近鉄天理線(奈良県大和郡山市~天理市。2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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天理駅にて。L/Cカーの5800系電車です。

  

今回は、平端駅にて近鉄橿原線から分岐し、宗教都市として有名な天理市へ至る短距離路線、
近鉄天理線を簡単に紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
近畿日本鉄道:天理線  平端~天理  4.5km   (※1)  
(※1)全線複線・直流1,500V電化。軌間1,435mm。      
  
  
踏破達成時   2001年3月  
撮影時   2009年1月  

  

  

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起点の平端駅にて。線形の都合上、橿原線とはホームが分離されています。
尚、天理線の前身は「天理軽便鉄道」で、関西本線の法隆寺~天理間の路線でしたが、後に大阪電気軌道(近鉄の前身会社)に買収されて橿原線と直通運転できるように標準機への改軌、電化が行われました。そして支線と化した法隆寺~平端は戦時中に休止、戦後に廃止となりました。

  
  

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平端駅ホームにて大和西大寺方を望む。天理線は平端駅の大和西大寺方で橿原線から分岐します。
尚、名古屋から天理へ向かう臨時特急列車は橿原線の本線を使用してスイッチバックし、天理線へと入ります。

  
  

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平端駅ホームにて天理方を望む。天理市街の向こう側には大和高原などが広がる山地になっています。
また、近くを通る西名阪自動車道は天理ICから先は料金不要の国道25号・名阪国道となり、オメガカーブなどで山間部を走って三重県・亀山ICを目指します。

  
  

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平端を発車すると車窓右に橿原線を見ながら築堤上を東南東へ進み、佐保川を渡った後は田園風景の中を進みます。そして国道24号線バイパス【京奈和自動車道(大和御所道路)】をアンダーパスした後に奈良県・大和郡山市から天理市へと変わると二階堂に到着します。

  
  

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二階堂駅にて。島式ホーム1面2線です。
天理線は単線かと思う方が多いかもしれませんが、全線複線となっています。

  

二階堂を発車すると国道24号をアンダーパスし、住宅や工場と田園が混在した風景の中を東へ進み、前栽(せんざい)に着きます。
前栽を発車後は住宅地を東へ進み、やがて正面に市街地へと入ると終点の天理に到着します。

  
  

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天理駅は頭単式ホーム4面3線と大規模な構造で、天理教祭礼時に多数運転される臨時列車に備えています。
ホーム改札口側(写真手前側)の頭上はJR桜井線【万葉まほろば線】の天理駅ホームになっています。

     
     

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天理駅舎はJR駅の高架下にあり、JR駅舎は近鉄駅の南側にあります。
駅周辺は市街地で、天理教教会本部は駅南側にあるアーケード商店街「天理本通」を通って東へ約1kmの場所にあります。

  

  

乗り鉄の注意点  

天理線では急行と普通が運行されていますが、急行は橿原線直通・京都or大和西大寺~天理の運転で天理線内は各駅に停車します。

  

運転本数は、データイムは毎時3本(うち1本が大和西大寺~天理の運転)、朝夕は急行(毎時1~2本)と合わせて毎時4~5本の運転で、一部の普通列車は橿原線へ乗り入れます。
また、天理教祭礼時は大阪・京都・名古屋方面から臨時列車が多数乗り入れてきます。

  

使用車両は奈良線・京都線系統の各形式が使用され、2両編成の列車が早朝深夜に1往復設定されているほかは4両または6両編成となっています。

  

平端~天理の所要時間は、6分です。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
平端駅   近畿日本鉄道:橿原線  
天理駅   JR西日本:桜井線【万葉まほろば線】  
  
(参考:Wikipedia)