第259回 武蔵野貨物線、相鉄本線、大雄山線などを乗りつぶし | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

前回の続き…

2004年のゴールデンウィーク、5月1日~5月4日は、
3泊4日の日程で東京方面の私鉄路線を中心に乗り鉄をしました。

今回は3日目、武蔵野貨物線の乗りつぶしを手始めに神奈川県の私鉄路線も乗りつぶしました。
今回の日程 2004年5月3日(月・祝) 【前半】

中野坂上643(東京地下鉄丸ノ内線)647新宿700(埼京線・713F快速)735大宮808(東北貨物線→武蔵野線→武蔵野貨物線→東海道本線支線・9524Mホリデー快速鎌倉号)928横浜939(相模鉄道本線・急行)1012海老名1015(小田急小田原線・急行)1114小田原1124(箱根登山鉄道大雄山線)1145大雄山1150(大雄山線)1211小田原1226(東海道本線・836M)1249平塚1314(東海道本線・838M)1356川崎

【後半へ続く】
この日は朝5時半頃に起床。朝食後に父親の単身赴任先のアパートを出発し、まずは中野坂上から東京メトロ丸ノ内線で新宿へ出ました。そして『ホリデー・パス』を購入の上でJRに乗り換えて、埼京線の快速(205系10連)に乗り大宮まで移動しました。埼京線は混雑する路線で有名ですが、今回は休日のラッシュ逆方向ということもあり、さほど混雑していませんでした。

大宮駅からは、武蔵野南線(武蔵野貨物線)を経由して鎌倉へ至る臨時列車の『ホリデー快速鎌倉号』に乗車しました。車両はスカ色115系の6連で、大宮は始発駅だったので私はボックスシートの進行方向窓側席を確保できました。車内は1ボックスに1~2人程度と閑散としていました。



イメージ 1

大宮駅にて撮影。『ホリデー快速鎌倉号』はスカ色の115系6連・おそらく三鷹車での運転でした。

列車は定刻に大宮を発車し、東北貨物線に入ります。そして与野駅を過ぎると武蔵野線大宮支線へと入って地下へ潜り、再び地上へ出ると別所信号場で武蔵浦和へ向かう西浦和支線が分岐しました。この付近の短絡線はなかなか線名を覚えられません…。こちらは西浦和駅からは武蔵野線を走行し、停車駅では少しずつ乗客が増えてきました。そして旅客線としての終着駅である府中本町からはいよいよ貨物線の武蔵野南線へと入ります。多摩川を渡ると多摩丘陵のトンネルへと入り、時折地上の景色が見えるもののほとんどがトンネル区間でした。梶ヶ谷貨物ターミナル駅を過ぎると最後の長大トンネルを通り、地上へ出るとそこはもう神奈川県川崎市の新鶴見信号場でした。そして広大な構内を進みつつ横須賀線や湘南新宿ラインの走る品鶴線へと移り、鶴見辺りからは東海道本線、京浜東北線と並走して定刻の9時28分、横浜に到着しました。私は鎌倉まで行かずに横浜にて下車しましたが、私と同様に横浜で下車した乗客も少なからずいました。

その後は2日前と同様に相模鉄道の横浜駅へ。前回はいずみ野線を乗りつぶししましたが、今回は本線を乗りつぶします。車両は新7000系の10両編成で、私は前寄りのセミクロスシート車両のボックス席に着席しました。午前の下り方向だからか、乗車率は低かったです。
列車は2日前のいずみ野線踏破の時にも通った区間を走ります。そして二俣川からは初乗車区間に入ります。しばらくは丘陵の住宅街を走り、瀬谷を過ぎて横浜市から大和市へと変わると地下の大和駅に着きました。その後は地上に戻り台地の住宅街を走り続け、やがてJR厚木駅付近の厚木操車場へと至る厚木線が分岐し、続いて小田急小田原線と合流すると、横浜から33分で終点の海老名駅に到着しました。



イメージ 2

海老名駅にて撮影。相模鉄道の新7000系電車(旧色)です。

海老名駅では小田急小田原線に乗り換えました。すでに乗車予定の電車が入線したようなので慌ててホームへと下ります。そして何とか3分の接続で急行・小田原または箱根湯本行き(旧4000形4連+他形式の6連)に乗れましたが、これも「パスネット」のおかげです。
急行は混雑していて、私はドア脇で景色を眺めながらの移動でした。本厚木を過ぎて各駅停車区間へと入ると次第にローカル色が増してゆきます。そして伊勢原で私は下車しました。大山ケーブルに乗ろうと思い下車しましたが、バス停には多くの観光客の列が…。これでは1便目のバスには乗れないと思い、また天気も微妙だったことから今回は断念し、再び駅の改札内へと戻りました…。

伊勢原からは後続の急行(9000形6連+他形式4連)に乗車。やはり車内は箱根への観光客を中心に混雑していて、今回もドア脇で景色を眺めながらの移動になりました。車窓はさらにローカルムードが濃くなり、秦野など各駅に停まりながら渋沢を過ぎると山岳区間へと入りました。そして平地へと出てJR御殿場線へと通じる、特急『あさぎり』の通る連絡線が分岐して新松田に着きました。
新松田駅からは通過運転へと戻り、足柄平野の中を疾走します。やがて市街地へと入ると東海道本線に寄り添い、小田原駅に到着しました。私は箱根方面へは向かわず当駅で下車し、改札を出ました。

小田原駅からは、伊豆箱根鉄道の大雄山線に乗車しました。車両は5000系3連で、車内は首都圏では珍しい転換クロスシートでした。乗客は少なく、車内はガラガラでした。大雄山線は終始住宅地を走ります。企業名が駅名の富士フイルム前を通った時は「デジカメの時代に富士フイルムは大丈夫だろうか」と勝手に心配したりしましたが、現在は時代の変化に対応できているのには素人ながら感心します。そして小田原から21分で終点の大雄山駅に到着しました。お年寄りの乗客の約半数はバスに乗り換えて道了尊が祀られている大雄山最乗寺へと向かうようでした。また、駅前には名古屋資本のスーパー「ユニー」(現在はピアゴ)がありますが、神奈川県には結構「ユニー」が多い印象があります。



イメージ 3

イメージ 4

2枚とも大雄山駅にて撮影。

大雄山駅では散策する暇もなく、改札外を少し眺めただけですぐに折り返し列車に乗車し、小田原駅まで戻りました。行きと違い、途中駅での乗車が多かったです。

小田原駅では別運賃を支払って(平塚以西は『ホリデー・パス』の範囲外)JR東海道本線に乗り換えて、836M東京行き(113系11連)に乗り、平塚駅まで移動しました。113系はこの後約1~2年で全てE231系やE217系に置き換えられるとは、ペースの速さに驚かされました。



イメージ 5

三島駅にて2005年撮影。東京地区の東海道本線では湘南色の113系が最後の活躍をしていました。

そして平塚駅で下車し、駅前の「松屋」にて昼食を済ませてから、今度はグリーン券を購入して『ホリデー・パス』で改札内へ。最初にやって来た東京行き普通電車(838M)も113系で、今度は4連の付属編成を先頭に堂々たる15両編成でした。私は5号車のグリーン車(サロ110-1264)へ。車内は予想通りガラガラでした。また、快適に過ごせましたが、やはり211系やE231系などのグリーン車と比較すると古さは否めませんでした…。私としては今回が最初で最後の113系グリーン車への乗車となりましたが、もっと乗っておけば良かったと後悔しています…。そして川崎駅にて後ろ髪を引かれる思い(?)で下車。838Mを見送った後も乗り鉄を続けました。

(つづく)


今回の新規踏破路線

路線名区間距離備考
JR東日本:(武蔵野貨物線)府中本町→鶴見28.8km踏破達成!(参考記録)
相模鉄道:本線二俣川→海老名14.1km踏破達成!
小田急電鉄:小田原線海老名→小田原40.0km
伊豆箱根鉄道:大雄山線小田原~大雄山9.6km踏破達成!
(参考:Wikipedia)