佐屋駅【愛知県】(名鉄尾西線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
木曽川にほど近い愛知県愛西市南部、旧・佐屋町の中心部に広がる住宅地に位置する名鉄尾西線の主要駅で、名古屋・津島方面からの大半の列車が当駅で折り返すため運行上における重要な駅であり、佐屋町などが合併して誕生した愛西市の代表駅でもある
佐屋駅 (さやえき。SAYA Station) です。
 
 
駅名
佐屋駅 (TB 09)
 
所在地
愛知県愛西市 (旧:海部郡佐屋町)
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:尾西線
 
隣の駅
弥富方………五ノ三駅
玉ノ井方……日比野駅 
 
訪問・撮影時
2018年10月
 
 

佐屋駅の駅舎です。北を望む。佐屋駅は地平駅で、下り線側の弥富寄り(南西側)に平屋建ての小さな駅舎があります。駅外と駅舎内の間に段差はありません。駅舎の右手前には飲料と新聞の自動販売機があります。
駅前広場はありませんが、駅舎と後方を左右方向に通る県道125号線の間には広いスペースがあります。しかし、このスペースは名鉄の私有地で、区域内にはタクシー乗り場と名鉄協商のコインパーキングが設けられています。このスペースで送迎待ちをするのは不可能と思われます。また、バス停留所は駅西側の県道上に設けられています。
 
 

駅前の様子です。西を望む。右手に佐屋駅があります。
手前(東)~奥(西)の道路は県道125号です。
駅前は旧・佐屋町の中心部の外れにあり、駅前こそ住宅や商店が見られるものの、200mほど西へ進むと沿道に田畑が見られるようになります。
また、この県道125号を3kmほど西へ進むと木曽川に到達し、立田大橋で木曽川を渡って、すぐに長良川大橋で長良川も渡ると国営木曽三川公園(岐阜県)に到達します。さらに油島大橋で揖斐川を渡ると三重県桑名市多度地区に到達します。ちなみに佐屋駅から養老鉄道の多度駅までの距離はおよそ5kmで、乗換はしんどいですがハイキングには丁度よい距離かもしれませんw
 
 

駅前の様子です。東を望む。左手に佐屋駅があり、正面に踏切があります。
手前(西)~奥(東)の道路は県道125号です。
駅東側にも住宅地が広がっています。県道沿いに商店は少ないです。
県道の北側は住宅密集地になっています。
約1.8km北東には愛西市役所があり、その近くには愛西市立佐屋小学校と愛西市立佐屋中学校があります。
 
 

改札口の様子です。東を望む。佐屋駅の改札はこの1ヶ所のみです。右手に出入口があります。
佐屋駅は有人駅で、駅集中管理システムは導入されていません。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が3通路あり、仕切を挟んで右に1通路、左に2通路設置されています。
中央がICカード専用、窓口に近い左端が磁気券兼用の幅広通路です。
改札口の左手前には窓口があり、更に手前には『manaca』のチャージができない自動券売機が1台あります。『manaca』のチャージが必要な場合は出札窓口に申し出る必要があります。
また、改札内にICカードチャージ機と磁気券用自動券売機はありません。出場時に『manaca』のチャージや精算が必要な場合は改札外ですと精算窓口に申し出る必要があります。
後方にはベンチがあります。そしてトイレは改札を入ってすぐ左側にあります(多機能トイレはありません)。
そして改札を通って左手は3番線(弥富方面からの津島線方面)で、正面の構内踏切を渡って左へ曲がると2番線(弥富行き)と1番線(当駅折り返し列車。津島線方面)があります。改札とホームの間には高低差がありますが、スロープで段差を解消していてバリアフリーに対応しています。
尚、佐屋駅構内に売店・コンビニはありません。駅舎の外には飲料自動販売機があります。
 
 

2番線に設置されている建植式の駅名標です。
名鉄標準デザインで、駅ナンバリングが併記されています (TB 09)。
尚、駅ナンバリングの「TB」ですが、津島線・尾西線系統(須ケ口~弥富)を意味しています。
 
 

佐屋駅は単式ホーム、島式ホーム各1面の計2面3線です。地平構造で、南南西~北北東方向にホームが延びています。
左(東)の島式ホームは左が1番線(津島線方面からの当駅折り返し列車が発着)、右が2番線(上り弥富行き。一部当駅折り返しの下り津島線方面列車も発着)で、右(西)の単式ホームが3番線(弥富始発の下り津島線方面)です。1番線は弥富方(写真左奥)が行き止まりになっています。
ホーム有効長は1番線が8両分、2・3番線が6両分で、8両編成は1番線にしか発着できません。ホームドアは未設置で、ホーム幅は全体的に狭いです。
上屋は1番線と2番線が弥富方の1両分(但し1番線の終端方は雨ざらしです)、3番線が弥富方の2両強分に設置されています。
2番線・3番線ホームの弥富方の端には構内踏切があり、その右側に駅舎・改札口があります。1番線ホームは構内踏切の先まで延びています。
写真は1・2番線より弥富方を望む。
 
 

こちらは構内踏切より津島方・玉ノ井方を望む。
右(東)から1~3番線の順で、構内踏切の左側に改札口・駅舎があります。
各ホームにはベンチが設置されていて、3番線には飲料自動販売機も設置されています。
 
 

2番線より弥富方を望む。
ホーム端に構内踏切とを結ぶスロープがあり、右側に1番線と駅舎・改札口がありますが、スロープの左側ではさらに先まで1番線ホームが延びています。その先の県道125号との踏切の手前に1番線の車止めがあります。
また、佐屋駅から終点・弥富駅までの間は単線で、行き違い設備がないため1列車しか入線できません。
この先、県道125号と交差して田園が混在した住宅地の中を南南西へ走ります。やがて左へカーブすると高架区間になり、国道155号をオーバーパスして地平に戻ると主に田園風景の中を南下して、弥富市へ入るとすぐに五ノ三駅へと至ります。
 
 

2番線より津島方・玉ノ井方を望む。
右から1番線~3番線の順です。また、尾西線はこの先、津島駅を経由して森上駅まで複線区間が続きます(一部の構内に単線区間あり)。
この先、住宅地の中を北北東へ走りますが、左手にスーパー「ヨシヅヤ」が見えてくると田園風景の中を走るようになります。そして住宅地に入ると日比野駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が佐屋駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月に全駅制覇済)。主要駅ながら駅構内はローカルムードが漂っていました。また駅は佐屋の中心部から外れた郊外にあり、駅前はやや閑散とした印象でした。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から津島線直通列車(佐屋行き、弥富行き。全種別OK)に乗車して当駅下車となります。尚、平日昼間は津島線直通が少なく、名古屋本線の急行・名鉄一宮行きにご乗車の上、須ヶ口駅で津島線の普通・佐屋行きに乗り換えても到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線or在来線(東海道本線)で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。近鉄の急行でアクセスされる際は近鉄弥富駅で下車の上、北側に位置する弥富駅まで徒歩で移動して(約3分)、名鉄尾西線に乗り継ぐルートでも到達できます。関西本線でアクセスされる際は弥富駅で名鉄尾西線に乗換可能ですが、同一構内(改札内)なので名鉄線の乗車券をお持ちでない場合は一旦改札を出て名鉄線の乗車券を購入の上で再入場する必要があります(JR・名鉄ともICカード利用時はホームでの乗り継ぎが可能です)。こちらもじゅうぶん日帰り訪問できます。
  
食料・飲料について、駅前にコンビニ、気軽に入れる商店、飲食店はありません。最寄りのコンビニは西約150mの「ファミリーマート」で、最寄りのスーパーは約700m北の線路西側にある「ヨシヅヤ」になります。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄尾西線を乗り鉄の際は、一度は佐屋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)