西鉄甘木線(福岡県久留米市~朝倉市。2012年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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金島駅にて。7000形電車です。

  

今回は、福岡県各地に展開している大手私鉄・西日本鉄道の路線のうち、筑後地方の久留米と甘木(現・朝倉市)を結ぶローカル線で、当初は路面電車タイプの車両が走る軌道線として開業した
西鉄甘木線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
西日本鉄道:甘木線  宮の陣~甘木  17.9km   全線単線・直流1,500V電化。軌間1,435mm  
  
  
踏破達成時   2001年1月  
撮影時   2012年6月  

  

  

花畑駅、西鉄久留米駅から櫛原駅を経て筑後川を渡った北側にある甘木線の起点駅・宮の陣駅までは天神大牟田線を走ります。筑後川を渡り終えると右へ分岐して宮の陣駅に到着します。

   
   

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宮の陣駅にて。甘木線ホームの甘木方は天神大牟田線とは離れています。


 

宮の陣を発車すると築堤高架から地平へと下りて、住宅地を東へ進みます。やがて左へカーブして五郎丸を過ぎると九州自動車道をアンダーパスし、学校前に着きます。


 

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(後方展望)学校前駅にて。駅名の通り駅前には宮の陣小学校があります。

 

学校前を発車後は田畑の中を走るようになり、右手に新産業団地を見た後は古賀茶屋(こがんちゃや)に着きます。
古賀茶屋を発車後は大刀洗川を渡り、その後は住宅地の中を走るようになると旧・北野町の中心駅である北野に到着します。


 

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北野駅にて。駅前の通りは昔ながらの商店街になっています。

 

北野を発車すると引き続き住宅地を走りますが、陣屋川を渡ると筑紫平野の田園を見ながら走ります。集落にある大城を発車後も田園地帯を走り、やがて左へカーブすると金島に着きます。
金島を発車後はさらに左へカーブして針路を北へ変えます。その後も駅間は田園風景の中を、駅付近は集落内を、といった感じが続きます。福岡県・久留米市から大刀洗町へと変わり大刀洗町役場が近くにある大堰、本郷、今度は朝倉市へと変わり上浦、そして大分自動車道をアンダーパスして馬田と北上します。


 

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金島~大堰にて。甘木線の沿線は田園地帯の割合が高いです。


 

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馬田を発車すると引き続き田園地帯を走り、やがて左側から甘木鉄道甘木線が接近してくると右へカーブして一旦は並走します。
余談ですが、この付近は青森県の黒石駅付近・弘南鉄道弘南線と国鉄黒石線の位置関係と似ています。その後国鉄黒石線は弘南鉄道黒石線となりましたが1998年に廃止されました。

 

その後はすぐに離れて小石原川を渡ると住宅地へと入り、終点の甘木に到着します。


 

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甘木駅は島式ホーム1面2線の構造です。


 

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甘木駅舎は1948年に建築され、西鉄の駅舎の中では現存最古です。
甘木駅は市街地にありますが、手狭な場所に駅があり、タクシーが待機するスペースも少ないです。駅前には狭い道路が通っていて、かなり危険です。

 

また、甘木鉄道の甘木駅は徒歩5分ほどの場所にあり、相互の乗換はあまり便利ではありません。

  

  

乗り鉄の注意点  

甘木線の全列車が普通列車としての運転で、また全列車が宮の陣方にて天神大牟田線(西鉄久留米・花畑・西鉄柳川・大牟田のいずれか)に乗り入れています。
線内では宮の陣~甘木の全線通し系統が概ね毎時2本の運転で、夕方ラッシュ時には若干増発されます。また、朝ラッシュ時には宮の陣方より本郷折返しの列車が2往復運転されています。

  

使用車両は7000形(4扉車)と7050形(3扉車)です。

  

宮の陣~甘木の所要時間は35分前後です。データイムは甘木方面38分、宮の陣方面32分で差があります。

  

また、甘木線は盲腸線ですが、乗り鉄・乗りつぶしの際は甘木駅にて徒歩連絡可能な甘木鉄道を利用することにより両路線を効率的に乗ることが可能です。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線
(西鉄久留米駅)   西日本鉄道:天神大牟田線(柳川・大牟田方面)  
宮の陣駅   西日本鉄道:天神大牟田線(小郡・西鉄福岡【天神】方面)  
甘木駅   甘木鉄道:甘木線 (甘木駅まで徒歩5分)  
  
(参考:Wikipedia)