盛駅にて。
今回は、国鉄の特定地方交通線から転換された第3セクター鉄道の第1号である三陸鉄道の路線で、
岩手県大船渡市の盛駅から釜石市の釜石駅までを結ぶ「三陸縦貫線」を形成する路線のひとつ、
三陸鉄道南リアス線を簡単に紹介します。
岩手県大船渡市の盛駅から釜石市の釜石駅までを結ぶ「三陸縦貫線」を形成する路線のひとつ、
三陸鉄道南リアス線を簡単に紹介します。
現在は北リアス線や元JR山田線(宮古~釜石)を含めてリアス線に改称されています。
尚、いつもながら写真が非常に少ないですが、ご了承下さい。
今回の記事は東日本大震災前の訪問時、またダイヤなどについても東日本大震災前のデータに基づいて作成しました。
また、2011年6月5日現在、全線において運転を見合わせています。
また、2011年6月5日現在、全線において運転を見合わせています。
(Yahoo!地図を使用)
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
三陸鉄道:南リアス線 | 盛~釜石 | 36.6km | 全線単線・非電化。軌間1,067mm |
踏破達成時 | 2003年12月 |
撮影時 | 2003年12月ほか |
盛駅の駅舎です。駅前のロータリーにはモニュメントが建っています。
右側がJRの駅舎、そして左側の緑色屋根の建物が三陸鉄道の駅舎です。
右側がJRの駅舎、そして左側の緑色屋根の建物が三陸鉄道の駅舎です。
盛駅は単式・島式ホーム2面3線で、南リアス線の車両は3番線を使用します。
車両は「36形」ですが、いくつものバリエーションがあります。
車両は「36形」ですが、いくつものバリエーションがあります。
盛駅を発車すると左へカーブして大船渡線と分かれます。盛川を渡り岩手開発鉄道赤崎線をオーバークロスして佐野トンネルを抜けて、陸中赤崎駅に着きます。その後はトンネルで山越えをして半島の付け根を縦断し綾里(りょうり)に着きます。綾里の集落は海寄りにあります。
綾里を発車後もリアス式海岸である三陸海岸の半島の付け根をトンネルでクリアして恋し浜、今度は海の近くを走り甫嶺と進み、やがて平地が開けてくると三陸に到着します。
綾里を発車後もリアス式海岸である三陸海岸の半島の付け根をトンネルでクリアして恋し浜、今度は海の近くを走り甫嶺と進み、やがて平地が開けてくると三陸に到着します。
恋し浜駅にて2014年撮影。
駅名が駅名だけに訪問者が多いですが、鉄道以外のアクセス手段で訪問する人の割合が高そうです…。
画質が悪くてすみませんorz 三陸駅にて。地図入りの駅名標です。
三陸を発車すると右手に集落を見ながら進んだ後にトンネルで半島を縦断し、海に近い吉浜を過ぎると鍬台トンネルに入り、大船渡市から釜石市に入り、トンネルを出ると海沿いに出て唐丹(とうに)に着きます。
三陸~吉浜間にて2014年撮影。吉浜湾近くを走りますが、リアス式海岸であるため海岸を走る区間は短いです。
唐丹を発車後は石塚トンネルで半島の付け根を縦断し、平田(へいた)を過ぎると釜石トンネルを抜け、市街地に入り甲子川を2度渡って終点の釜石駅に到着します。
三陸鉄道の釜石駅は単式ホーム1面1線で、JRの駅とは少し離れています。
JRと直通運転する列車はJRのホームに発着します。
JRと直通運転する列車はJRのホームに発着します。
画質が悪くてすみませんorz 釜石駅の駅舎です。
こちらも盛駅と同様、JR駅とは別に独自の駅舎があります。
こちらも盛駅と同様、JR駅とは別に独自の駅舎があります。
こちらは2014年撮影。
南リアス線では普通列車のみの運転ですが、早朝の下り1番列車のみは数駅を通過運転します。
また、全列車が盛~釜石の通し運転ですが、1往復のみ山田線、北リアス線へ直通して久慈まで運転されます。
また、全列車が盛~釜石の通し運転ですが、1往復のみ山田線、北リアス線へ直通して久慈まで運転されます。
データイムには2時間以上間隔が開く場合もありますが、概ね1~2時間に1本の運転です。
釜石での山田線、釜石線との接続は比較的良いですが、盛での大船渡線との接続は悪い場合が多いので注意が必要です。
釜石での山田線、釜石線との接続は比較的良いですが、盛での大船渡線との接続は悪い場合が多いので注意が必要です。
また、『青春18きっぷ』または『北海道&東日本パス』の利用者には格安のフリーきっぷが発売されていて、乗り鉄には便利です。
盛~釜石の所要時間は概ね50分前後で、列車によってばらつきがあります。
乗換駅 | 乗換路線 |
盛駅 | JR東日本:大船渡線。岩手開発鉄道(貨物専業):日頃市線、赤崎線 |
釜石駅 | JR東日本:山田線(現・三陸鉄道リアス線)、釜石線 |
(参考:Wikipedia)