長崎スカイウェイ・稲佐山中腹駅のミニゴンドラ(2008年の休止時に訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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今回は、2008年に廃止となった、長崎県長崎市の稲佐山中腹と山頂を結んでいた『長崎スカイウェイ』の、
中腹駅と近くにある駐車場を結ぶために設置されたバリアフリー施設である(車椅子での利用は難しそうですが)、
ミニゴンドラを簡単に紹介します。

 

長崎市はご存知の通り坂道が多く、このようなゴンドラ施設(斜面移送システム)が何箇所か存在します。
(「てんじんくん」、「さくら号」など)  
しかし、殆どが一般利用できないようです。このゴンドラは一般利用できるようです。
スカイウェイが廃止された現在、この施設が存在しているかどうか定かではありませんが…。

 

尚、便宜上、山麓側を「駐車場駅」、山頂側を「中腹駅」と呼ばせて頂きます。ご了承下さい。


 

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(Yahoo!地図を使用)

  

区間  全長  高低差  方式 
駐車場~中腹  不明  不明  懸垂式モノレール風 (多分、法的にはエレベーター) 
  
訪問・撮影時  2008年4月 (休止中のため未乗) 

  

  

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駐車場駅にて。
搬器は向かい合わせの2人乗りで、幅が狭く車いすは入りそうにありません。
また、この路線の形態は懸垂式モノレールに類似していますが、レールは歯軌条になっています。


 

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駐車場方を望みます。
駅ホームは駐車場とほぼ同一平面にあり、階段が全く存在しません。
おそらく、駐車場よりやや高い位置にあるスカイウェイ中腹駅までのアクセス手段として
このゴンドラ施設が導入されたのでしょう。


 

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中間地点まで登りました。
徒歩ですと階段を上下することになりますが、ゴンドラですと楽に上下できます。
また、勾配の凄さがお分かりになるかと思いますが、この手の輸送手段にとっては
これくらいの勾配は軽いものです。


 

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路線は、途中で大きく曲がります。曲線半径は鉄道では考えられないくらい小さいです。


 

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中腹駅に着きました。
スカイウェイへの乗換は左の階段を上るわけですが、そもそもスカイウェイの駅にエレベーターがなければ、
このゴンドラ施設も効果が半減してしまいますね…。
まぁ、スカイウェイ駅にはエレベーターはあったのでしょうが…。


 

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中腹駅のりばです。こちらはすぐに階段、下りこう配となっています。
駅の出入口が結構危ない場所にあります…。

  

  
あとがき  

実は過去、2006年10月に長崎ロープウェイと一緒に乗りに行ったのですが、
強風のため長崎スカイウェイが運休で、結局稲佐山中腹へ行くことができませんでした。

その後、スカイウェイと同時に乗車チャンスを窺っていましたが、
早くも2006年の12月に塩害?を理由にスカイウェイが休止になってしまいました。

それに伴いゴンドラの将来も危惧しましたが、やはり廃止後に訪問した2008年4月時点では、
「休止中」とのことで乗れませんでした。

現在はどうなっているのか分かりませんが、中腹駅前の小高い場所にあるバス停と、
地元出身の福山雅治さんなどが開催した野外コンサートで全国的に有名となった
稲佐山公園とを結ぶ移動補助施設として現在も活躍していることを期待しています。

  

  
情報 (2008年当時)  

営業期間   おそらく、スカイウェイの営業日は運行していたと思われます。  
営業時間   10時~16時30分。  
運転間隔   随時。但し、1台のみの運転の為、10分程度間隔が開いていたかもしれません  
所要時間   不明(2~3分か?)。  
料金   不要の可能性有り。  

  

  

アクセス  

長崎ロープウェイの淵神社駅まで長崎駅からバスで約5分。
ロープウェイに乗り5分で山頂の稲佐山駅。さらに徒歩約15分で稲佐山中腹。

  

稲佐山中腹まで長崎駅からバスで約15分。さらに徒歩約15分で山頂(長崎ロープウェイ稲佐山駅)。

  

  
のりかえ  

乗換駅   乗換路線 
中腹駅   長崎スカイウェイ (2008年廃止) 
  
(参考:八草きよぴ(kiyop)非公式モリゾー愛ブログ、Wikipedia)