今回の【駅】コーナーは、兵庫県神戸市の六甲山系にそびえる摩耶山(標高702m)へのアクセス路線である摩耶ケーブル線の山頂駅に相当する
虹の駅(にじのえき)です。
虹の駅(にじのえき)です。
駅名 | 所在地 |
(※)虹の駅 | 兵庫県神戸市灘区 |
隣の駅
↓山麓方 |
摩耶ケーブル駅 |
乗換可能駅
路線名 | 駅名 |
神戸すまいまちづくり公社:摩耶ロープウェー | 虹の駅まで徒歩1分 |
訪問・撮影時 2018年1月
虹の駅の駅舎です。鉄筋コンクリート造り平屋建てのレトロな建物です。
多少リニューアルされていますが、大正14年の開業当時から使われ続けています。
駅舎の屋上にはNHKとサンテレビ(兵庫県域の独立局)の中継局があります。
そして、駅舎入口右側に改札口(入場専用)があり、小さな窓口もあります。
出場専用の出口は改札口の裏手にあります。
多少リニューアルされていますが、大正14年の開業当時から使われ続けています。
駅舎の屋上にはNHKとサンテレビ(兵庫県域の独立局)の中継局があります。
そして、駅舎入口右側に改札口(入場専用)があり、小さな窓口もあります。
出場専用の出口は改札口の裏手にあります。
駅前の様子です。
上り坂になっており、右へカーブしてすぐの場所に摩耶ロープウェーの「虹の駅」があります。
また、すぐ左には展望台があり、神戸市街や大阪湾を一望できます。
ちなみに、過去には駅近くに摩耶観光ホテルやとう利天上寺、遊園地や土産物店もありましたが、
摩耶観光ホテルは台風等被害で1967年頃に営業休止、その後は学生用の宿泊所に転用されましたが、1993年には建物の使用が停止され、その2年後の1995年には阪神・淡路大震災で損傷して立入禁止となり、解体されずに現在へと至ります。現在では有名な廃墟となっています。
また、とう利天上寺(とうりてんじょうじ)は1976年に賽銭泥棒による放火で焼失し、その後は摩耶山頂近くに移転、再建されましたが、その影響で虹の駅で下車する参拝客がいなくなり、参拝客を当て込んだ遊園地や土産物店は閉鎖を余儀なくされました。
結果、現在は駅前にはランドマークが失われてしまい、当駅は実質的にケーブルカーとロープウェイの乗換に特化した駅になりました。
上り坂になっており、右へカーブしてすぐの場所に摩耶ロープウェーの「虹の駅」があります。
また、すぐ左には展望台があり、神戸市街や大阪湾を一望できます。
ちなみに、過去には駅近くに摩耶観光ホテルやとう利天上寺、遊園地や土産物店もありましたが、
摩耶観光ホテルは台風等被害で1967年頃に営業休止、その後は学生用の宿泊所に転用されましたが、1993年には建物の使用が停止され、その2年後の1995年には阪神・淡路大震災で損傷して立入禁止となり、解体されずに現在へと至ります。現在では有名な廃墟となっています。
また、とう利天上寺(とうりてんじょうじ)は1976年に賽銭泥棒による放火で焼失し、その後は摩耶山頂近くに移転、再建されましたが、その影響で虹の駅で下車する参拝客がいなくなり、参拝客を当て込んだ遊園地や土産物店は閉鎖を余儀なくされました。
結果、現在は駅前にはランドマークが失われてしまい、当駅は実質的にケーブルカーとロープウェイの乗換に特化した駅になりました。
前述の展望台より神戸市街を望む。霞んでいて大阪湾は見えづらいですが…。
眼下に神戸市街を一望できます。夜景も綺麗です。
眼下に神戸市街を一望できます。夜景も綺麗です。
駅名標です。楕円で、洒落た感じのデザインですが、比較的シンプルでもあります。
虹の駅はケーブルカーの駅として標準的な頭端式ホーム2面1線の構造で、向かって右側のホームを降車用、左側のホームを乗車用と使い分けています。そしてホームは階段状になっています。終端部には駅舎があり、出入口(改札口)が設置されています。上屋は戦時中~戦後の休止期を経て1955年の営業再開時に建てられたものです。
写真は山頂方を望む。
写真は山頂方を望む。
山麓(摩耶ケーブル駅)方を望む。見えづらいですが、ホームから神戸市街や大阪湾を望めます。
線路は右へカーブして急勾配で下っていきます。
線路は右へカーブして急勾配で下っていきます。
山頂方を望む。終端部にケーブルカーの運転室があり、その右手に出口が、左手に入口があります。
あとがき
私が虹の駅で下車(乗車)したのは2006年、2018年の計2度です。2006年は乗りつぶしのために乗車、2018年は兵庫県の全駅を訪問する目的の一環で乗下車しました。いずれの訪問時も摩耶ロープウェーに乗り継いで星の駅(摩耶山頂)まで行っています。虹の駅はケーブルカーとロープウェイの乗り換えに特化した駅といった感じで、長時間滞在には向きません。
東京からですと東海道・山陽新幹線で新神戸駅まで行き、駅前より発着する神戸市バスの18系統・阪急六甲またはJR六甲道方面バスに乗り換えて摩耶ケーブル下駅で下車すぐに、または地下鉄新神戸駅南口側の布引バス停に発着する2系統・阪急六甲またはJR六甲道方面バスに乗り換えて観音寺下車、上り坂を徒歩7分で、それぞれ山麓駅の摩耶ケーブル駅に着きます。18系統は本数が少ないのでご注意下さい。さらに摩耶ケーブル線に乗れば虹の駅に着きます。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと阪急神戸線に乗り六甲駅で下車(特急は通過するので注意)。駅前から神戸市バスの18系統・三宮方面行きバスに乗り換えて摩耶ケーブル下駅で下車すぐに、または2系統・三宮方面行きバスに乗り換えて観音寺下車、上り坂を徒歩7分で、それぞれ山麓駅の摩耶ケーブル駅に着きます。18系統は本数が少ないのでご注意下さい。さらに摩耶ケーブル線に乗れば虹の駅に着きます。余裕で日帰り訪問できます。
尚、市バスの運賃は大人210円均一です。
一方、大阪からですと阪急神戸線に乗り六甲駅で下車(特急は通過するので注意)。駅前から神戸市バスの18系統・三宮方面行きバスに乗り換えて摩耶ケーブル下駅で下車すぐに、または2系統・三宮方面行きバスに乗り換えて観音寺下車、上り坂を徒歩7分で、それぞれ山麓駅の摩耶ケーブル駅に着きます。18系統は本数が少ないのでご注意下さい。さらに摩耶ケーブル線に乗れば虹の駅に着きます。余裕で日帰り訪問できます。
尚、市バスの運賃は大人210円均一です。
食料・飲料について、駅周辺にコンビニ、売店、飲食店は一切ありません。長時間滞在する場合は必ず事前に用意しておいて下さい。
東京からの到達難易度はやや高いですが、神戸へお越しの際は、ぜひ摩耶ケーブル線にもご乗車になり、虹の駅も観察されてみて下さい!
(参考:六甲・まや空中散歩のHP、Google地図、Wikipedia)