山口駅【山口県】(山口線。2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
山口県の県庁所在地・山口市の中心市街地に位置する山口線の主要駅かつ山口市、ひいては山口県の代表駅でありながら、非電化の地方交通線上の中間駅で、『ICOCA』のエリアにも入っておらず、実質的な代表駅の座は山陽新幹線の駅が併設されている新山口駅に譲る形となっている、
山口駅 (やまぐちえき。Yamaguchi Station) です。
 
 
駅名
山口駅 (駅番号なし)
 
所在地
山口県山口市
 
乗車可能路線
JR西日本:山口線 
 
隣の駅
新山口方……湯田温泉駅
益田方………上山口駅
 
訪問・撮影時
2015年7月
 
 

山口駅は地平駅で、市街地に面した北西方に国鉄時代の1978年に完成の立派な駅舎が鎮座しています。
屋根の高い中央部分に駅舎機能があります。
2015年時点で左側にうどん・そば店があり(現在営業しているかは不明)、右側にはJRバス(萩方面など)・防長バスのきっぷうりばとトイレ・車いす対応トイレがあります。
駅舎内には売店がありましたが、現在はコンビニ「セブンイレブン」に業態転換しています。
また、駅舎の手前には駅前広場があり、左右にロータリーを有しています。
左側のロータリーにはタクシー乗り場があり、右側のロータリーにはバスターミナルが設けられています。
 
 

駅前の様子です。北西を望む。後方に駅舎があります。
駅周辺は山口市の中心市街地の外れにあり、市街地の風景ですが商店は少ないです。駅の近くにも一戸建て住宅が見られます。
前方に伸びる駅前通りを200mほど進むと左手に山口地方裁判所が、550mほど進むと山口市中心商店街が、そして900mほど先には山口市役所や山口県立美術館などが、約1.8km先には山口県庁があります。
 
 

改札の様子です。南東を望む。後方に出入口があります。
山口駅には自動改札機が導入されておらず、また交通系ICカード『ICOCA』のエリア外なので簡易改札機もありません。
改札口の左手前には『みどりの窓口』と自動券売機があります。改札口の右手前には待合所(ベンチ)があります。
そして改札の先は1番のりばではなく3番のりばで、駅外・改札と3番のりばの間に段差はありません。
3番線の向こう側には島式ホームの2番のりば、1番のりばがあり、3番と2番・1番の間は跨線橋(階段・エレベーターあり)で結ばれています。
また、右側(改札外)にはコンビニエンスストア「セブンイレブン」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
自動券売機の左手前には山口観光案内所があります。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式と思われます。
JR西日本の標準デザインで、2015年時点において下部はJR西日本のコーポレートカラー(ブルー)でした。現在は山口線のラインカラー(オレンジ)に変更されているかもしれません。
尚、山口線に駅ナンバリングは設定されていません。
 
 

こちらは3番のりばに設置されている「SLやまぐち号」向けの観光用駅名標です。デザイン・書体ともにレトロな雰囲気を醸し出しています。
 
 

山口駅は単式ホーム・島式ホームとも各1面の、計2面3線の地平構造で、南西~北東方向にホームが延びています。
右の島式ホームが右から1番のりば(上り本線)、2番のりば(中線)の順で、左の単式ホームは3番のりば(下り本線)です。駅舎から遠い方から付番されています。全番線とも双方向への発車に対応していますが、1番線は益田方からしか入線できず、3番線は新山口方からしか入線できません。したがって、基本的に山口駅を跨いで運転する下り列車は3番のりばに、上り列車は1番のりばに発着し、新山口方からの折り返し列車は2・3番のりばに、益田方からの折り返し列車は1・2番のりばに発着します。また、1番線の反対側には側線が1本あります。
両ホームとも有効長は8両分ほどありそうですが、一部の端部は柵で仕切られ使用停止状態になっています。ホーム幅は一定の広さが確保されています。
上屋は1・2番のりばが中央の4両分、3番のりばが中央の5両分に設置されています。
各ホームにはベンチがあり、少なくとも1・2番のりばには飲料自動販売機も設置されています。
そして益田方(写真奥)には両ホームを結ぶ跨線橋(階段・EV)があります。
写真は3番のりばより益田方を望む。
 
 

3番のりばより新山口方を望む。
写真左側に見える駅舎と反対側の「駅裏」は、とても県の代表駅の風景とは思えないほどのどかです…。
この先、すぐに右へカーブして住宅街の中を西南西へ走ります。そして左手に椹野川(ふしのがわ)が近づくと左へカーブして進路を南西へ戻しますが、椹野川はすぐに遠ざかります。その後は郊外の住宅地の中を走り、市街地に位置する温泉地・湯田温泉の最寄駅である湯田温泉駅へと至ります。
 
 

跨線橋より益田方を望む。これより先は普通列車の本数が若干減少します。
この先、すぐに左へカーブすると右手に椹野川が寄り添い、並行する形で住宅街の中を北上します。その後は椹野川に沿って右へカーブして、進路を北東に変えると程なくして上山口駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が山口駅で下車(乗車)したのは2015年の1度きりです。山口県の代表駅でありながらそれまで未訪問だったので、山口線を乗り鉄時に意図的に下車しました。駅は非電化路線の地方都市の主要駅クラスで、駅前も県庁所在地の駅にしては寂しい感じで、私の地元の加古川駅前の方が栄えています…。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で新山口駅まで行き、山口線(特急『スーパーおき』or『SLやまぐち号』or『通勤ライナー』or普通列車)に乗り換えて当駅下車です。全種別が山口駅に停車しますが特急と『SLやまぐち号』は別途料金が必要です。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線で新山口駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内改札外にあります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店は駅舎内改札外にあるそば・うどん店しか存在せず(2015年時点。現在営業しているかは不明)、最寄りのチェーン店は約1km北西の「ビッグボーイ」となります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
東京・大阪とも到達難易度が高いですが、山口線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は山口駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)