今回の【駅】コーナーは、
神奈川県大和市北部の市街地にある東急田園都市線の終着駅で、小田急江ノ島線との乗換駅でもある、
中央林間駅(ちゅうおうりんかんえき)です。
尚、小田急の中央林間駅の記事につきましては以前UPいたしました。記事はこちら。
駅名
中央林間駅 (DT 27)
所在地
神奈川県大和市
乗車可能路線
東急電鉄：田園都市線
隣の駅
渋谷方……つきみ野駅
乗換可能駅
小田急電鉄：江ノ島線……中央林間駅まで徒歩2分
訪問・撮影時
2017年8月、2018年2月
東急駅の正面口です。
東急駅は1984年に開業した地下駅で、地上に駅ビルがあり、1階に改札口があります。
駅ビルの大半が商業施設「エトモ中央林間」となっています。駅ビル内を西へ歩けば小田急駅の南口にたどり着きます。
写真は東口に相当する正面口ですが、ビル西側、小田急駅との間には北口と南口もあります。
正面口駅前の様子です。小規模なロータリーを有する駅前広場が整備されています。
東急駅付近は元々湿地帯で、駅建設や市街地造成に伴い埋め立てられました。
周辺は市街地で、写真左側(東側)には東急系の商業施設「中央林間東急スクエア」がありまが。
駅から少し離れると住宅街が広がっています。駅南東側には三機工業の事業所や三菱重工冷熱大和工場があります。
改札口の様子です。
東急駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が並んでいて、左側にはカウンター形式の窓口兼有人改札があります。
改札口、窓口兼有人改札のさらに左側には自動券売機が設置されています。
トイレ、多機能トイレは改札内にあります。
売店「toks」は地下のホームに、コンビニ「LAWSON+toks」は「エトモ中央林間」の小田急駅手前にあります。
吊下式の駅名標です。
東急標準のデザインで、田園都市線のラインカラーでまとめられています。
駅ナンバリングも併記されています(DT27)。
ちなみに「DT」は田園都市線(Denen-Toshi line)の「D」と「T」で、決してダウンタウン(DownTown)ではありませんｗｗｗ
中央林間駅は島式ホーム1面2線の地下駅で、10両対応です。地下1階にあります。渋谷方のホーム幅は狭いです。
現時点でホームドアは設置されていませんが、2019年度下期に設置予定です。
右が1番線、左が2番線で、ともに渋谷方面です。
ホームには売店「toks」、飲料自動販売機、冷水器、ベンチ、時刻表・路線図などが設置されています。
地上の改札階との間は階段、エスカレーター、エレベーターで結ばれています。
写真は渋谷方を望む。
渋谷方を望む。すぐ先にシーサスクロッシング(両渡り線)があります。
この先、すぐに地上へ出て、高架や掘割で住宅地の中を東北東へ走ると、つきみ野駅へと至ります。
終端方を望む。ホーム端に車止めがあります。
終着駅ながら中間駅のような構造で、もし延伸されるとすれば地上を走る小田急江ノ島線と容易に立体交差が可能な構造でもあるのですが、この構造ゆえに田園都市線が愛川町方面へ延伸されるのではないか、との噂が発生しているようです。まぁ、延伸される可能性はゼロに近いと思いますが…。
あとがき
私が東急田園都市線の中央林間駅で下車(乗車)したのは2006年、2010年、2017年、2018年など、少なくとも4度あります。大半は小田急江ノ島線との乗換の際に利用していますが、田園都市線を折り返し乗車した事もあります。2017年は実現できるかどうかは未知数ですが東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。従来からある小田急駅とは違い、開業が新しい東急駅は地下駅です。駅前は小田急駅前と比較して整然とした印象でした。
新宿からですと山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ副都心線(新宿三丁目駅から)、いずれかの路線・系統で渋谷駅まで行き、東急田園都市線の急行(or準急)・中央林間行きに乗車して終点下車です。尚、小田急小田原線～小田急江ノ島線のルートでも到達できます。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り新横浜駅へ。横浜線(快速or各停どちらもOK)に乗り換えて長津田駅まで行きます、そして東急田園都市線の中央林間行きに乗り終点下車です(種別に関わらず先発列車が中央林間駅に先着)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
食料・飲料について、駅や駅前にコンビニが複数あり、駅ビル「エトモ中央林間」などを中心にチェーン店を含めて多くの店舗があります。また、小田急駅南口改札外には「箱根そば」もあります。事前に用意しなくても大丈夫です。
大阪からの到達難易度もそう高くありません。東急田園都市線を乗り鉄の際は、終点の中央林間駅ですぐ折り返さずに、ぜひ一度は駅の外にも出られてみて下さい！
(参考：東急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)