中野新橋駅【東京都】(東京メトロ丸ノ内線方南町支線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中野区南部の、神田川のほとりに形成されている住宅街に位置する東京メトロ丸ノ内線方南町支線の駅、
中野新橋駅 (なかのしんばしえき。Nakano-Shimbashi Station) です。
 
 
駅名
中野新橋駅 (Mb 05)
 
所在地
東京都中野区
 
乗車可能路線
東京メトロ:丸ノ内線支線【通称・方南町支線】
 
隣の駅
中野坂上方……中野坂上駅
方南町方………中野富士見町駅 
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

中野新橋駅は地上に3階建て(?)の駅ビルを有していて、1階に改札、駅事務室などの駅舎機能が集約されています。2階以上は何に使用されているのか不明です。
尚、中野新橋駅に駅前広場はありません。駅前を南北に結ぶ道路上にバス停留場があります。
 
 

駅前(北側)を望む。左背後に駅舎があります。
写真奥には神田川を渡る橋があり、名称は駅名と同じ「中野新橋」です。元々は「新橋」で、当地に駅が開設される際に、既に存在していた銀座線やJR線の新橋駅と区別するために駅名が「中野新橋駅」に決まりました。駅開業後、「中野新橋」の名称が広く浸透した事から、橋の架け替えに合わせて2011年6月30日付で橋名が現行の「中野新橋」に変更されました(Wikipediaの本文を引用)。
 
駅前は市街地で、駅前通り沿いには商店街「ショッピングロード中新」が形成されています。
駅から離れると住宅街が広がっており、集合住宅も多く見られます。
 
 

駅前(南側)を望む。右側に駅舎があります。
こちらも駅前通り沿いには商店街「ショッピングロード中新」が形成されています。
南側も駅や駅前通りから離れると住宅街になります。道路網は整然としていますが全体的に幅員が狭く、特に通学時間帯は車の通行に注意が必要です。
 
 

1階にある改札の様子です。背後に出入口があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が3通路並んでいて、左端に窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは改札を入って右側にあります。
また、改札を通って右前方には駅事務室があります。
地下2階にある各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。階段は地下1階の踊り場で各ホーム方面へと分かれます。そしてエレベーターは中野坂上方面、方南町方面共通で、中野坂上方面は地下2階で下車すぐ、方南町方面は一旦、地下3階まで下り、ホーム下を抜ける地下通路を通ってから方南町方面ホーム行きのエレベーターに乗り継いで地下2階まで上がる形になります。
尚、中野新橋駅構内に売店・コンビニは存在しません。ご注意下さい。公衆電話と銀行ATMは改札内にあります。
 
 

ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、丸ノ内線のラインカラー(レッド)は駅番号を囲む○と駅名標の位置にある側壁の帯で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Mb 05)。
かつて支線では路線を表すアルファベットに小文字の「m」が使用されていましたが、本線の「M」と区別しづらいため2016年11月中旬に「Mb」に変更されました。
また、「Mb 01」「Mb 02」は欠番ですが(支線の駅番号起点の方南町駅は「Mb 03」)、これは西永福方面への延伸準備ではなく、支線における中野坂上駅の駅番号「Nb 06」を本線の「M 06」に合わせるための措置です。
 
 

中野新橋駅は相対式ホーム2面2線の構造で、地下2階にあります。リニューアルされて駅は綺麗です。
北東~南西方向にホームが延びていて、ホームはカーブしています。ホームドアが設置されていて、停車時に列車とホームの隙間が広くなるのを緩和するために稼働ステップも設置されています。
2019年に方南町駅が6両化されましたが、中野新橋駅は1駅方南町方の中野富士見町駅に車庫(中野車両基地)がある関係で出入庫列車の運行が開業時より存在し、6両対応です。早朝・深夜やラッシュ時に運行される当駅始発・終着の出入庫列車は主に6連での運転で、2019年7月5日以降は6両編成の方南町発着列車も運行されていますが、現在のところ日中の6両編成の列車は少数で、中野坂上~方南町の区間運転電車は従来通り方南町支線用の3両編成の列車の運転も継続されています(将来的には6連に統一予定)。
右(南東)が1番線で方南町行きと中野富士見町止まり電車が発着し、左(北西)が2番線で中野坂上・池袋方面が発着します。
幅が狭いホームにはベンチが設置されています。また、2019年7月5日より発車メロディが導入されています。
写真は中野坂上方を望む。
 
中野坂上方はこの先、左カーブを続けて神田川をくぐり、住宅街の地下を北上します。その後は右へカーブして針路を東へ変えると丸ノ内線本線のA線(荻窪方面)とB線(池袋方面)の間に上がります。そして同方向の本線との両渡り線へと差し掛かり、池袋方面直通電車はここで本線へと転線します。中野坂上止まりor荻窪方面直通電車はこのまま支線を走り続け、複線の支線が1線に集約されるとホーム2面3線の構造である中野坂上駅の中線へと至ります。
 
 

こちらは方南町方を望む。
中野坂上方の各ホーム端(背後)には改札階へ向かう階段があり、少し前方左側に地下3階経由改札階方面へのエレベーターがあります。
ホームの端から端までカーブが続いています。ホームには据置型の冷房装置が数多く見られます。
 
方南町方はこの先、右へカーブして針路を西へ変え、神田川の南側を直進すると中野通りをくぐった先にある中野富士見町駅へと至ります。駅の先(方南町方)の地上に中野車両基地があります。
 
 
あとがき
私が中野新橋駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。支線の駅という事もあり、駅は小規模でしたが、駅前には予想に反して一定数の商店があり、そこそこ栄えている感じでした。
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の方南町行きまたは中野富士見町行き電車に乗り当駅下車です。あるいは荻窪行き電車で中野坂上駅まで行き、方南町行きor中野富士見町行き電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。中央線快速に乗り換えて新宿駅で下車します(品川下車~山手線外回り経由でもOK)。以降は上記のルートで到達できます。また、東京駅、四ツ谷駅でも丸ノ内線に乗換可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあるものの、飲食店は数が少なく、気軽に入れるチェーン店はともに松屋フーズ系列の「松屋」「松のや」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ丸ノ内線方南町支線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は中野新橋駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)