武州長瀬駅にて。越生線の車両は写真の8000系電車4連の独壇場です。
今回は、埼玉県の西側、坂戸駅と越生駅を結ぶ東武東上線系列の、利用者の比較的多いローカル線、
東武越生線(おごせせん)を紹介します。
東武越生線(おごせせん)を紹介します。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
東武鉄道:越生線 | 坂戸~越生 | 10.9km | 単線・複線混在(※1)、直流1,500V電化。 |
(※)軌間1,067mm。
踏破達成時 | 2005年12月 |
撮影時 | 2011年5月 |
坂戸駅にて。島式ホーム2面4線で橋上駅舎を有しています。
ホームは越生線と東上本線で1面ずつ使用していますので、乗換には必ず上下移動を伴います。
現在は東上本線との直通列車は設定されていません。
ホームは越生線と東上本線で1面ずつ使用していますので、乗換には必ず上下移動を伴います。
現在は東上本線との直通列車は設定されていません。
坂戸を発車するとすぐに左へとカーブして東上本線と分かれます。住宅地の中を走り、関越自動車道をアンダーパスすると坂戸市から鶴ヶ島市へと変わりますが、すぐに坂戸市へと戻り、農地の中を走ります。そして再び鶴ヶ島市へと入ると一本松に着きます。
一本松を発車後は主に畑の中を走り、やがて坂戸市へと戻ると西大家に到着します。
西大家を発車すると大きく右へとカーブします。そして高麗川を渡って毛呂山町(もろやままち)へと入り、左へカーブすると川角に着きます。
川角を発車後は農地と住宅地が混在した風景の中を西へと走り、武州長瀬に着きます。
武州長瀬からは1区間だけ複線になり、住宅団地の中を走ります。やがて昔ながらの町並みへと変わり、東毛呂に到着します。
東毛呂駅にて。当駅から先は単線区間に戻ります。
正面に見える秩父の山並み(外秩父山地)が徐々に接近してきます。
正面に見える秩父の山並み(外秩父山地)が徐々に接近してきます。
東毛呂を発車すると住宅地を北西へと進み、越生町へと入り小さな川を渡ると武州唐沢に着きます。
武州唐沢を発車後は左の方から八高線の非電化単線が寄り添い、しばらく並走します。
やがて右へ緩やかにカーブすると終点の越生に到着します。
越生駅にて。島式ホーム1面2線の構造で、東側には留置線があります。
JRの八高線との接続駅ですが、列車の編成長も利用者数も東武の方が大きいです。
JRの八高線との接続駅ですが、列車の編成長も利用者数も東武の方が大きいです。
越生駅はJR東日本の管轄で、乗車時は『Suica』や『PASMO』を利用する際は改札口で簡易ICカード改札機で1回、そして跨線橋上にあるJR⇔東武の乗換用の簡易ICカード改札機でもう1回、計2回タッチする必要があり面倒です(下車時も同様に2回タッチが必要)。
また、越生駅より北西へ3.8kmの場所には越生梅林があり、毎年2~3月の観梅のシーズンをはじめ、4月の山吹の里歴史公園のヤマブキ開花シーズン、そして6月のあじさい山公園のアジサイ開花シーズンには多くの観光客で賑わいます。
越生線では普通電車のみの運転で、全列車が坂戸~越生の線内運転です。
平日朝が毎時6本、平日夕方と土休日朝が毎時5本、その他の時間帯は概ね毎時4本の運転と、ほぼ全区間単線ながら利便性は高いです。
また、坂戸駅での東上本線列車との接続は、両線の運転サイクルが合わない(データイムの越生線は概ね13~17分間隔、東上本線は12分間隔)ので、良い場合と悪い場合があります。しかし両線とも運転本数が多いのでさほど待たずに済みます。
平日朝が毎時6本、平日夕方と土休日朝が毎時5本、その他の時間帯は概ね毎時4本の運転と、ほぼ全区間単線ながら利便性は高いです。
また、坂戸駅での東上本線列車との接続は、両線の運転サイクルが合わない(データイムの越生線は概ね13~17分間隔、東上本線は12分間隔)ので、良い場合と悪い場合があります。しかし両線とも運転本数が多いのでさほど待たずに済みます。
使用車両は専用の8000系4両編成のみが使用されます。以前は10030系なども入線していました。
坂戸~越生の所要時間について、18分で走破する列車が多いですが、20分以上を要する列車もあります。
(参考:埼玉県越生町のHP、Wikipedia)