今回の【駅】コーナーは、
東京都墨田区南東部の下町住宅街にある東武亀戸線の駅で、都会の中のローカル駅といった雰囲気も併せ持つ
東あずま駅 (ひがしあずまえき。Higashi-azuma Station) です。
駅名
東あずま駅 (TS 42)
所在地
東京都墨田区
乗車可能路線
東武鉄道：亀戸線
隣の駅
曳舟方……小村井駅
亀戸方……亀戸水神駅
訪問・撮影時
2018年12月
東あずま駅の駅舎です。東あずま駅は地平駅で、駅舎は南東側(亀戸行きホームの亀戸方)にあります。
一部2階建ての駅舎で、1階の入口すぐの場所に改札口と自動券売機があります。
また、駅前広場は存在せず、駅前を線路と並行している丸八通り(都道476号線)の歩道部分が少し広くなっているくらいです。
駅前(東側)の様子です。
駅周辺は下町の閑静な住宅街で、商店も多く見られます。写真奥へ続く道路を道なりに約1.1kmほど進むと総武線の平井駅にたどり着きます。
また、駅西側も住宅街で、駅の南西側にはUR都市機構(旧・公団)の立花団地があります。団地北側には「ダイエー立花団地店」もあります。
そして駅北西側には「東あずま公園」があります。
改札口の様子です。小規模な駅ですが有人駅です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路あり、左端の通路は有人改札を兼ねています。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内右側にはトイレ、多機能トイレがあります。
そして改札口を通り右へ曲がってスロープを上ると亀戸方面2番線ホームで、改札口の先を左へ曲がって右にある構内踏切を渡ると曳舟方面1番線ホームです。
尚、東あずま駅構内には売店、コンビニがありません。ご注意下さい。
2番線ホームに取り付けられている東あずま駅の駅名標です。
東武標準の時刻表、路線案内図と一体になったタイプです。
亀戸線は東武スカイツリーラインと同じラインカラーです。駅ナンバリング表示もあります (TS 42)。
ちなみに、駅名の「東あずま」ですが、「あずま」は「東」ではありません(「東東駅」ではありません)ｗ
「あずま」は漢字で「吾嬬」と書きます。
駅周辺のかつての地名は「吾嬬町」(あづまちょう)で、これが駅名の由来です(現在の町名は「立花」)。
駅北東側にある「東吾嬬小学校」にその面影を偲ぶ事ができます。
東あずま駅は相対式ホーム2面2線の構造で、ホームはカーブしています。
右側ホーム(西側)が1番線(曳舟方面)、左側ホーム(東側)が2番線(亀戸行き)です。
写真左奥(2番線の亀戸方)に駅舎・改札口があります。駅舎・改札口と1番線は亀戸方(写真奥)にある構内踏切で結ばれています。
有効長はわずか2両分で、上屋はホーム全体に設置されています。ホームにはベンチがあります。
写真は亀戸方を望む。
2番線より曳舟方を望む。
この先、左へカーブしながら住宅街の中を走り、針路を西北西に変えると都道306号線(明治通り)と踏切で交差して小村井駅へと至ります。
亀戸方を望む。各ホーム端には構内踏切があります。
この先、住宅街の中を南南東へと走り、北十間川を渡ると墨田区から江東区へと変わります。その後は右へカーブしながら走り、亀戸水神駅へと至ります。
あとがき
私が東あずま駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。ホームは2両対応で短く、大手私鉄の駅ながらローカル私鉄の駅と変わりない感じでした。また、駅前は住宅街でしたが、閑静な印象でした。
新宿からですと新宿駅から中央・総武緩行線(各駅停車)の東行き(千葉方面)にご乗車になり、亀戸駅で下車。途中の御茶ノ水駅までは中央線快速も利用できます。亀戸駅で東武亀戸線に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線で東京駅まで行き、山手線内回り(上野方面)または京浜東北線北行に乗り継いで秋葉原駅で下車。さらに中央・総武緩行線の東行き(千葉方面)に乗り継いで4駅目の亀戸駅で下車。尚、東京駅で総武快速線に乗り換えてから錦糸町駅で緩行線に乗り換えるルートもありますが、乗換時間は前者の方が短く、本数も前者の方が多いです。その後は亀戸駅で東武亀戸線に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問できます。
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、駅西側にスーパー「ダイエー立花団地店」があります。一方、気軽に入れる飲食店は少なく、チェーン店は駅南側にある「デニーズ」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東武亀戸線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は東あずま駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)