阪急今津線(その1・宝塚~西宮北口【今津北線】) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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西宮北口駅にて。3000系or3100系でしょうか?

  

今回から2回にわたり、宝塚市と西宮市を南北に結ぶ阪急神戸線の支線である阪急今津線を紹介していきますが、
第1回目は有川浩さんの小説『阪急電車』と、2011年に映画化された『阪急電車 片道15分の奇跡』の舞台となった今津線の北側区間、
今津北線(宝塚~西宮北口)(旧・西宝線区間)を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  
阪急電鉄:今津線  宝塚~西宮北口~今津  9.3km  
  
  
今回紹介の区間  
区間   営業キロ  備考  
宝塚~西宮北口  7.7km   全区間複線。直流1,500V電化。軌間1,435mm  
  
  
踏破達成時   1999年10月  
撮影時   2013年8月ほか  

  

  

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西宮北口駅(副駅名:阪急西宮ガーデンズ前)の今津北線部分は頭端式ホーム3面2線(1線ごとに6号線、7号線)の構造で、ホームは乗降分離がなされています。
1984年に実施された神戸本線との平面交差(ダイヤモンドクロス)解消にともない、今津南線とは分断されてしまいました。

  
  

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また、今津北線ホームの東側には神戸本線の梅田方とを結ぶ連絡線(9号線)があり、回送列車や神戸本線直通列車が使用しています。
尚、線路が急カーブしていて乗降に支障をきたすことからホームは設置されていなくて、9号線を通る列車は西宮北口駅を通過扱いになります。

  

西宮北口を発車するとすぐに右側から来た神戸本線への連絡線と合流し、住宅街を北上します。そして国道171号線をアンダーパスすると門戸厄神に着きます。
門戸厄神を発車後も引き続き住宅街を、左手に甲山や六甲山地を見ながら北上します。

  
  

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そして山陽新幹線をアンダーパスすると甲東園に着きます。関西学院大学などへの最寄駅で、多くの学生で賑わっています。

  

甲東園を発車後は左へカーブして勾配を上ります。そして仁川を渡ると兵庫県・西宮市から宝塚市へと変わり、ほどなくして仁川駅に到着します。JRA阪神競馬場への最寄駅です。

  
  

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仁川駅を発車すると右手にJRA阪神競馬場のスタンドや臨時ホームを、

  
  

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そして左手には弁天池越しに甲山などを見ながら、

  
  

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住宅地の中をアップダウンしながら北上し続けます。

  

そして左手に一時的に山地が迫ってくると小林(おばやし)に着きます。

  

小林を発車後は所々左手に崖が迫りながらも閑静な住宅地を北上します。そして左へカーブすると同時に逆瀬川駅に到着します。

  
  

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逆瀬川駅にて。駅周辺は市街地になっています。

  

逆瀬川駅を発車すると逆瀬川を渡り、住宅街を北北西へ走ります。そして右へカーブしつつ高架線になると宝塚南口に着きます。

  
  

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宝塚南口駅にて。正面の武庫川越しには2014年に100周年を迎える宝塚歌劇団の宝塚大劇場を望めます。

  
  

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宝塚南口を発車後は左手に阪急系の宝塚ホテルを見た後に武庫川を渡ります。尚、この武庫川の右岸(南側)には宝塚温泉があり、かつては多くの温泉旅館が営業していたそうですが、現在は2軒だけだそうです。

  

武庫川を渡り終えると左手には宝塚歌劇団の宝塚大劇場、小劇場の宝塚バウホールを、右手には遊園地・宝塚ファミリーランド跡地にできた宝塚ガーデンフィールズを見ながら左へカーブします。「花のみち」をオーバーパスするとカーブは終わり、高架線を西北西へと走ります。そして正面左手に阪急百貨店が見えてくると右から来た宝塚本線と合流し、終点の宝塚に到着します。

  
  

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宝塚駅は頭端式ホーム2面4線で、本来は電車が停車している写真右側の南側2線(1号線、2号線)が今津線のホームです。
データイムには宝塚本線の電車との乗換の利便性を確保するため、今津線電車が写真左側の3号線へ入線し、1号線・2号線ホームは閉鎖されます。
尚、1・2号線ホームと3・4号線ホームは終端部で結ばれていて、回り道をすれば階段などで上下移動しなくても今津線と宝塚本線との乗換が可能です。

  

  

乗り鉄の注意点   

今津北線では普通電車と神戸本線直通の準急が運転されています。準急は平日朝ラッシュ時に宝塚発梅田行きが6本運転されていて、今津線内は各駅に停車し、西宮北口では連絡線の9号線を通過して神戸本線へ直通します。準急は西宮北口駅には停車しないので要注意です。
普通列車については神戸本線との平面交差が解消(=今津南線と線路が分断)されてから全列車が宝塚~西宮北口の今津北線区間内運転となっています。

   

平日データイムと、土休日朝~夕は10分間隔の運転で、平日朝と夕~夜のラッシュ時に増発される一方、早朝・深夜と土休日夜間は減便されます。
また、阪神競馬場での競馬開催日には普通の増便や仁川発梅田行きの臨時急行が、行楽シーズンには嵐山へ直通する臨時の直通特急の運転されます(いずれも西宮北口駅の9号線を通り神戸本線へ直通。西宮北口駅は通過)。

   

使用車両は、区間内完結列車は6両編成で、3000系、3100系、5100系、6000系、7000系が使用されています。
神戸本線直通運転列車は神戸本線で運用される8両編成の各形式が使用されています。

   

西宮北口~宝塚の所要時間は、14分です。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線
宝塚駅   阪急電鉄:宝塚本線。JR西日本:福知山線【JR宝塚線】   
西宮北口駅   阪急電鉄:今津線【今津南線】(今津方面)神戸本線  
  
(参考:宝塚歌劇のHP、Wikipedia)