今回の【駅】コーナーは、
東京都日野市北部の市街地にある中央線快速の駅で、日野市の代表駅であるものの、乗降人員では同じ日野市内にある隣の豊田駅や京王の高幡不動駅の後塵を拝している
日野駅(ひのえき。Hino Station)です。
駅名
日野駅 (JC 20)
所在地
東京都日野市
乗車可能路線
JR東日本：中央線快速(中央本線、中央東線)
隣の駅
東京方……立川駅
高尾方……豊田駅
訪問・撮影時
2018年5月
日野駅の駅舎です。駅の北東側(東京寄り)にあります。高架駅ですが、地形の関係で高尾方は地平部分に位置しています。
かつての日野駅は300mほど南にありましたが、1937年に複線化のため現在地に移転しました。
その移転の際に建てられた民家風の素朴なデザインの駅舎が、現在まで使用され続けています。
駅前(東側)の様子です。こちら側に駅前広場を設置するスペースがなく、後述の駅西側に設置されました。
駅周辺は市街地で、写真の甲州街道(都道256号線。旧国道20号)沿いには中小のビルが立ち並び、商店も多いです。
駅から離れると住宅街になります。
こちらは駅前(西側)の様子です。駅舎から駅西側へは駅の南北で線路をくぐって移動する事になります。
広大な駅前広場が整備され、バスターミナルが併設されています。
西側も駅前にはビルが建ち並び、商店も多いです。
また、東側と比較して都営日野新町一丁目アパートなど集合住宅が多い印象です。
改札口の様子です。日野駅の改札口は1ヶ所です。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が並んでいて、左端に有人通路があります。
改札口の左手前には『みどりの窓口』と自動券売機があります。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
そして改札内にはJR東日本系のコンビニ「ニューデイズ」が、改札外には売店「ニューデイズキオスク」があります。
電照式の駅名標です。
JR東日本の標準タイプのデザインで、中央線快速のラインカラー(オレンジバーミリオン)が表示されています。
駅ナンバリングも併記されています (JC 20)。
日野駅は島式ホーム1面2線の構造で、ホームはカーブしています。
ホーム幅は全体的に狭く、写真手前の高尾方は特に狭いです。
ホームは10両対応です。尚、2020年代前半をめどに中央線快速電車にグリーン車が導入される予定で、それに伴い10両編成から12両編成になる予定です。ゆえに今後、ホームを12両分に延伸する工事が実施される予定です。
ホーム上屋は全10両分設置されています。ホーム上にはベンチ、冷暖房完備の待合室、飲料自動販売機もあります。
また、写真奥の東京寄りには地平の改札階とを結ぶ階段、エレベーターが設置されています。
写真は東京方を望む。
東京方を望む。
この先、築堤高架で住宅街の中を北北東へと走り、多摩川を渡ると立川市へ入ります。その後は武蔵野台地を掘割で走るようになり、右へカーブして青梅線と合流し、立川駅へと至ります。
高尾方を、塩尻方を望む。
ホーム先端は日野台地にかかっており、高架でなく地平になっています。また、旧駅跡に中線が1線あります。
この先、掘割区間で住宅街の中を南南西へと進み、掘割を出て右へカーブすると豊田駅へと至ります。
あとがき
私が日野駅で下車(乗車)したのは2018年の1度きりです。実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環で下車しました。狭い島式ホームと戦前に建てられた古い駅舎が印象的でした。駅前は市街地ですが、豊田駅や高幡不動駅と比較するとやや寂しい感じもしました…。
新宿からですと中央線快速電車(中央特快も停車します)の豊田以遠行きに乗り当駅下車です(武蔵小金井行きでは行けません)。また、青梅線直通電車にご乗車の際は立川駅で高尾方面電車に乗り換えです。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車、中央線快速電車(中央特快も可。青梅線直通電車にご乗車の際は立川駅にて乗換)に乗車して当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅構内にコンビニ「NewDays」、売店「NewDays KIOSK」があり、駅前にもコンビニがあります。スーパーは駅近くに「コープみらい」と「いなげや」があります。また、飲食店は「やよい軒」「マクドナルド」「松屋」「すき家」「日高屋」といったチェーン店があります。まぁ事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
大阪からの到達難易度はやや高いですが、中央線快速を乗り鉄の際は、ぜひ一度は日野駅でも途中下車されてみて下さい！
(参考：Google地図、Wikipedia)