切通駅【岐阜県】(名鉄各務原線。2019年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
岐阜県岐阜市南東部の、岐南町との境界にほど近い住宅地に位置する名鉄各務原線の駅で、無人駅ながら急行停車駅となっている、
切通駅 (きりどおしえき。KIRIDOSHI Station) です。
 
 
駅名
切通駅 (KG 14)
 
所在地
岐阜県岐阜市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:各務原線 
 
隣の駅
新鵜沼方………手力駅 
名鉄岐阜方……細畑駅 
 
訪問・撮影時
2018年10月、2019年4月
 
 

切通駅は地平駅で、駅舎・改札は上下線で分かれています。
改札内に跨線橋などの連絡通路は存在しないため、行先により駅舎・改札を事前に選択する必要があります。
駅舎は上下線とも東側(新鵜沼方)に設置されており、駅集中管理システム導入に伴いカマボコ屋根の簡易駅舎に改築されました。
踏切を挟んで右が新鵜沼・犬山方面駅舎、左が名鉄岐阜方面駅舎です。
駅前広場はなく、バス停留所も駅前にはありません(最寄りのバス停は駅の北約100m)。
写真は西を望む。
 
 

こちらは北側に設置されている新鵜沼・犬山方面駅舎です。西を望む。
後述の岐阜方面駅舎と比較して小ぶりです。
駅前道路と駅舎の間には水路が流れていて、簡素な橋が架けられています。段差はなく、車いすも通行可能です。
 
 

駅前(北側)の様子です。左手に犬山方面駅舎が、後方に踏切と岐阜方面駅舎があります。
駅前は住宅地で、商店は見られません。少し北へ進むと田園地帯になります。
そして遠方には山頂に岐阜城がある金華山などの山並みを望めます。
北約300mには岐阜市立長森南小学校があり、その先には東西方向にJR高山本線が通っています。
ちなみに切通駅の北東約800mに高山本線の長森駅があります。
 
 

犬山方面駅舎内にある改札口の様子です。西を望む。後方に出入口があります。
切通駅は有人駅でしたが、2006年12月12日に駅集中管理システムが導入され、無人駅化されました。改札の内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、左がICカード専用通路、右が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の右手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)、インターホンがあります。
こちら側の構内にはトイレがありません。もしトイレを利用されたい場合はインターホンでその旨を説明して岐阜方面駅舎の改札内にあるトイレを利用する必要があります。
そして改札を入って正面が1番線下り犬山方面ホームで、段差は階段とスロープで解消しています。
尚、切通駅構内に売店・コンビニはありません。駅近くにもコンビニがありませんのでご注意下さい。
 
 

こちらは南側に設置されている岐阜方面駅舎です。北西を望む。
改築前はこちらに駅本屋があった関係で、前述の岐阜方面駅舎と比較してやや大きく、左側の出っ張っている部分はトイレ(改札内)です。
駅舎の手前には飲料自動販売機があります。
駅前道路と駅舎の間の水路は暗渠になっていて、橋はありません。
犬山方面駅舎と同様に駅外と駅舎の間に段差はなく、車いすも通行可能です。
また、駅舎南側の名鉄用地は無料駐輪場になっています。踏切北東側の線路沿いにも無料駐輪場があります。
 
 

駅前(南側)の様子です。右手に岐阜方面駅舎が、後方に踏切と犬山方面駅舎があります。
駅の北側ではある程度の幅員があった道路も、踏切以南では車1台がやっと通れるほどの幅員となっていて、すれ違いは困難です。
南側は各務原線の約170m南を並行する旧中山道を中心に古くからの住宅街が形成されていますが、商店は少ないです。
約500m南東には岐阜市立長森南小学校が、約750m南西の境川対岸・羽島郡岐南町内には私立岐阜女子高等学校があります。
 
 

こちらは岐阜方面駅舎内にある改札口の様子です。西を望む。後方に出入口があります。
改札の内外にインターホンが設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が2通路あり、右がICカード専用通路、左が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の左手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。
『manaca』のチャージが必要な場合は改札外のインターホンで係員にその旨を伝え、改札内にあるチャージ機を利用する必要があります。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)、インターホンがあります。
そして、改札を入って正面が2番線上り岐阜方面ホームで、段差は階段とスロープで解消しています。
また、改札を入ってすぐ左手にはトイレがあります(多機能トイレはありません)。多くの無人駅ではトイレが存在しませんが、当駅は急行停車駅としての面目を保っています。
 
 

上り2番線に設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
駅名の読みは「きりどおし」で、「きりとおし」ではありません。
名鉄標準のデザインで、駅ナンバリングも併記されています (KG 14)。
駅ナンバリング部分には各務原線のラインカラーであるグリーンが使用されています。
尚、駅ナンバリングの「KG」ですが、各務原線の「各務」の「K」と「(が)原」の「G」を使用しています。
 
 

切通駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、東南東~西南西方向にホームが延びています。
右(北)のホームが1番線で下り新鵜沼・犬山方面、左(南)のホームが2番線で上り名鉄岐阜方面です。
ホーム有効長は6両分で、当駅に停車する列車はドアカットされる事がないので一安心です。
ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的にやや狭く、特に中ほどから名鉄岐阜方(奥)は狭くなっています。
上屋は1番線、2番線とも新鵜沼方の端の1両分にしか設置されていません。雨天時に当駅で下車される際は新鵜沼・犬山寄りの車両にご乗車下さい。
各ホームにはベンチが設置されていて、1番線には飲料自動販売機も設置されています(2番線側は改札外にしかありません)。
そして各ホームの新鵜沼方の端(後方)には駅舎・改札口があります。
写真は2番線より名鉄岐阜方を望む。
 
 

2番線より新鵜沼方・犬山方を望む。
各ホーム端に駅舎・改札口があり、そのすぐ先に踏切があります。
この先、田園が混在した住宅地の中を東南東へ走り、やがて左へカーブして東へ針路を変えると程なくして手力駅へと至ります。
 
 

1番線より名鉄岐阜方を望む。駅周辺には水田も残っています。
この先、左へカーブして住宅地の中をしばらく西へ走ると上り勾配を経て高架区間になり、右へカーブし始めると各務原線唯一の高架駅である細畑駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が切通駅で下車(乗車)したのは2018年、2019年の計2度です。2018年は名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)が、写真撮影が不十分だったため、翌2019年にリベンジ訪問しました。急行停車駅ですが無人駅で周囲の普通のみ停車駅とさほど変わりありませんでした。改札内にあるトイレの存在が急行停車駅の証しかもしれませんがw、駅前ですが、南側は旧中山道沿いを中心に古くからの住宅地が広がっている一方、北側は田園が広がっていました。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から名古屋本線の特急・名鉄岐阜行きに乗車して終点下車。さらに各務原線電車(種別不問。日中の急行は新那加まで各駅に停車)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。東海道本線で訪問の際は岐阜駅で下車し、近隣にある名鉄岐阜駅へ徒歩移動してもOKです。その際は東改札口からご入場下さい。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店・飲食店は一切ありません。最寄りのコンビニは約650m北西の「ローソン」、最寄りの飲食チェーン店は約1250m南の「ココイチ」になります。必ず事前に用意しておいて下さい。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄各務原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は切通駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)