南海和歌山港線(和歌山県和歌山市。2008年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

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和歌山港駅にて。

  

今回は、和歌山市駅から和歌山港駅まで延びる南海の短距離支線、
南海和歌山港線を簡単に紹介します。

  

尚、廃止になった中間3駅跡の写真が全くありませんが、ご了承願います。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
(※)南海電気鉄道:和歌山港線  和歌山市~和歌山港  2.8km   全線単線。直流1,500V電化  
(※)和歌山市駅から県社分界点(久保町駅跡)までの0.8kmは南海が第一種鉄道事業者。県社分界点から和歌山港駅は南海が第二種鉄道事業者、和歌山県が施設を保有する第三種鉄道事業者。         

  

  

踏破達成時   1999年8月  
撮影時   2008年12月  

  

  

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和歌山市駅にて和歌山港方を望む。多数の側線が見られます。

  

和歌山市駅を発車するとすぐに側線群が収束し、かつては和歌山城の外堀であった市堀川を渡ります。

  
  

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その後は左側の市街地と右側の市堀川に挟まれながら走り、国道26号線をアンダーパスします。

  
  

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(後方展望)国道26号線をアンダーパスする地点にて。
かつてはこの地点に久保町駅がありました。また、この地点は現在では「県社分界点」として、鉄道施設はここより和歌山市方が南海の所有、和歌山港方が和歌山県の所有になっています。したがって、県社分界点から和歌山港駅の間は和歌山県が第三種鉄道事業者、南海が第二種鉄道事業者になります。

  

県社分界点を過ぎると臨海部の倉庫などが立ち並ぶ中を進み、市堀川の支流である築地川を渡ると中州に入り築地橋駅跡を通過します。

  
  

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久保町駅跡~築地橋駅跡にて。築地川を渡ります。

  
  

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(後方展望)築地橋駅跡にて。ホームは撤去されています。

  

その後も臨海部の倉庫が立ち並ぶ風景の中を進み、かつては和歌山港駅を名乗っていた築港町駅跡を通過すると高架に上がります。

  
  

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(後方展望)築港町駅跡にて。

  
  

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その後は再び築地川を渡った後に和歌山市駅から並走してきた県道16号線を斜めにオーバークロスし、ほどなくして終点の和歌山港駅に到着します。

  
  

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和歌山港駅は島式ホーム1面2線の盛土高架駅です。かつては東側の1番線のみが水軒駅へ通じていました。

  
  

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和歌山港駅ホームより水軒方を望む。現在は車止めが設置されています。
車止めの向こうが廃線跡になります。

  
  

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和歌山港駅ホームからは南海フェリーを見ることができます。
和歌山港線は南海本線と南海フェリーを連絡する役割を担っています。

  
  

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和歌山港駅の駅舎です。有人駅で、自動改札機が設置されています。
南海フェリーへは駅舎内からの連絡通路を通ります。

  

  

乗り鉄の注意点   

和歌山港線では運転本数が少なく、2時間30分間隔が開くこともあります。
列車種別は特急『サザン』または急行ですが、途中駅がないために全ての列車が和歌山市と和歌山港に停車します。
和歌山港駅では、徳島港との間を結ぶ南海フェリーの便と接続している列車もあります(要確認)。
また、乗りつぶしの際は、列車が和歌山港駅に着くとすぐに折り返してしまい、乗り遅れると2時間30分待つ羽目になるので注意が必要です。

  

和歌山市駅~和歌山港駅の所要時間は、4分~5分です。

  

  

のりかえ   

乗換駅   乗換路線  
和歌山市駅   南海電気鉄道:南海本線、(加太線列車)  
和歌山市駅   JR西日本:紀勢本線(紀和駅、和歌山駅方面)  
和歌山港駅   南海電気鉄道:和歌山港線(水軒方面。2002年廃止)   
  
(参考:Wikipedia)