神保町駅【東京都】(東京メトロ半蔵門線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都千代田区北部の、神田古書店街などで有名な市街地・神保町に位置する東京メトロ半蔵門線の駅で、併設されている駅はいずれも都営地下鉄の路線で(都営三田線、都営新宿線)、東京メトロ・都営地下鉄の併設駅の中では数少ない、都営よりメトロの方が乗り入れ路線が少ない駅、
神保町駅 (じんぼうちょうえき。Jimbocho Station) です。
 
 
駅名
神保町駅 (Z 07)
 
所在地
東京都千代田区
 
乗車可能路線
東京メトロ:半蔵門線  
 
隣の駅
渋谷方……段下駅 
押上方……大手町駅  
 
乗換可能駅
都営地下鉄:三田線【都営三田線】新宿線【都営新宿線】……神保町駅まで徒歩5分
 
訪問・撮影時
2019年2月
 
 

半蔵門線・都営新宿線の神保町駅の南西側出入口に相当するA1出入口です。西を望む。
東京都交通局(都営地下鉄)管理の出入口で固められている神保町駅において、おそらく唯一の東京メトロ管理出入口と思われます。その証拠に東京メトロのロゴマークの方が上位(上or左)に配置されています。ちなみにA6出入口のみどちらの管轄か未確認ですが、対になるA7出入口が都営管理なので、多分A6も都営管理の可能性が高いです。まぁ、出入口のある岩波神保町ビルが管理している可能性もありますが…。
そして、神保町駅の出入口が「1番、2番…」ではなく「A1番、A2番…」と付けられている事からも、当駅の力関係が都営上位である事が伺えます。尚、東京メトロと都営地下鉄の双方が乗り入れる駅は大抵メトロの方が優勢なのですが、当駅は数少ない都営優位の駅と言えるのではないでしょうか。
A1出入口は階段のみの設置ですが、途中まで併設されている上りエスカレーターと、ES未設置部分の階段には車いす昇降機が併設されています(ESの昇降機は下り運転可能)。
右側の道路は靖国通り(都道302号線)で、地下1階に都営新宿線が、地下3階に半蔵門線が複層地下線の形で通っていて、それぞれ後方にかけての地下に神保町駅が設置されています。
正面には専大前交差点があります。
 
 

こちらは神保町駅の北西側出入口に相当するA2出入口です。東を望む。
A2出入口は都営管理となっています。手前には階段のみの出入口が、奥にエレベーター出入口が、それぞれ設置されています。
右の道路は靖国通りで、前方にかけての地下に半蔵門線と都営新宿線の神保町駅がそれぞれ設置されています。
 
 

神保町駅の西側に位置する専大前交差点より西を望む。
手前(東)~奥(西)の道路は靖国通りで、地下を半蔵門線と都営新宿線が通っています。後方(東)地下に神保町駅があります。
後方左手にA1出入口が、後方右手にA2出入口があります。
交差する道路は左(南)が雉子橋通り(きじばしどおり)で、右(北)が専大通りです。
交差点の北西約150m(写真右奥外)には専修大学神田キャンパスがあります。
靖国通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいて、飲食店も点在しています。尚、駅西側になると神保町名物の書店・古書店は見られなくなります。
そして、交差点の約300m西、首都高速5号池袋線の先には九段下駅の5番、6番出入口があります。神保町駅前から九段下駅へ行く場合は地下鉄に乗らず靖国通りを歩いた方が早く着きます。
 
 

専大前交差点より東を望む。後方に交差点があります。
手前(西)~奥(東)の道路は靖国通りで、地下を半蔵門線と都営新宿線が通っています。前方地下に神保町駅があります。
交差する道路は左(北)が専大通り、右(南)が雉子橋通りです。
左前方にA2出入口が、右前方にA1出入口があります。
この付近から靖国通り沿道には書店・古書店が見られるようになり、神保町交差点を越えて駿河台下交差点辺りまで書店・古書店が多数立地しています。
そして約200m先に神保町交差点があり、都営三田線が地下を通る白山通り(都道301号線)と交差します。神保町交差点の周りにはA3~A7出入口があり、専大前交差点辺りから都営三田線に乗るにはA1、A2出入口から地下へ入るより靖国通りを歩いてA3~A7出入口から地下へ入る方が近道です(A1、A2出入口とA3~A9出入口の改札外コンコースは繋がっていません)。
 
 

半蔵門線・神保町駅の西口に相当する専修大学方面改札の様子です。地下2階にあります。東を望む。
私の訪問時(2019年2月)は工事中でした。今はどうなっているでしょうか?
後方にA1出入口(ES用、階段用の車いす昇降機併設)が、左後方にA2出入口(EV併設)があります。
また、改札口の左側には半蔵門線ホームとを結ぶ階段、上りESの側壁があり、その反対側(左)には都営新宿線・都営三田線の専修大学方面改札があり、後方の改札外コンコースで両者の行き来が可能です。ちなみにメトロの改札からは都営に、都営の改札からはメトロに乗れないので、それぞれの改札口には乗車可能路線と他社局には乗れない旨を強調した掲示物が複数存在します。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、柱で隠れていますが一番右が広幅通路です。右端に窓口があります。
改札口の右手前に自動券売機、駅事務室があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして地下3階にある半蔵門線ホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。ちなみに都営新宿線ホームは上層の地下1階にあり、改札を通るとホームに向かって階段上がる形になります。
尚、こちらの構内には売店・コンビニは一切ありません。ご注意下さい。
また、後述の神保町交差点方面改札とは改札外地下では繋がっていません。要注意です。
 
ちなみに神保町駅にて東京メトロ(半蔵門線)と都営地下鉄(都営新宿線・都営三田線)を乗り換える際、改札内で両社局の構内は繋がっておらず、乗換改札(中間改札)も設置されていないため、一旦改札を出てから乗換先社局の改札を通って入場する必要があります。尚、都営三田線と都営新宿線の都営線相互の乗換に関しては改札内コンコースが共通なので改札を出る必要はありません。
 
 

A3出入口前より西を望む。右側にある波多野ビル1階にA3出入口があります。
手前(東)~奥(西)の道路は靖国通りで、地下を半蔵門線と都営新宿線が通っています。前方にかけての地下に半蔵門線の駅が、この真下に都営新宿線の駅があります。
約160m先の靖国通り沿いにA1出入口(左側)、A2出入口(右側)があり、その先に前述の専大前交差点があります。
専大前交差点にかけての靖国通り沿いにはビルが立ち並んでおり、書店や古書店も多数見られます。飲食店も点在しています。
そして後方には神保町交差点があります。
 
 

A3出入口西側より東を望む。左前方にある波多野ビル1階にA3出入口があります。
手前(西)~奥(東)の道路は靖国通りで、地下を半蔵門線と都営新宿線が通っています。後方にかけての地下に半蔵門線の駅が、前方にかけての地下に都営新宿線の駅があります。
A3出入口のすぐ先に神保町交差点があり、白山通りと交わります。白山通りの地下を都営三田線が通っており、右(南)にかけての地下に都営三田線の神保町駅があります。
交差点の南西角(右手前)には「岩波ホール」が入る岩波神保町ビルがあり、1階部分にA6出入口があります。そして交差点を渡らずに左へ曲がると白山通り沿いにA4出入口があります。
そして交差点の先、左側の靖国通り沿いにA5出入口が、右側の白山通り沿いにA7出入口があり、白山通りを200mほど南(右)へ進むとA8出入口とA9出入口があります(いずれもEV併設)。A8出入口は小学館本社ビルに併設されています。そして小学館本社の北側には同じグループの出版社である集英社本社が隣接しています。
 
神保町交差点の東側にも靖国通り沿いには多数の書店・古書店が立ち並んでいます。中でも約150m先の靖国通り南側に位置する書店「書泉グランデ」は、鉄道関連の書籍が充実している事で有名です。
 
神保町交差点付近や小学館本社付近につきましては都営駅の記事で紹介しています⇒記事はこちら
 
 

こちらは半蔵門線・神保町駅の東口に相当する神保町交差点方面改札の様子です。地下2階にあります。西を望む。
右へ進むと地下1階にある神保町交差点(北側)方面改札(都営三田線、都営新宿線本八幡方面)とA3~A5出入口ですが、地下1階との階段には車いす昇降機が併設されています。
左へ進むとA6~A9出入口や神保町交差点(南側)方面改札(都営三田線、都営新宿線新宿方面)、一ツ橋方面改札(都営三田線)へと抜けられますが、段差があるもののバリアフリー非対応なので注意が必要です。また、車いすで駅外から直接半蔵門線にご乗車の場合は前述のA2出入口と専修大学方面改札を経由するルートを利用する形になります。
ちなみにこちらの改札も半蔵門線にしか乗れないので誤入場防止を目的とした掲示物が存在します。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が設置されていて、左端の広幅通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前に自動券売機、駅事務室があります。トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして地下3階にある半蔵門線ホームとの間には、手前側に階段、上りエスカレーターが、前方に階段(車いす昇降機併設)、下りエスカレーター(始発~11:00は上り運転)がそれぞれ設置されています。
また、後方(改札外)にはコンビニエンスストア「ローソン」があります。
 
 

6番線外側の側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、半蔵門線のラインカラー(パープル)は駅ナンバリングを囲む「○」と、背後の側壁の帯で使用されています。
写真はローマ字併記のタイプですが、他に仮名併記のタイプもあります。
また、駅ナンバリングも併記されています (Z 07)。
 
 

半蔵門線の神保町駅は島式ホーム1面2線の構造で、地下3階にあります。東西方向にホームが延びています。
前述のように、コンコースを挟んで上層の地下1階には都営新宿線の神保町駅ホームがあります。
左(南)が5番線(渋谷方面・東急田園都市線方面)、右(北)が6番線(押上方面・東武スカイツリーライン方面)です。
尚、神保町駅では1・2番線が都営三田線、3・4番線が都営新宿線で、東京メトロ半蔵門線は連番となる5・6番線を使用しています。番線順は開業順と一致します。
10両対応で、2019年2月現在ではホームドアが未設置でしたが、現在は設置されていますでしょうか?
ホーム幅はあまり広くなく、ホームドアが設置されると圧迫感が増すかもしれません。
各ホームにはベンチが、飲料自動販売機があり、係員よびだしインターホンも設置されています。
発車メロディは5番線が「ブックマーク」、6番線が「夕涼み」です。
そして、ホーム押上方の端(後方)には神保町交差点方面改札とを結ぶ階段・上りESが、少し前方(ホーム押上寄り)には神保町交差点方面改札とを結ぶ階段(車いす昇降機併設)と下りES(始発~11:00は上り運転)が、そしてホーム中ほど(前方写真奥)には専修大学方面改札とを結ぶ階段、上りES、EVがそれぞれ設置されています。
写真は渋谷方を望む。
 
 

6番線ホーム端より渋谷方を望む。
少し先に右のA線(押上方面)から左のB線(渋谷方面)への片渡り線があります。通常の営業運転では使用されませんが非常時に渋谷方から当駅で折り返し可能となっています。また、片渡り線の少し先でA線から右へ保線用の側線が分岐しています。
 
渋谷方はこの先、靖国通りの地下を西へ走ります。そして上層部を走っていた都営新宿線が右側を並走するようになり、九段下駅へと至ります。九段下駅では都営新宿線、東京メトロ東西線と乗換可能で、また構内はメトロと都営が一体になっています。尚、神保町駅と九段下駅の距離は僅か400mほどで、半蔵門線では一番短い駅間距離です。
 
一方、押上方はこの先、都営三田線をくぐってからすぐに右へカーブして靖国通り及び都営新宿線と離れ、ビル街の地下を南東へ走ります。そして千代田通り地下を南下して都営三田線を再び潜り、東西線の竹橋駅東側をかすめるように通ると内堀通りや大手濠の地下を左へカーブしながら走ります。その後は大手町のオフィスビル街の道路地下を東へ進み、都営三田線を三たび潜り千代田線も潜ると読売新聞東京本社と大手町ビルの間に位置する大手町駅へと至ります。ホーム真上の道路は箱根駅伝のゴール地点として有名です。
 
 
あとがき
私が半蔵門線の神保町駅で下車(乗車)したのはおそらく2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。都営新宿線、都営三田線との乗換駅ですが、当駅は都営の方がメトロより乗入路線数が多く、都営側が優勢な駅といった印象でした(他に新宿駅が都営優勢。メトロ優勢、両社局互角の駅は多数あり)。駅前は神田古書店街の西端部で、特に駅の東側に古書店や書店が多く見られました。
新宿駅からですと都営新宿線の各停or急行に乗り、神保町駅下車すぐです。半蔵門線で現地入りされたい場合は都営新宿線の各停で九段下駅まで行き、半蔵門線の押上方面行きに乗り換えて当駅下車です(こちらの方が運賃は割高になります)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。東京メトロ丸ノ内線の池袋方面行きに乗車して大手町駅で下車、半蔵門線の渋谷方面に乗り換えて当駅下車となります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、飲食店・カフェもチェーン店を含めて駅前に多数あります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ半蔵門線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は神保町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、配線略図.net、地理院地図、Google地図、Wikipedia)