久留里線(千葉県。2011年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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横田駅にて。右がキハ38形気動車、左が久留里線のほかに加古川線にも導入されたキハ37形気動車です。

  

今回は、千葉県は房総半島西部、木更津市、袖ケ浦市、君津市を通る非電化路線で、
東京近郊にもかかわらずローカルな旅を楽しめる路線でもある、
久留里線(くるりせん)を紹介します。

  

尚、2012年秋にも新型気動車のキハ130形が投入され、現行の気動車を置き換えていく予定です。国鉄型車両が引退する(と思われます)のは寂しいですが、その反面、久留里線が今後しばらくの間安泰(?)であるということでしょうか?   

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR東日本:久留里線  木更津~上総亀山  32.2km   全線単線・非電化  
  
  
踏破達成時   2004年12月  
撮影時   2011年8月  

  

  

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木更津駅にて。久留里線の列車は一番東側にある4番線のみを使用します。

  

ちなみに、今春オープンした三井アウトレットパーク木更津は当駅より海(東京湾)側にあり、西口より路線バスで約20分を要します(最も近い駅は内房線の袖ヶ浦駅で、路線バスで約10分)。

  
  

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また、木更津駅構内には久留里線車両の車両基地である幕張車両センター木更津派出があります。
国鉄色に復元されたキハ30形気動車も留置されています。

  

木更津を発車するとすぐに右へとカーブして内房線と分かれ、南側の市街地と北側の田園地帯の間を東へ向かって進みます。国道16号線をアンダーパスすると祇園で、その後は住宅地の中を通り上総清川に着きます。
上総清川を発車後は東京湾アクアライン連絡道をアンダーパスし、南側の丘陵を眺めながら進むと東清川着。その後は木更津市から袖ヶ浦市へと入り、館山自動車道をアンダーパスして小櫃川を渡ります。

  
  

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小櫃川を渡り終えると広大な田園風景の中を進み、横田に到着します。

  
  

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横田駅にて。当駅と久留里駅では2012年3月のダイヤ改正時までタブレットの交換風景が見られました。

  

横田を発車後も広大な田園地帯の中を東へ進み、東横田を過ぎると右へカーブして木更津市へと戻りやがて左手に集落、そして背後に丘陵が見えてくると馬来田(まくた)に着きます。馬来田からはのどかな田園風景の中を南へと進み、木更津市から君津市へと変わると下郡に着きます。その後は右手に田園風景、左手に山並みを見て進み小櫃(おびつ)に着きます。

  
  

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下郡~小櫃にて。徐々に山並みが接近してきます。

  

小櫃を発車すると正面の山を避けるかのように西側へ迂回しながら走り、俵田を過ぎてしばらく走ると左手に線名由来となった久留里(くるり)の住宅地が見えてきて、ほどなくして久留里駅に到着します。

  
  

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久留里駅にて。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の構造です。
列車の交換風景が見られます。また、一部の列車は当駅にて木更津へ折り返して行きます。

  

久留里駅を発車すると小櫃川のやや東側を走り、徐々に山間の風景へと変わって行きます。

  
  

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久留里~平山にて。小櫃川の渓谷を眺めながら走ります。

  

平山を過ぎると小櫃川を2度渡り、山里の風景の中を走り上総松丘に着きます。
上総松丘を発車後は国道410号線、465号線と並走しながら山間部を進みます。トンネルが2箇所あります。2つ目のトンネルを出た後も山間部を上り勾配で走り、国道465号線をアンダーパスすると左側に集落が現れ、間もなく終点の上総亀山に到着します。

  
  

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上総亀山駅にて。2011年当時は島式ホーム1面2線でしたが、現在は単式ホーム1面1線で、以前にあった駅舎側の旧1番線や留置線は撤去されてしまいました。

  
  

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上総亀山駅にて終端方を望む。少し先に車止めがあります。
また、これより先、上総中野まで延伸して木原線(現:いすみ鉄道いすみ線)と接続して房総半島を横断する予定でしたが、結局延伸されることはありませんでした…。結局は小湊鉄道線が上総中野まで到達し、今となってはいすみ線と一緒に房総半島横断鉄道の役割を担っています(といっても本数は少なすぎますが…)。

  
  

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上総亀山駅は標高99mで、千葉県内の駅(索道を除く)では一番高所に位置しています。
2011年当時は有人駅でしたが、現在は無人駅になってしまいました…。

  

  

乗り鉄の注意点  

東京からさほど離れていないにもかかわらず純然たるローカル線で、運行本数は少ないです。
全列車普通列車で、木更津~上総亀山の全区間運転の列車が下り12本、上り13本。他に木更津~久留里の区間運転列車が下り5本、上り4本です。
木更津~久留里では午前の一部を除いて概ね毎時1本の運転で、末端部の久留里~上総亀山ではデータイムと夜間に2時間ほど間隔が開くことがあります。

  

使用車両はキハ30形、キハ37形、キハ38形と、国鉄時代に製造された気動車が活躍していますが、2012年秋頃よりキハE130形気動車が導入され既存車両を置き換えていくそうです。

  

木更津からのおよその所要時間は、久留里まで50分弱、上総亀山まで約1時間10分です。
トイレ付きの車両も使用されていますが、使用不可なので要注意です。
盲腸線なので往復乗車には最低でも2時間半を要します。また、本数も少ないので乗り鉄時に行程を組む際のネックとなる路線です…。

  

また、『Suica』は利用できません。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
木更津駅   JR東日本:内房線  
  
(参考:Wikipedia)