伊太祈曽駅併設の車両基地にて。『たま電車』です。
今回は、和歌山県和歌山市の和歌山駅と紀の川市の貴志駅を結ぶローカル私鉄、
和歌山電鐵貴志川線(通称:わかやま電鉄貴志川線)を紹介します。
和歌山電鐵貴志川線(通称:わかやま電鉄貴志川線)を紹介します。
以前は南海貴志川線でしたが、2006年に岡山電気軌道の子会社として設立された和歌山電鐵に移管されました。
尚、『いちご電車』『おもちゃ電車』『たま電車』のデザインは、JR九州の車両などのデザインで有名な水戸岡鋭治氏が担当しています。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
和歌山電鐵:貴志川線 | 和歌山~貴志 | 14.3km | (※1) |
踏破達成時 | 2000年8月 |
撮影時 | 2009年4月、2012年5月 |
起点の和歌山駅は単式ホーム1面1線、いちばん東側の9番線を使用しています。
ホームの手前には窓口と(中間)改札口があります。
駅自体はJR駅の改札内にあり、JR各線との乗換は地下通路を通ります。
ホームの手前には窓口と(中間)改札口があります。
駅自体はJR駅の改札内にあり、JR各線との乗換は地下通路を通ります。
和歌山を発車すると、市街地の中をJR紀勢本線と並走しながら南下します。やがて左へカーブすると田中口、その後は住宅地を東へ進み、今度は右へカーブすると日前宮に着きます。紀伊の国の一の宮である「日前宮」の最寄駅です。
住宅地の中にある日前宮駅にて。当駅では頻繁に列車交換が行われます。
南海カラーの車両も活躍しています。
南海カラーの車両も活躍しています。
日前宮を発車すると住宅と田園が混在する風景の中を神前(こうざき)、竈山(かまやま)と南下し、再び東へ針路を変えて田園風景の中を走ると交通センター前に着きます。駅前には和歌山県警察本部交通センター(和歌山運転免許試験場)があります。
交通センター前駅付近にて。のどかな風景の中を走ります。
交通センター前を発車後も田園風景の中を東へ進みます。岡崎前を過ぎると阪和自動車道をアンダーパスして吉礼、その後は両側に迫る山地を避けながら蛇行し、車両基地や和歌山電鐵の本社が置かれている運転上の拠点駅、伊太祈曽(いだきそ)に到着します。南海時代の表記は伊太祁曽でした。
伊太祈曽駅にて。写真奥に車両基地があり、当駅を始終着となる列車が多数設定されています。
伊太祈曽を発車すると農村風景の中を東へ進み、山東を過ぎると山間部へと入ります。
山東駅~大池遊園駅にて。山間部を走ります。
そして右手に大池および桜の名所として有名な大池遊園を見ながら進むと和歌山市から紀の川市へと入り、大池遊園(おいけゆうえん)駅に着きます。
大池遊園駅を発車後は丘陵地帯を進みます。車窓左側に新興住宅地が見えてくると西山口、その後は農村風景の中を走ります。
(2009年撮影)甘露寺前を過ぎると左側に貴志川の町並みを見下ろしながら走ります。
そして右へカーブして南へ針路を変えるとほどなくして終点の貴志に到着します。
貴志駅は単式ホーム1面1線ですが保線用の側線があり、終端方には引上線があります。
ホームには「いちご神社」「おもちゃ神社」「たま神社」と三つの祠が建立されています。
ホームには「いちご神社」「おもちゃ神社」「たま神社」と三つの祠が建立されています。
貴志駅の駅舎は2010年に建替えられました。
駅舎には「たまミュージアム貴志駅」という名前が付けられています。
駅舎内には『たま駅長』の駅長室や『たま駅長』の飼い主が経営する「小山商店」。そしてジュースやジェラートを販売し、記念入場券も販売している「たまカフェ」があります。
駅舎には「たまミュージアム貴志駅」という名前が付けられています。
駅舎内には『たま駅長』の駅長室や『たま駅長』の飼い主が経営する「小山商店」。そしてジュースやジェラートを販売し、記念入場券も販売している「たまカフェ」があります。
貴志川線では各駅停車のみの運転で、全区間にわたり概ね毎時2本運転されています。
また、朝夕ラッシュ時や早朝・深夜を中心に和歌山~伊太祈曽の区間列車が運転されています。
また、朝夕ラッシュ時や早朝・深夜を中心に和歌山~伊太祈曽の区間列車が運転されています。
『いちご電車』『おもちゃ電車』『たま電車』の運行時刻については和歌山電鐵のHPに掲載されていますので、乗りたい電車に合わせてスケジュールが組むことができます(電車の急な故障時などは変更あり)。
乗り鉄をする際、和歌山~貴志の運賃が360円(往復720円)ですが、一日乗車券(650円。通年発売)を使えば安く移動でき途中下車も自由です。
また、貴志川線では『スルッとKANSAI』や『ICOCA』『PiTaPa』は使用できませんのでご注意下さい(和歌山駅の中間改札に自動改札機があるので改札内でのJRとの乗換は可能です)。
また、貴志川線では『スルッとKANSAI』や『ICOCA』『PiTaPa』は使用できませんのでご注意下さい(和歌山駅の中間改札に自動改札機があるので改札内でのJRとの乗換は可能です)。
和歌山~貴志の所要時間は概ね30分台前半です。往復乗車される際は終点の貴志駅での折り返し時間が短いので、ムリをせずに次の電車のご利用をおすすめします。
乗換駅 | 乗換路線 |
和歌山駅 | JR西日本:紀勢本線 (新宮方面【きのくに線】、紀和・和歌山市方面) |
和歌山駅 | JR西日本:阪和線、和歌山線 |
(参考:Wikipedia)