
 
(つづく)
 
 
今回の新規踏破路線、新規探訪廃線跡はありません
 
 
(参考:Wikipedia)