小野田線【本線】(山口県宇部市~山陽小野田市。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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雀田駅にて。123系電車です。

  

今回は、宇部線の居能駅から海側へ分岐して、山陽小野田市の臨海部や中心部を通って山陽本線の小野田駅に至る、
かつては貨物輸送が盛んだった電化ローカル線、小野田線(本線)を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR西日本:小野田線【本線】  居能~小野田  11.6km   全線単線・直流1,500V電化  

  

  

踏破達成時   2001年8月  
撮影時   2009年10月  

  

  

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小野田線の起点駅は居能駅ですが、全列車が宇部線に乗り入れて市街地にある宇部新川駅までの運行となっています。

  

宇部新川~居能の1区間は宇部線を走行します。

  
  

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居能駅は単式・島式ホームが各1面の計2面3線ですが、尚、島式ホームの片側・2番線は使用されていません。

  
  

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居能を発車すると左へカーブして宇部線と分かれ、右手に宇部市中央卸売市場を、左手に宇部市西部浄化センターを見ながら西へ走ると厚東川を渡ります。

  

その後は住宅と田園の混在した風景の中を走ると妻崎に着きます。妻崎を発車後は左へカーブして丘陵地へと入り、長門長沢に着きます。

  
  

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長門長沢を発車後は宇部湾岸道路(宇部スカイロード)と宇部興産専用道路を潜り、起伏のある長閑な農村風景の中を走ると住宅地へと入り、山口県・宇部市から山陽小野田市(旧・小野田市)へ変わると右へカーブして雀田に到着します。雀田駅では長門本山へ向かう本山支線が直進する形で分岐しています。

  
  

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雀田を発車すると右カーブが続き、丘陵地を出ると市街地へと入ります。

  

松原駅跡を通過するとさらに右へカーブして県道354号と踏切で交差すると、左手に臨海工業地帯を見ながら北上して小野田港に着きます。小野田港駅の旧駅名は「セメント町」でしたが、元々は現在の南小野田駅の場所に小野田港駅がありました。

  

小野田港を発車後は太平洋セメントの専用線跡が左へ分岐して、その後は引き続き市街地を北へ進んで南小野田に到着します。南小野田駅は、南へ移転した小野田港駅の旧駅をそのまま「小野田港駅北口」として残したことに端を発し、その後「南小野田駅」として独立しました。故に、前述の「セメント町」は正式な地名としても存在しますが、セメント町は現在の小野田港駅ではなく当駅の南東側に存在します。ちなみに、南小野田駅の所在地は「平成町」で、小野田港駅は「北竜王町」です。

  
  

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小野田港~南小野田にて。臨海部を走ります。港を遠望できます。

  

南小野田を発車すると右へ左へカーブしながら小野田市街を北へ走ります。

  
  

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そして築堤高架になり右へカーブすると南中川に着きます。

  

南中川を発車後は国道190号と並行しながら丘陵地の山間部を走り、やがて左側に有帆川が接近すると右へカーブして目出に着きます。

  
  

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目出駅にて。有帆川のほとりに駅があります。

  

目出を発車後は左へカーブしながら昔ながらの田園の混在した住宅地を走り、有帆川を渡ると田園地帯を走ります。その後は住宅地へと入り、左へカーブして山陽本線と合流すると小野田に到着します。

  
  

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小野田駅は島式ホーム2面4線の構造で、小野田線の列車はいちばん南側の3番線のみを使用します。
尚、現在は小野田線と山陽本線を結ぶ渡り線は撤去されて、直通運転は不可能です。
小野田駅周辺は東隣の宇部駅と同様に市街地から離れている関係で寂しい感じがしますが、山陽小野田市の市役所へは当駅が最寄駅となります。

  

  
乗り鉄の注意点  

小野田線では普通列車のみの運転で、電化ローカル線ながら本数は非常に少ないです。
宇部新川~小野田の全線通し系統が10往復で、上り1本は宇部線をさらに進んで新山口まで直通します。また、本山支線直通の宇部新川~長門本山間の列車が下り1往復、上り2往復運転されています。

  

全線通し系統は概ね2~4時間に1本の割合で運転されていて、不便です。但し、朝と夕方は1~2時間に1本の割合まで増えます。
まぁ、いずれにしても乗りつぶし難易度は高いです。特に1日3往復しか運転されない本山支線を含めた乗りつぶしは困難を極めます。

  

使用車両は123系がメインで、朝の1往復のみ105系が使用されます。

  

宇部新川からの所要時間は、居能4分、雀田13分、小野田28分です。宇部新川~小野田の移動は宇部線~山陽本線のルートも使うことができますが、経由路線によって運賃が異なるので(小野田線経由の方が割高)、要注意です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
居能駅   JR西日本:宇部線  
雀田駅   JR西日本:小野田線本山支線  
小野田駅   JR西日本:山陽本線。国鉄:山陽本線・宇部~厚狭の貨物線跡(簡易記事)    
  
(参考:Wikipedia)