西濃鉄道市橋線(岐阜県大垣市。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回は、岐阜県大垣市を走る貨物専業の西濃鉄道の唯一の現役路線で、美濃赤坂駅と石灰石の工場を結ぶ貨物線である
西濃鉄道市橋線を簡単に紹介します。
市橋線は過去に旅客営業も行っていましたが(1930年~1945年)、現在は貨物線として営業しています。

  

尚、私の訪問時は貨物列車の運行がなかったので列車の写真はありませんが、ご了承願います。

  
  

イメージ 1
(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
西濃鉄道:市橋線  美濃赤坂~猿岩  2.0km   全線単線・非電化。軌間1,067mm  
  
  
訪問・撮影時   2011年8月ほか  

  

  

イメージ 2
美濃赤坂駅にて。JR東海道本線美濃赤坂支線と市橋線を接続する線路は東側の7番線で、JRの旅客列車が発着する1番線とは離れています。
なお、美濃赤坂駅の駅舎は事実上西濃鉄道の事務所として使用されています。

  
  

イメージ 3
美濃赤坂を発車すると住宅街を縫うように北へ進みます。

  
  

イメージ 4
しばらく進むと赤坂本町駅跡を通過します。

  
  

イメージ 5
赤坂本町駅跡にはホームが残っています。

  

赤坂本町駅跡を過ぎると旧中山道と交差し、引き続き住宅地を北上します。

  
  

イメージ 6
そして左へカーブすると田園地帯を進み、

  
  

イメージ 7
今度は右へカーブして石引神社の境内を通過します。

  
  

イメージ 8
その後は林の中などを進み、

  
  

イメージ 9
金生山産業道路と踏切で交差すると乙女坂駅に到着します。

  

乙女坂駅を発車すると矢橋工業乙女坂工場や石灰工業各社の工場構内を北へ進み、河合石灰工業の工場東側に位置する猿岩駅に到着します。
尚、乙女坂~猿岩は複線のように見えますが、実際には市橋線の本線と側線が並行しているとのことです。

  
  

イメージ 10
猿岩駅にて。
現在、乙女坂~猿岩は貨物列車の運行はなく、猿岩駅の機能は機関車の折り返し(機回し)のみとなっています。
また、2006年まではこれより先、市橋駅まで路線が延びていました。
⇒猿岩~市橋間の廃線跡探訪の記事はこちら

  

  

情報  

市橋線では1930年~1945年まで旅客輸送を行っていましたが、現在は貨物輸送のみです。

  

乙女坂駅から名古屋臨海鉄道の名古屋南貨物駅に専用線が接続する新日鐵住金名古屋製鐵所へ向かう定期貨物列車が1日2往復、臨時が1往復運行しています。(Wikipediaより引用)

  

市橋線を辿るには線路を通れませんので、沿線からアプローチするしかないです。自転車を使えば楽に探訪できます。
美濃赤坂駅では9時~16時の間、駅舎の事務所(JR東海やJR貨物ではなく西濃鉄道の事務所になっています)ではタダで自転車を借りることができます(現在は不明)。

  

注意点としては、乙女坂駅南側で交差する金生山産業道路、そして乙女坂駅~猿岩駅で市橋線と並走する道路ともダンプカーが頻繁に通ります。道路には歩道がないので、交通安全上ややリスクがあります。気をつけて下さい。

  

  

接続路線  

接続駅   接続路線  
美濃赤坂駅   JR東海:東海道本線【美濃赤坂支線】  
美濃赤坂駅   西濃鉄道:昼飯線(貨物線。2006年廃止)  
猿岩駅   西濃鉄道:市橋線(市橋方面。2006年廃止)  
  
(参考:Yahoo!ブログ『まっくすの駅旅日記』、Wikipedia)