大塩駅 (おおしおえき。Oshio Station) です。
駅名
大塩駅 【副駅名:姫路大学前】 (SY 35)
所在地
兵庫県姫路市
乗車可能路線
山陽電気鉄道:本線
隣の駅
西代方…………山陽曽根駅
山陽姫路方……的形駅
訪問・撮影時
2019年3月(改良前)、2022年5月(改良後)
橋上駅舎化に伴い取り壊される運命にあります。
駅前広場はなく、駅舎の前にタクシー用のスペースがあるのみです。
現在は橋上駅舎化され、旧駅舎跡には北口が設置されました。
手前に階段、奥にエレベーターがあり、バリアフリー化されています。
付近は住宅密集地で商店もそこそこ見られますが、人通りは少ないです。
広い道路の右側に大塩天満宮があり、左側にはスーパーマーケット(トーホー)などがあります。
さらに進むと、元々塩田だった地区に出ます。
塩田跡は再開発が進み、姫路大学(旧:賢明女子学院短期大学)や姫路シーサイドゴルフコースなどができています。
駅南側、上写真の駅前通りから西への路地を入った先には、橋上駅舎化により南口が新設されました。
また、従来なかった駅前広場ロータリーも整備され、タクシー乗り場は旧駅舎時代の北側からこちらに移っています。
写真は北を望む。右側(東)の離れた場所に駅前通りがあります。
こちらは南口出入口前より南東を望む。住宅地になっています。
写真奥に路地と駅前通りの交差点があります。
所狭しとICカード『PiTaPa』対応の自動改札機が並んでいて、右側に自動券売機があります。
トイレは改札内にあります。山陽電鉄では全駅にトイレが設置されています。
こちらは橋上駅舎2階にある現在の改札口です。右が北口、左が南口です。
有人駅は維持されています。設備的には旧駅舎とほぼ同レベルです。
但し、バリアフリー化がなされており、改札内にはトイレと多機能トイレがあります。
1階各ホームへは階段のほかエレベーターでもアクセス可能です。
駅ナンバリング表示 (SY 35) が追加されています。
駅改良後、駅名標は時刻表併設の建植式になりました。
デザインは基本的に同じですが、文字の書体や配置が変更されています。
副駅名の「姫路大学前」が括弧書きされています。
イラスト版の駅名標です。
大塩天満宮の毛獅子舞が描かれています。
左(南)から姫路方面の1番線、2番線。神戸方面の3番線、4番線の順で、1番線の左側(南側)には貨物線を転用した保守用側線があります。側線にはかつて貨物ホームがあったそうです
2番線の下り本線は構内踏切でスペースを使用している関係で4両対応となっていますが、6両編成の特急系統が発着できず、もっぱら普通車(山電における普通列車の名称)用となっています。
3番線の上り本線は5両対応で、主に6両編成の直通特急が発着しますが、6両編成は最後部1両がドアカットとなります。
4番線の上り副本線は3番線とホーム長がほぼ同一なのですが、4両までしか対応していません。理由は不明ですが、4番線に6両編成が発着すると最後部車両が本線とのポイント上に停車してしまうので安全上具合が悪いのかもしれません…。
写真は山陽姫路方を望む。
橋上化と連動してホームも延伸され、構内踏切が干渉しなくなったため全番線が6両対応になりました。ホーム端が狭くなっているのは仕方ありませんね…。
その結果、下りは直通特急(6連)が主本線の2番線発着、待避する普通車が1番線発着に変更され、直通特急は到着、発車時において速度制限が緩和されました。
写真は上り線ホームより山陽姫路方を望む。左から1番線~4番線の順です。
手前側(山陽姫路方)のホーム幅が極端に狭くなっていますが、これはギリギリまでホームを延伸した証しです。
こちらは2022年、上り3番線より西代方を望む。
ホームが延伸されたのはこちらではなく奥の西代方になります。
構内踏切を廃止して、跡地をホーム延伸スペースに転用しました。
電車の最後尾は向こう側の踏切手前になります。大塩駅は両側を踏切に挟まれていますが、両踏切間は6両分以上の距離があるので理論上は道路の踏切の位置を変えたり廃止したりせずに上りホームを6両分まで延伸可能です。但し、構内踏切の廃止が前提になります。これも駅改良工事により解決される見込です。
ホーム延伸により上り直通特急は後1両のドアカットが解消され、全6両のドアが開くようになりました。
写真は上り線ホームより山陽姫路方を望む。
ホーム端のすぐ先に南北道路との踏切があります。構内踏切は手前の2番線側にあり、駅舎は左側にあります。
この先、住宅地の中を東へ進み、左に日笠山を見て高砂市に入ると山陽曽根駅へと至ります。
この先、すぐに左へカーブして住宅地の中を西へ進み、右手に山が、左手に塩田跡が、それぞれ迫ってくるとローカル度が増してきて、的形駅へと至ります。
あとがき
一方、大阪からですと阪神電鉄の梅田駅から直通特急に乗り当駅下車。早く行きたい場合はJR神戸線の新快速で明石駅まで行き、隣接する山陽明石駅から直通特急・山陽姫路行きに乗車して当駅下車です。余裕で日帰り訪問できます。