![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/4e/0a/j/o0550041214425727300.jpg?caw=800)
1984年の貨物列車廃止とともに廃線となった名鉄の連絡線、
知立短絡線(知立信号所~三河知立)の廃線跡について簡単に紹介します。
知立連絡線は、それぞれ独自に建設された旧・三河鉄道(三河線。三河知立駅)と旧・愛知電気鉄道(名古屋本線。新知立駅→東知立駅→1968年に廃駅)のレールがつながっていなかったため、両線を結ぶべく愛電が建設して1928年に開業しました。
当初より貨物線として使用されていましたが、戦後になると1950年より名古屋本線と三河線を結ぶ直通旅客列車が知立連絡線を介して運転されるようになりました。そして1959年に現在の知立駅が開業して、名古屋本線~三河線の直通列車は全て知立駅経由で行われる事になり、知立連絡線は再び貨物専用の路線へと戻りました。しかし、1984年1月1日に貨物輸送が廃止された事により、まず1月に三河線の山線と海線を結ぶ直通貨物線(かつての本線)が廃止され、4月には知立連絡線も廃止され、同時に知立信号所も廃止となりました。
当初より貨物線として使用されていましたが、戦後になると1950年より名古屋本線と三河線を結ぶ直通旅客列車が知立連絡線を介して運転されるようになりました。そして1959年に現在の知立駅が開業して、名古屋本線~三河線の直通列車は全て知立駅経由で行われる事になり、知立連絡線は再び貨物専用の路線へと戻りました。しかし、1984年1月1日に貨物輸送が廃止された事により、まず1月に三河線の山線と海線を結ぶ直通貨物線(かつての本線)が廃止され、4月には知立連絡線も廃止され、同時に知立信号所も廃止となりました。
今回は三河知立駅~知立信号所跡の順に廃線跡探訪レポートを紹介致します。
尚、今回の区間は徒歩でサラッと辿っただけなので調査が不十分なことをお詫び申し上げます。
![イメージ 13](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/7c/d2/j/o0800060014425727315.jpg?caw=800)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
名古屋鉄道:知立連絡線 | 知立信号所~三河知立 | 0.8km | 貨物線。1984年4月1日頃廃止 |
探訪・撮影時 | 2013年6月 |
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/64/3c/j/o0550041214425727342.jpg?caw=800)
1番線には線路とホーム跡が残存していますが、使用されていません。
尚、三河知立駅の知立方で、三河線は名古屋本線をアンダークロスしていますが、その位置に名古屋本線の新知立駅(のちの東知立駅)がありました。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/f7/86/j/o0550041214425727366.jpg?caw=800)
知立連絡線は三河線の右側を並走してから右へカーブしていました。
廃線跡は保線用の線路として利用されているようで、私の訪問時は保線用車両が留置されていました。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/cf/14/j/o0550041214425727385.jpg?caw=800)
右へカーブしてすぐの場所に車止めが設置されています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/24/33/j/o0550041214425727407.jpg?caw=800)
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/bf/de/j/o0550041214425727437.jpg?caw=800)
右側には三河線が走っています。見づらいですが、2枚上の写真にある車止めが見えます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/e4/dc/j/o0550041214425727457.jpg?caw=800)
遮断機は撤去されていました。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/8c/de/j/o0550041214425727471.jpg?caw=800)
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/46/f4/j/o0550041214425727499.jpg?caw=800)
レールと架線柱が残存していましたが、架線は撤去されていて、線路敷も草が生えていました。
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/40/9c/j/o0550041214425727522.jpg?caw=800)
![イメージ 11](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/fc/64/j/o0550041214425727542.jpg?caw=800)
![イメージ 12](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/s-limited-express/be/9a/j/o0550041214425727562.jpg?caw=800)
この付近もレールが残っていました。但し、知立連絡線の線路の位置に架線柱が建て直された箇所もありました。
(おしまい)
私が知立連絡線の廃線跡を探訪したのは2013年の1度きりで、三河知立駅で下車して徒歩で往復探訪しました。意外と多くの遺構が残存していました。また、以前より名古屋本線や三河線を走る列車内から知立連絡線の廃線跡を見た事はありました。
知立連絡線跡の距離は0.8kmと短いです。三河知立駅からですと最短30分あれば徒歩でも何とか往復探訪が可能です。45分あれば余裕で回れます。尚、知立駅からですと距離があるので三河知立駅利用の方が楽です。
食料・飲料について、付近は住宅街ですが、コンビニやスーパーはありません。知立駅にも売店があるのみで、探訪時間が食事の時間に差し掛かる場合は事前に準備しておきましょう。
名鉄を乗り鉄される際は、ぜひ知立連絡線の廃線跡も探訪されてみて下さい!
(参考:地理院地図、Wikipedia)