上毛電気鉄道上毛線(群馬県前橋市~桐生市。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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赤城駅にて。元京王井の頭線3000系電車の700形です。

  

今回は、群馬県の県庁所在地である前橋市と(高崎市ではない)桐生市を一直線に結ぶ、赤城山を望みながら走るローカル私鉄路線、
上毛電気鉄道上毛線を紹介します。

  

尚、上毛線の南方を両毛線が伊勢崎を頂点として三角形の2辺を描くような線形で前橋~桐生を結んでいます。本数こそ上毛線の方が多いものの、所要時間や運賃面でJRの方が有利な状況です。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  
  

路線名   区間   営業キロ  備考  
上毛電気鉄道:上毛線  中央前橋~西桐生  25.4km   (※1)  

(※1)全線単線・直流1,500V電化。軌間1,067mm。      

  

  

踏破達成時   2004年12月  
撮影時   2011年  

  

  

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中央前橋駅は駅名の通り前橋市街の中心部(やや東側)にあります。駅舎は新しいです。
JR両毛線の前橋駅とは1kmほど離れていて、両駅を結ぶ日本中央バスによる連絡バスが上毛線の列車と接続する形で運行しています(運賃:大人100円)。

  
  

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中央前橋駅は頭端式ホーム3面3線の構造で、終端部に改札口があります。
自転車利用者は階段を使わずにホームと改札外を行き来できます。

  
  

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中央前橋を発車すると右側を流れる広瀬川に沿って市街地を南東へ進みます。

  

やがて大きく左へカーブして針路を北東へ変えると城東に着きます。城東を発車後は住宅街の中を走り、東部バイパスと交差してから右へカーブすると三俣に着きます。
三俣を発車後は住宅地を東へ進みますが、片貝を過ぎると田園風景の中を走るようになり、上泉に着きます。上泉を発車後は桃ノ木川を渡り、左カーブして住宅地へ入ると赤坂に着きます。
赤坂を発車後は農地の混在した住宅地を北東へ進み、国道17号線(上武道路)をアンダーパスすると心臓血管センター駅に着きます。

  
  

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心臓血管センター駅を発車後は左手に群馬県立心臓血管センターを見ながら寺沢川を渡り、住宅地の中を進むようになると江木に着きます。

  

江木を発車後は左前方に赤城山を見ながら田畑の中を東北東へ進み、やがて住宅地へ入ると左側にある車両基地を見つつ大胡(おおご)に到着します。

  
  

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大胡駅にて。運転上の拠点駅です。中央前橋方に車庫があります。

  

大胡を発車するとカーブしながら起伏のある住宅地を東へ進み、樋越に着きます。樋越を発車後は左手に赤城山を見ながら北原、新屋と農村部を走り、右側に市街地が見えてくると粕川に着きます。

  
  

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粕川を発車後は住宅の点在する田園地帯を東へ進み、膳に着きます。
(私の乗車日は霞んでいて赤城山をあまり望めませんでした…)

  

膳を過ぎると群馬県・前橋市から桐生市へと変わり住宅地へ入ると新里に着きます。

  
  

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(後方展望)新里を発車後は左へ右へカーブしなが起伏のある農村地帯を東へ走り、新川に着きます。

  

新川を発車後は左へカーブして畑の中を北東へ走り、東新川を過ぎると「みどり市」へと変わり住宅地を進むと赤城に到着します。

  

赤城を発車すると東武桐生線 (右側)と並走しながら住宅地の中を北東へ、やがて右へカーブして南東へ進みます。桐生市へ戻ってもなお東武線と並走して、左側に桐生運動公園が見えてくると桐生球場前に着きますが、並走する東武線には駅は設置されていません。

  
  

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桐生球場前を発車後は左へカーブして東武線と分かれ、すぐに わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線をオーバーパスします。その後は右へカーブして住宅地を南東へ進み、天王宿に着きます。

  

天王宿を発車後は国道122号と交差してから大きく左へカーブして北東へ針路を変え、左手に小さな山が見えてくると富士山下に着きます、

  
  

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富士山下を発車後は渡良瀬川を渡りますが、車窓から見える景色は綺麗です。

  

渡良瀬川を渡り終えると市街地へ入り、右へカーブすると丸山下に着きます。
丸山下を発車後は左手に水道山などを見ながら市街地を東南東へと進み、終着駅の西桐生に到着します。

  
  

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西桐生駅は頭端式ホーム1面2線の構造で、終端部に改札口があります。

  
  

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西桐生駅の駅舎は1928年(昭和3年)の開業時からのもので、洋風建築です。駅は市街地にあります。
JR・わたらせ渓谷鐵道の桐生駅は南へ約300mの場所にあり、徒歩5分ほどです。

  

  

乗り鉄の注意点   

上毛線では各駅停車のみの運転で、早朝・深夜とラッシュ時に出入庫関係で大胡発着の列車が一部設定されている以外は全て中央前橋~西桐生の全線通し運転です。
また、平日朝(夏休みを除く。要確認)以外の列車では『サイクルトレイン』と称して、後方車両に自転車を持ち込むことが可能です(運賃のみで持込可)。

   

朝ラッシュ時は毎時3本程度、それ以外の時間帯は毎時2本の運転です。中央前橋駅では上毛線列車に接続して前橋駅との間を日本中央バスによる連絡バスが結んでいます(運賃は大人100円)。また、赤城駅での東武桐生線との接続は比較的良好ですが、データイムは2本に1本が特急『りょうもう』で、特急料金が必要なのでご注意下さい。

   

運用車両は元京王井の頭線3000系だった700形2連の独壇場です。また、旧形のデハ100型電車とホキ1型貨車が現役で、工事列車牽引機として使用されており、イベント時にも使用されます。

   

中央前橋からの所要時間は、大胡まで17分、赤城まで38分、西桐生まで52分です。

   

最後に、上毛電気鉄道では『 PASMO 』などの交通系ICカードに対応していません。赤城駅に設置されている簡易改札機は東武桐生線用のものなので、間違えてタッチしないようにご注意下さい!

   

   

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
中央前橋駅   JR東日本:両毛線 (前橋駅まで徒歩10分または連絡バス5分)  
赤城駅   東武鉄道:桐生線  
西桐生駅   JR東日本:両毛線 (桐生駅まで徒歩7分)  
西桐生駅   わたらせ渓谷鐵道:わたらせ渓谷線 (桐生駅まで徒歩7分)  
  
(参考:Wikipedia)