大船渡線(2007年8月訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、その線形から『ドラゴンレール大船渡線』の愛称が付けられている
大船渡線を紹介します。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

大船渡線は、当初は一ノ関から気仙沼までまっすぐ東へレールが敷かれる計画でしたが、複数の地区の政治家による招致合戦?の結果、路線があっち行きこっち行きの、まさに「我田引鉄」事態になり、最終的に「鍋弦(なべづる)線」と揶揄されるような線形になってしまい、この線形の悪さが災いして現在はマイカーや路線バスに対して不利な競争を強いられています。現在、JR東日本では、線形の悪さを逆手に取り、その線形を竜に見立てて『ドラゴンレール大船渡線』の愛称が付けられました。また、大船渡線で運転されている快速列車の名称は『スーパードラゴン』です。 (参考・引用:Wikipedia)

   

   

路線名   区間   営業キロ   備考  
JR東日本:大船渡線  一ノ関~盛  105.7km  全線単線・非電化  
  
  
踏破達成時   2005年8月  
再訪問・撮影時   2007年8月  

  

  

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起点の一ノ関駅にて。大船渡線で運用される車両は、キハ100形気動車の独壇場です。

  

一ノ関を出発すると、すぐに東に向きを変え、北上高地に入って行きます。陸中門崎(りくちゅうかんざき)からは向きを北に変え、いよいよ「鍋弦線」区間に突入します。この先、「鍋弦線」区間が終わる千厩駅まで直線距離で約8kmの所、26.1kmもかけて迂回します。

  

陸中松川まで北上した後、徐々に東へ向きを変えていきます。途中にある猊鼻渓(げいびけい)は国の名勝に指定され、舟下りも楽しめる観光地です。猊鼻渓辺りから完全に東へ進んで行き、摺沢から今度は南へ下って行きます。そして千厩でようやく「鍋弦線」区間が終わり、当初計画通りに東へ、気仙沼を目指します。

  
  

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矢越付近にて。この付近では北側にある室根山を眺めることができます。

  
  

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新月を過ぎると岩手県から宮城県に入り、気仙沼線と合流して気仙沼に到着します。

  
  

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気仙沼駅では、『はやて』『こまち』にちなんだ戦隊キャラが利用客を出迎えてくれます。

  
  

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気仙沼駅の駅舎です。灯台のモニュメントがありますが、ここから海までは少し距離があります。

  

気仙沼を出発すると、市街地の裏をトンネルの連続で通過し、市街地北部の駅、鹿折唐桑に着きます。ここからは海沿いを行かずに内陸部を進み、再び岩手県に戻ります。

  
  

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脇ノ沢~小友にて。
陸前高田から海沿いを進みますが、地形がリアス式海岸なので、車窓は海沿いと内陸を繰り返します。

  
  

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下船渡付近からは、港町らしい車窓風景になります。

  

大船渡から大船渡市街地に入り、三陸鉄道南リアス線と合流し、岩手開発鉄道の線路が近づいてくると、終点の盛(さかり)です。

  
  

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盛駅にて。大船渡線の快速『スーパードラゴン』の気仙沼~盛間は各駅に停車します。

  
  

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盛駅では、三陸鉄道南リアス線と接続しています。
また、現在は貨物専業の岩手開発鉄道がさらに北へ延びています。

  
  

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2003年12月撮影。

  

盛駅の駅舎です。JRの駅舎(右側)と三陸鉄道の駅舎が隣り合っています。

  

  

乗り鉄の注意点  

大船渡線は一ノ関~気仙沼と気仙沼~盛では車窓風景が全く違うのですが、運転系統は意外と全線直通が多いです。
運転間隔は1時間~4時間で一定していませんが、本数が少ない事には変わりありません。
また、データイムに全線を通し運転する快速『スーパードラゴン』(快速運転は一ノ関~気仙沼間)が2往復設定されています。この他、早朝に通過駅のある上り普通列車が1本あります。

  

全線の所要時間は、快速で2時間20分程度、普通列車では2時間30分~2時間50分程度です。

  

他線との接続は概ね考慮されていますが、列車によっては待ちぼうけをくらう場合もあるので、やはり時刻表での確認が必須です。

  

  

のりかえ  

乗換駅   乗換路線  
一ノ関駅   JR東日本:東北新幹線東北本線  
気仙沼駅   JR東日本:気仙沼線  
気仙沼駅   亀山リフト (山麓駅まで徒歩&大島行き船舶で最短1時間)【運休中】  
盛駅   三陸鉄道:南リアス線(釜石方面)  
(※)この他、貨物専業の岩手開発鉄道 (日頃市線赤崎線) が盛駅に乗り入れています。   

  

(参考:Wikipedia)