中野富士見町駅【東京都】(東京メトロ丸ノ内線方南町支線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都中野区南西部の住宅街に位置する東京メトロ丸ノ内線方南町支線の駅で、中野区最南端の駅、そして中野車両基地の最寄駅なので早朝・深夜やラッシュ時前後に当駅始発・終着の電車(中野坂上方面が中心)が多数設定されている
中野富士見町駅 (なかのふじみちょうえき。Nakano-fujimicho Station) です。
 
 
駅名
中野富士見町駅 (Mb 04)
 
所在地
東京都中野区
 
乗車可能路線
東京メトロ:丸ノ内線支線【通称・方南町支線】
 
隣の駅
中野坂上方……中野新橋駅
方南町方………方南町駅 
 
訪問・撮影時
2019年8月
 
 

中野富士見町駅は地上に2階建ての駅舎を有していて、1階に改札が、2階に駅事務室があります。
尚、駅前広場はありません。
 
 

駅前(東側)を望む。横断歩道の右(南)に駅舎があります。
駅周辺は住宅街になっていて、商店はさほど多くありません。前方には東京都庁など新宿新都心の超高層ビル群を望めます。
そして右前方には京王バス東の中野営業所・中野車庫があり、出入庫系統を中心に多くの系統が発着しています。
また、駅の南側の一段高い場所には東京都立富士高等学校があります。
 
 

駅前(西側)を望む。左側に駅舎があります。
すぐ西側を神田川が流れており、駅のある手前側が中野区、川の対岸が杉並区です。
西側も駅周辺は住宅街で、東側より商店が多いです。写真の道路を1kmほど西へ進むと宗教団体・立正佼成会の本部があります。
また、神田川沿いに南西へ500mほど進むと、丸ノ内線の中野車両基地(中野検車区、中野工場)があります。地上にあり、一部は敷地外から望めます。
 
 

1階にある改札の様子です。右側に出入口と2階にある駅事務室への階段があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に窓口があります。
改札口の左手前には自動券売機があります。トイレ・多機能トイレは背後(改札外)にあります。
各ホームとの間には階段、エレベーターが設置されています。
尚、中野富士見町駅構内には売店・コンビニは存在しません。ご注意下さい。公衆電話と銀行ATMはあります。
 
 

ホーム側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
横長のタイプで、丸ノ内線のラインカラー(レッド)は駅番号を囲む○と駅名標の位置にある側壁の帯で使用されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (Mb 04)。
かつて支線では路線を表すアルファベットに小文字の「m」が使用されていましたが、本線の「M」と区別しづらいため2016年11月中旬に「Mb」に変更されました。
また、「Mb 01」「Mb 02」は欠番ですが(支線の駅番号起点の方南町駅は「Mb 03」)、これは西永福方面への延伸準備ではなく、番号を本線との合流駅である中野坂上駅「M 06」に合わせるための措置です。
 
 

中野富士見町駅は相対式ホーム2面2線の構造で、地下1階にあります。
東西方向にホームが延びていて、ホームはカーブしています。ホームドアが設置されていて、停車時に列車とホームの隙間が広くなるのを緩和するために稼働ステップも設置されています。
2019年に方南町駅が6両化されましたが、中野富士見町駅は車庫がある関係で1961年の開業時より6両対応です。早朝・深夜やラッシュ時に運行される当駅始発・終着の出入庫列車は主に6連での運転で、2019年7月5日以降は6両編成の方南町発着列車も運行されていますが、現在のところ日中の6両編成の列車は少数で、中野坂上~方南町の区間運転電車は従来通り方南町支線用の3両編成の列車の運転も継続されています(将来的には6連に統一予定)。
右(南)が1番線で方南町行きと当駅終着電車が発着し、左(北)が2番線で中野坂上・池袋方面が発着します。
狭いホームにはベンチが設置されています。また、2019年7月5日より発車メロディが導入されています。
写真は中野坂上方を望む。
 
中野坂上方はこの先、東側に伸びる道路の地下を東へ走り、やがて左へカーブすると中野新橋駅へと至ります。
 
 

方南町方を望む。
駅の先には渡り線があり、中野車両基地への出入庫線が左へ分岐しています。出入庫線は少し先で地上に出ます。
この先、神田川に沿って左へカーブしながら中野車両基地の地下を南西~南南西へ走り、やがて右へカーブして神田川をくぐると方南通りの地下を西南西へ走るようになり、杉並区に入るとほどなくして終点の方南町駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が中野富士見町駅で下車(乗車)したのは2019年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。支線の駅とあり、駅は小規模で駅前もさほど栄えておらず普通の住宅街といった感じでした。乗降客も少なく、東京メトロ全130駅中125位(2018年)と、ラッシュ時に座って通勤できる駅にしては意外でした。
新宿駅からですと東京メトロ丸ノ内線の方南町行きまたは中野富士見町行き電車に乗り当駅下車です。あるいは荻窪行き電車で中野坂上駅まで行き、方南町行きor中野富士見町行き電車に乗り換えて当駅下車です。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。中央線快速に乗り換えて新宿駅で下車します(品川下車~山手線外回り経由でもOK)。以降は上記のルートで到達できます。また、東京駅、四ツ谷駅でも丸ノ内線に乗換可能です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、スーパーは約150m北西に「マルエツプチ」が、約350m東に「業務スーパー」があります。一方、駅前に気軽に入れる飲食店がほとんどなく、チェーン店は約200m東にある「モスバーガー」くらいでしょうか。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
 
大阪からの到達難易度もさほど高くありません。東京メトロ丸ノ内線方南町支線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は中野富士見町駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:東京メトロのHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)