内部駅【三重県】(四日市あすなろう鉄道内部線。2015年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


今回の【駅】コーナーは、
三重県北部にある県内最大の都市、四日市市の南部郊外にある駅で、ナローゲージ路線である四日市あすなろう鉄道内部線の終着駅で車庫も併設されている、
内部駅 (うつべえき。UTSUBE Station) です。
 
尚、写真は2015年訪問時のもので、現在は車両が変化していて、駅も変化していると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名
内部駅
 
所在地
三重県四日市市
 
乗車可能路線
四日市あすなろう鉄道:内部線 (旧:近鉄内部線)
 
隣の駅
あすなろう四日市方……小古曽駅
  
訪問・撮影時
2015年5月
 
 

内部駅の駅舎は線路・ホームの北西側にあり、昔ながらの木造駅舎が使用され続けています。
尚、駅前広場はありません。バス停留所は駅前を通る県道407号(旧東海道)上にあります。
 
 

駅前の様子です。
駅周辺は住宅地になっていますが、田園も多く見られます。正面の突き当たりを左右に通る道路が前述の旧東海道です。
 
 

駅舎内の様子です。内部駅は有人駅で、窓口と自動券売機があります。
右側に改札口があり、その先はホームです。
尚、改札口は自動化されておらず、四日市あすなろう鉄道では交通系ICカードは利用できません。
そして改札は列車到着後に行う列車別改札方式です。
また、背後は待合室になっています。
トイレ(多機能トイレはありません)は改札内、ホームの終端方(南西側)にあります。
 
 

駅名標です。近鉄からの移管と同時に取り替えられました。
シンプルですが斬新なデザインです。四日市あすなろう鉄道では駅ナンバリングは導入されていません。
 
 

内部駅は単式ホーム1面1線の地平駅で、3両対応です。ホーム幅もナローサイズですw
駅舎に面して北西側にホームがあり、反対側には側線(留置線)が2線あります。
上屋は駅舎に面した中央1両分のみ設置されています。
尚、ホームと駅舎、駅舎と駅外に段差はなく、バリアフリー対応になっています。
写真は「あすなろう四日市」方を望む。
 
 

あすなろう四日市方を望む。
駅構内に内部車庫が併設されています。
この先、住宅地の中を北東へ進み、小古曽駅へと至ります。
 
 

終端方を望む。
少し先までレールが延びていて、機回し線の形態で側線と合流してから少し先で線路が終息していますが、現在は合流ポイント付近に車止めが設置されていて、それ以上先へ行けません。また架線も車止めの地点までで途切れています。
尚、以前は延伸計画があり、一部区間で工事を開始していたため(その後中止)、駅の南西側、国道1号線を歩道橋で渡った先に未成線の遺構が残存しています。
私は内部駅の訪問と同時に未成線の遺構を探訪しました⇒記事はこちら
 
 
あとがき
私が内部駅で下車(乗車)したのは2001年、2008年、2009年、2015年の計4度です。2015年を除き、近鉄時代に訪問しました。2001年は内部線の乗りつぶしのため、2008年は単純乗り鉄で、2009年は内部線の車窓風景撮影のためでしたが夜が更けてきたので、四日市あすなろう鉄道に移管直後の2015年にリベンジしました。それぞれの訪問時、内部駅が終着駅ゆえに必然的に下車しました。駅は有人駅ですが駅舎は小さくて古く、ローカル線の駅といった印象でした。駅前は普通の郊外の住宅地で、交通量の多い国道1号沿いにも商店は少ないです。
 
東京からですと東海道新幹線に乗り名古屋駅で下車。地下にある近鉄名古屋駅へと移動し、名阪乙特急or名伊乙特急(特急料金が別途必要)もしくは急行に乗車して近鉄四日市駅で下車します。その後は隣接する「あすなろう四日市駅」へと移動し、内部線の内部行き電車に乗り終点下車です。西日野行きは内部駅には行かないので要注意です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと大阪難波駅、大阪上本町駅、鶴橋駅から名阪乙特急に乗り近鉄四日市駅で下車。または阪伊乙特急~名伊乙特急の乗り継ぎ(伊勢中川駅で乗換)でもOKです。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニ、スーパー、気軽に入れる商店・飲食店はありません。最寄りのコンビニは北へ約300mで、近くありません。事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
東京、大阪ともに到達難易度はやや高いですが、四日市あすなろう鉄道内部線を乗り鉄の際は、内部駅ですぐに折り返さずに一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)