小村井駅【東京都】(東武亀戸線。2018年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都墨田区東部の下町住宅街にある東武亀戸線の駅で、亀戸線の途中駅の中で最も1日平均乗降人員が多い(2017年:11,247人)
小村井駅 (おむらいえき。Omurai Station) です。
 
 
駅名
小村井駅 (TS 41)
 
所在地
東京都墨田区
 
乗車可能路線
東武鉄道:亀戸線 
 
隣の駅
曳舟方……曳舟駅
亀戸方……東あずま駅 
 
訪問・撮影時
2018年12月
 
 

小村井駅の駅舎です(写真奥)。西を望む。小村井駅は地平駅で、駅舎は西側(曳舟行きホームの亀戸方)にあります。
一部2階建ての駅舎で、出入口すぐの場所に自動券売機があり、奥に改札口・ホームがあります。
また、駅前広場は存在せず、東武亀戸線と駅前にて踏切で交差する左右方向の道路(明治通り)沿いにバス停留所が設置されています(写真左外)。
 
 

駅前(南側)の様子です。右側に小村井駅があり、背後に踏切があります。
駅前を南北に通る明治通り沿いにはビルやマンションが立ち並び、商店も見られますが飲食店は少ないです。「小村井(おむらい)」駅だけにオムライスを前面に出した店があるかと勝手に思いきや、駅前には1軒も見当たりませんでしたw 食堂や喫茶店で普通に出されているオムライスを食べるしかないのかと思ってネットで検索したら、駅から約300m南の「Kitchen KAMEYA 洋食館」で「小村井飯(オムライ・ライス? それともオムライス?)」という名称でオムライスを販売しているとの事です! この店舗は小村井ゆえにオムライスを前面に打ち出しているようでした。B級グルメとして小村井のオムライスで町おこしをすれば観光客も増えると思いますが、いかがでしょうか?(デイリーポータルZの記事を参考。但し、記事が古いため(投稿日不明。記事に掲載している小村井駅の駅名標が旧タイプだったので少なくとも8年以上は前です)、現在も「Kitchen KAMEYA 洋食館」はあるようですが「小村井飯」があるかどうかは分かりません。営業時間、休業日を含め事前にご確認の上お出かけ下さい)。
 
路地を入ると下町の住宅街が広がっていて、一戸建て住宅の割合が高いです。
また、駅南側には花王東京工場、都営住宅(都営文花一丁目アパート)、スーパー「Olympic(マクドナルドも入居)」などがあります。
 
ちなみに、この明治通りを1.5kmほど南下すると亀戸駅へと至ります。自転車はもちろん、徒歩でも移動可能な距離です。亀戸水神駅はやや遠いものの東あずま駅は至近距離にあり、結果として小村井駅と亀戸方面各駅間を利用する人は少数にとどまります。
 
余談ですが、小村井駅がある明治通り西側(右側)の地名が「文花(ぶんか)」で、明治通り東側(左側)の地名が「立花(たちばな)」です。
読む場合は問題ないのですが、文字にすると「文化」「立花」になり、似ています。さらに達筆な人や文字が下手な人が「文」や「立」を書いた場合、より分かりにくくなるかもしれませんwww
 
 

駅前(北側)の様子です。左側に小村井駅があります。
踏切の向こう側も住宅街が広がっています。明治通り沿いや約150m先で交差する丸八通り沿いにはビルや集合住宅、商店が多く見られます。
また、駅の約250m北西(写真左奥外)には向島警察署があります。
しかしながら、小村井駅前には他にこれと言ったランドマークは存在しません。
 
 

改札口の様子です。小規模な駅ですが有人駅です。背後に出入口が、背後左側に自動券売機があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり(一番左側は幅広通路)、左端には窓口があります。
改札口の先、曳舟方面1番線ホーム上に通常のトイレが設置されており、左側にあるスロープ沿いに多機能トイレが設置されています。
そして改札口を通り正面の階段を上がると曳舟方面1番線ホームですが、スロープも左側を迂回する形で設置されています。スロープ沿いには多機能トイレがあります。
また、1番線への上り階段の左側に亀戸方面2番線ホームへの下り階段があり、地下通路を経由の上で2番線ホームに通じていますが、この地下通路は階段のみの設置で、バリアフリーに対応していません。車いすで当駅から亀戸方面各駅へ向かう場合は事前に駅員に連絡の上で1番線から曳舟行きに乗り、曳舟駅で折り返して降車駅で出場する形になります。
尚、小村井駅構内には売店、コンビニがありません。ご注意下さい。
 
 

2番線ホーム側壁に設置されている駅名標です。
下部に時刻表、路線案内図などが掲示されています。
東武の新デザインで、亀戸線は東武スカイツリーラインと同じラインカラーです。
駅ナンバリング表示もあります (TS 41)。
 
 

小村井駅は相対式ホーム2面2線の構造で、西北西~東南東方向にホームが延びています。
左側ホーム(南側)が1番線(上り曳舟行き)、右側ホーム(北側)が2番線(下り亀戸方面)です。
写真左背後(1番線の亀戸方)に駅舎・改札口があります。駅舎・改札口と1番線は亀戸方(背後)にある地下道で結ばれています。
有効長はわずか2両分で、ホーム幅は狭いです。ホームドアや安全柵は設置されていません。
上屋は各ホーム全体に設置されています。各ホームにはベンチがあります。
写真は曳舟方を望む。
 
 

2番線より曳舟方を望む。すぐ先に踏切があります。
この先、下町の住宅街の中を西北西へ走りますが、やがて右へカーブして京成押上線をアンダークロスすると左側から東武スカイツリーライン(本線、押上支線)が寄り添い、亀戸線は単線になります。そして高架区間になって、針路を北へ変えると終点の曳舟駅5番線へと至ります。亀戸線の車両を検査などで線外へ回送する場合は曳舟駅手前の渡り線を通り、東武スカイツリーライン上り副本線(4番線)へと入線します(線外から亀戸線へ入線する場合は逆ルート)。
 
 

2番線より亀戸方を望む。
1番線と2番線のホーム位置は若干ずれています。また、2番線終端部には1番線終端部にある駅舎・改札口に通じる地下道があります。
この先、明治通りと交差して右へカーブしながら住宅街の中を走り、左から寄り添う丸八通りと並走して針路を南南東へ変えると東あずま駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が小村井駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ホームは2両対応で短く、都会にある大手私鉄の駅ながらローカル私鉄の駅の雰囲気を味わう事ができました。また、駅周辺は下町の住宅街といった感じでした。
 
新宿からですと新宿駅から中央・総武緩行線(各駅停車)の東行き(千葉方面)にご乗車になり、亀戸駅で下車。途中の御茶ノ水駅までは中央線快速も利用できます。亀戸駅で東武亀戸線に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で東京駅まで行き、山手線内回り(上野方面)または京浜東北線北行に乗り継いで秋葉原駅で下車。さらに中央・総武緩行線の東行き(千葉方面)に乗り継いで4駅目の亀戸駅で下車。尚、品川駅で総武快速線に乗り換えてから錦糸町駅で緩行線に乗り換えるルートもあります。その後は亀戸駅で東武亀戸線に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問できます。
 
食料・飲料について、駅北側にコンビニ「セブンイレブン」とスーパー「まいばすけっと」があります。一方、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は駅の約200m北にある「吉野家」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武亀戸線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は小村井駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)