柴又駅【東京都】(京成金町線。2018年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
東京都葛飾区東部の下町の雰囲気の残る市街地にある京成金町線の駅で、柴又帝釈天の最寄駅、また、駅周辺の柴又地区は長年にわたりドラマ・映画「男はつらいよ」の舞台となった、
柴又駅(しばまたえき。Shibamata Station)です。
 
 
駅名
柴又駅 (KS 50)
 
所在地
東京都葛飾区
 
乗車可能路線
京成電鉄:金町線
 
隣の駅
京成高砂方……京成高砂駅
京成金町方……京成金町駅
 
 
訪問・撮影時
2017年5月、2018年8月
 
 

柴又駅の駅舎です。東側にある京成高砂方面1番線ホームの京成金町方に駅舎があります。
古い駅舎をリニューアルしたのか、近年に改築されたのか分かりませんが、昔ながらのデザインをした比較的新しい駅舎です。
「男はつらいよ」の山田洋次監督の意見も取り入れて、純和風の外観になったそうです。
 
 

駅前の様子です。車両が乗り入れできない駅前広場が整備されていて、その中央には渥美清さんが演じた「フーテンの寅」(車寅次郎)の銅像(通称:寅さん像)が1999年に設置され、奥には倍賞千恵子さんが演じた寅さんの妹、諏訪さくらの銅像(通称:さくら像)が2017年に設置されました。
駅前広場を商店が取り囲む形で配置されています。写真右奥の道路は柴又帝釈天への参道で、沿道には商店街が形成されています。
また、駅前や参道を外れると住宅街になっています。
 
 

柴又駅から参道を北東へ約300m(約5分)歩くと、柴又帝釈天に着きます。
初詣時、催事の時やゴールデンウィークなど行楽シーズンには多くの参拝客で賑わいます。
 
 

改札口の様子です。柴又駅は有人駅です。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路設置されています。
いちばん左側の通路は有人改札となっています。改札口の左側にはICカードチャージ可能な自動券売機があります。
改札口を通ると正面に京成高砂方面の1番線への階段があり、上りきるとホームです。スロープも設置されています。
京成金町方面の2番線は改札を通るとすぐに右へ曲がり、構内踏切を渡ります。
トイレ、多機能トイレは改札内(改札口のすぐ先)にあります。駅構内に売店はありません。
 
 

こちらは京成金町方面2番線に直結の臨時改札口、臨時出札口(きっぷうりば)への通路です。普段は閉鎖されています。
初詣時や葛飾納涼花火大会の開催時は臨時改札口を営業する事があるそうですが、ICカードが普及した今も使用されているのでしょうか?
 
 

駅名標です。京成の新デザインのタイプに変更されています。シンプルな感じがします。
駅ナンバリングも表示されています (KS 50)。
尚、隣駅は「高砂」「金町」と表示されていて、ともに「京成」が省略されています。京成では正式駅名に「京成」を冠している場合、案内上は「京成」を省略しています。
 
 

柴又駅は相対式ホーム2面2線の構造で、有効長は6両分です。ホームはカーブしています。
左(東側)が1番線(京成高砂行き)、右(西側)が2番線(京成金町行き)です。駅舎は写真手前側、1番線の京成金町方にあります。また、手前には構内踏切があり、駅舎と2番線は構内踏切で結ばれています。
ホーム上屋は京成金町方の4両強分設置されています。改札口・構内踏切とホームの段差は階段とスロープで結ばれています。
写真は京成高砂方を望む。
 
 

京成高砂方を望む。前述のようにすぐ先に踏切があります。
見た目が複線になりますが、実際は右側の線路が本線で、左側の線路は高砂検車区への出入庫線です。金町線は全線単線です。
この先、住宅街の中を南西へ進み、高架区間になると右へカーブして、京成本線が直下の地平を走るようになり終点の京成高砂駅へと至ります。京成高砂駅は金町線ホームのみ高架で、本線、成田空港線、北総線のホームは地平にあります。
 
 

京成金町方を望む。構内踏切があり、左の2番線側には前述の臨時改札口が、右側の1番線側には本設の改札口があります。
この先、住宅街の中を左へカーブして走り、右側に柴又街道が寄り添うと並走して、右手に金町浄水場を見て北北西へ走ります。そして市街地へ入ると終点の京成金町駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が柴又駅で下車(乗車)したのは2017年、2018年の計2度です。2017年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的もありました。その時はゴールデンウィークで、駅と柴又帝釈天までの参道がとても混雑していて撮影がままならず、翌2018年にリベンジしました。駅前はチェーン店も少なく、下町情緒あふれる印象でしたが、少し離れると普通の住宅地でした。
 
新宿からですと行き方は複数ありますが、一例として、東京メトロ丸ノ内線で国会議事堂前駅まで行き、東京メトロ千代田線の松戸行き、柏行き、我孫子行き、取手行き(いずれも常磐緩行線直通列車)に乗り換えて金町駅下車、南口を出てすぐの場所にある京成金町駅から京成金町線電車に乗車して1駅目です。
また、京成でアクセスするには山手線外回りで日暮里駅まで行き、京成本線の特急または普通で京成高砂駅まで行きます。そして京成高砂駅で金町線に乗り換えて1駅目ですが、京成高砂駅での金町線との乗換は改札外連絡なのできっぷの取り忘れ、改札外制限時間オーバーにご注意下さい。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅で下車。山手線内回り電車に乗り換えて日暮里駅で下車します。以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅や駅近くにコンビニがあり、駅前や参道に主に柴又帝釈天への参拝客相手の商店、飲食店がありますが、気軽に入れる店舗は少ないかもしれません。事前に用意しておいた方が無難です。
 
大阪からの到達難易度はやや高いですが、京成金町線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は柴又駅でも途中下車されてみて下さい!
また、柴又帝釈天へご参拝の際は、一度は柴又駅も入念に観察されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)