三河島駅【東京都】(常磐快速線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都荒川区南部の住宅街に位置する常磐線【常磐快速線】の駅で、常磐線貨物支線(田端信号場駅方面は通称・田端貨物線、隅田川駅方面は通称・隅田川貨物線)が分岐する駅、
三河島駅 (みかわしまえき。Mikawashima Station) です。
 
 
駅名
三河島駅 (JJ 03)
 
所在地
東京都荒川区
 
乗車可能路線・系統
JR東日本:常磐線【常磐快速線】 
 
隣の駅
日暮里方・上野方・品川方……日暮里駅
取手方・水戸方・岩沼方………南千住駅 
 
訪問・撮影時
2019年9月
 
 

三河島駅は三河島駅は古くからの高架駅で、左(南)~右(北)を結ぶ尾竹橋通り(都道313号線)の西側(正面)の高架下及び上下線間のスペースに駅舎・改札口があります。
駅舎出入口には段差がありますが、南側(左側)に向けてスロープが設けられています。
東側(背後)の高架下にはうどん店「三河島うどん」と中華料理「日高屋」、そしてクリーニング店があります。
 
 

南側より三河島駅を望む。
手前(南)~奥(北)を結ぶ道路は尾竹橋通りで、西側(左側)の高架下に駅舎・改札口があります。
尚、三河島駅には駅前広場が整備されていませんが、左側に建つ再開発によるタワーマンション「アトラスブランズタワー三河島」と駅の間に広がるパブリックスペースが駅前広場の代わりになっています(自動車進入不可)。また、バス停留所は北行きが駅南側(写真左)に、南行きが駅北側(写真右奥)にそれぞれ設けられています。
 
 

駅前(南側)の様子です。背後に常磐線のガードがあり、右背後に三河島駅があります。右側には「アトラスブランズタワー三河島」があります。

手前(北)~奥(南)の道路は尾竹橋通りで、そのまま直進すると約1.2km先にある鶯谷駅に到達します。
尾竹橋通り沿いには下町情緒漂う親交睦商店街(しんこうむつみしょうてんがい)が形成されています。三河島は新大久保ほどの規模ではないもののコリアタウンとして有名で、韓国の食材を販売している店舗や韓国料理店が複数見られます。
尾竹橋通りから離れると住宅街で、特に東側には住宅密集地が見られます。
また、駅周辺には町工場が多く、工業地域にもなっています。
 
 

こちらは北側より三河島駅を望む。
手前(北)~奥(南)を結ぶ道路は尾竹橋通りで、西側(右側)の高架下に駅舎・改札口があります。
北側には駅前広場に相当する施設が全くありません。
 
 

駅前(北側)の様子です。後方に常磐線のガードがあり、左後方に三河島駅があります。
手前(北)~奥(南)の道路は尾竹橋通りで、道なりに進み、宮地交差点を左前方(明治通り側道)へ進むと700mほどで京成本線新三河島駅に到達します。
こちら側には尾竹橋通り沿いに商店街(三河島駅前宮地通り商友会)が形成されています。そして前方の信号から右へも商店街(荒川仲町通り)が形成されています。
北側も尾竹橋通りから離れると住宅街で、町工場も多く見られます。
尚、北側の線路沿いには空地や公園が多い印象です。将来は南側同様に再開発が予定されているのでしょうか?
 
 

高架下1階にある改札口の様子です。三河島駅の改札口はこの1ヶ所です。
西に向いて改札口が設置されています。左後方が南側、右後方が北側です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が3通路あり(幅広通路なし)、左端に幅が広く車いすが通行可能な有人通路があります。
改札口の左手前には指定席券売機、自動券売機がありますが、『みどりの窓口』は2005年に営業を終了しました。
そして、指定席券売機の隣には乗車駅証明書発行機がありますが、早朝は駅員不在のため、他の駅で乗車券などを購入される際などは乗車駅証明書を発行して入場する必要があります。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
高架階(2階)にあるホームとの間には、上りエスカレーター、エレベーター、階段の順に直列に設置されています。ホーム幅が狭い関係で並列に配置できず、階段も幅が狭いです。
また、右手前(改札外)にはJR東日本系のミニコンビニ「ニューデイズ」があります。
 
 

吊下式の駅名標です。電照式で、光源はLEDです。
JR東日本標準のデザインで、常磐快速線のラインカラー(快速電車を表すエメラルドグリーン)が表示されていますが、水戸方面の中距離列車を表す青色は表示されていません。
駅ナンバリングも併記されています (JJ 04)。
また、特定都区市内制度における東京都区内の駅なので、「区」マークの表示があります。
この駅名標は京葉線の一部の駅で見られるような横長のタイプですが、他に標準的なサイズの吊下式駅名標も三河島駅には存在します(光源は蛍光灯)。
 
 

三河島駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、東西方向にホームが延びています。
左(南)が1番線で上り日暮里・上野方面と上野東京ライン経由東京・品川方面、右(北)が2番線で下り取手・水戸方面です。
そして1番線と2番線のそれぞれ外側には常磐線貨物支線(田端貨物線)が並走しており、西(写真奥)へ向けて地平に下っていきます。
有効長は15両分で、ホームドアは未設置です。
ホーム幅は狭く、特に日暮里方・上野方(写真奥)の端はホームドアを設置できるのか?と思うほど幅が狭いです。その幅の狭い部分には列車通過時に客が掴まる為など安全用の柵が設置されています。
また、上屋(屋根)は取手方・岩沼方の13両分強に設置されています。2011年以前はもっと上屋が短かったそうです。
ホームにはベンチ、飲料自動販売機、昔ながらの待合室(空調の有無は不明)、Suicaグリーン券売機が設置されています。
そしてホームの取手方の端付近(後方)に改札階(1階)とを結ぶ階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
尚、発車メロディは1番線が「春NewVer」、2番線が「教会の見える駅」です。
写真は日暮里方・上野方を望む。
 
 

日暮里方・上野方を望む。
ホーム端はとても狭いです。また、田端貨物線は完全に地平に下りています。
この先、すぐに大きく左へカーブして、直進する田端貨物線の西行き線路をオーバークロスします。その後は高架区間のまま左カーブを続けて住宅街の中を走りますが、やがて地平へ下り始めると日暮里・舎人ライナーをアンダークロスして、地平区間になると今度は京成本線をアンダークロスします。その後も左カーブが続き、東北本線(宇都宮線、山手線、京浜東北線)に寄り添うと左カーブが終わり、進路を南東に変えて常磐線の起点駅である日暮里駅へと至ります。山手線、京浜東北線、京成本線、日暮里・舎人ライナーと乗換可能です(宇都宮線にホームはありません)。尚、常磐線の列車は全てが上野駅以遠へ直通し、起点駅の日暮里駅を始発・終着とする列車は設定されていません。
 
 

取手方・岩沼方を望む。ホーム端に改札階とを結ぶEVと上りESがあります。
中央2線が常磐線、外側の2線が田端貨物線(おそらく単線並列)で、当駅の少し先で田端貨物線が常磐線に合流しますが(三河島駅構内扱い)、右側の貨物線は常磐線への渡り線の先にも続き、合流地点の先は左2線が常磐線、右1線が隅田川貨物線になります。
 
この先、高架のまま東へ走り、田端貨物線が常磐線に合流すると今度は隅田川貨物線(単線)との三線区間になり引き続き住宅街の中を東へ走ります。その後は都電荒川線の三ノ輪橋駅、日比谷線の三ノ輪駅の近くを通ると右手に地下から出て高架に上がる日比谷線が寄り添います。そして左へカーブすると隅田川貨物線と離れ、日比谷線・つくばエクスプレス線の駅も併設されている南千住駅へと至りますが、貨物線は南千住駅手前で日比谷線をアンダークロスして隅田川駅へと向かいます。
 
 
あとがき
私が三河島駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。駅は小規模で、東京23区内にあるJR線の駅の中でも乗降客が少ない印象でした(実際に4番目に少ないです)。駅前も市街地の風景ながらやや閑散とした印象でした。
 
新宿駅からですと山手線外回り電車(池袋方面)で日暮里駅まで行き、常磐快速線の下り水戸方面に乗り換えて当駅下車です。尚、特別快速は当駅を通過するので要注意です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、上野東京ライン・山手線内回り・京浜東北線に乗り換えて上野駅で下車します(上野東京ラインの常磐線直通列車(特急・特別快速を除く)にご乗車の際はそのまま三河島駅で下車可能です)。そして上野駅で当駅始発の常磐線快速電車(特急・特別快速を除く)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構や駅前にコンビニがあり、スーパーは駅南側に「まいばすけっと」が、駅北側約250mに「マルエツ」があります。一方、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は「すき家」「日高屋」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。常磐快速線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は三河島駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、itit(あいとっと)、Departure Melody Room、Google地図、Wikipedia)