中在家信号場のスイッチバック設備(プチ廃線跡探訪) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回のプチ廃線跡探訪コーナーは、
関西本線非電化区間の「加太越え」区間にある中在家信号場の、
現在は使用されていないスイッチバック設備
について簡単に紹介していきます。

  

中在家信号場は加太(かぶと)~柘植(つげ)のほぼ中間地点にあり、連続勾配区間のためにスイッチバック式の信号場として1928年に設置されました。
その後は運行本数の減少などにより列車交換の機会が減少し、2006年にスイッチバック設備の使用を停止して棒線信号場として現在も中在家信号場は存在しています。
尚、スイッチバック設備は2010年の時点で残存していましたが、その後どうなっているのかは分かりません…。

  
  

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亀山方から連続上り勾配を進んでいると、右手上方に引上線が現れます。

  
  

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そして引上線が接近し、

  
  

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本線と引上線が合流します。

  
  

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すぐに発着線が分岐しますが、

  
  

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発着線には雑草が生えており、車止めは確認できませんでした。
本線はまだまだ上り勾配が続き、全長929mの加太トンネルを抜けると下り勾配に転じます。

  
  

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この3点は反対方向からの風景です。引上線も雑草に覆われていますね…。

  
  

(おしまい)  

  

  
注意点  

車内から中在家信号場をはっきり確認するには最前部または最後部に陣取る必要があります。
私は2002年にスイッチバック線で待避する列車に一度乗ったのが最初で最後でした。
もうスイッチバック設備が復活する事はないでしょうね…。

  
  

(2008年、2009年、2010年撮影。参考:地理院地図、Yahoo!地図、Wikipedia)