内子線(愛媛県・内子~新谷) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。

今回は、予讃線の新線ルート(通称:内山線)ルートに組み込まれて変貌を遂げた、
内子線(うちこせん)を紹介します。
尚、内子線の起点は新谷ですが、今回は内子~新谷の順で紹介させて頂きます。ご了承下さい。

  

また、かつては予讃線の五郎を起点としていた内子線ですが、予讃線の新線(内山線)建設に伴い、五郎~新谷間が廃止されて、新谷から伊予大洲へ至るルートに変更されました(新谷~伊予大洲は予讃線になりました)。ちなみに新谷~伊予大洲駅の手前で旧線と合流する伊予若宮信号場までの線路の大半が、元の内子線の区間でした。

  

内子線はローカル線ですが、新線ルート組み込みにより特急街道へと変わりました。
個人的には第三セクター鉄道に転換されずに国鉄で残って良かったな…と思う路線です。
第三セクター鉄道になったら運賃や特急料金をさらに支払う必要がありますからね…。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

路線名   区間   営業キロ  備考  
JR四国:内子線  内子~新谷  5.3km   全線単線・非電化  
  
  
踏破達成時・撮影時   2003年9月  
撮影時   2010年9月ほか  

  

  

イメージ 2
内子駅は単式・島式ホーム2面3線です。
2011年2月現在、すべての列車が予讃線(新線・内山線ルートの一部区間)と直通運転しています。

  

また、駅の北東側(写真左側)の地区の中心市街地に古くからの町並みが保存されています。

  

ちなみに、ロータリーの向こう側、線路と平行に走る道路は内子線の旧線跡です。
ロータリー右側にはSLが静態保存されています。

  
  

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内子駅を発車すると高架線のまま進みます。
旧線跡の道路は左へカーブを描いていますが、こちらの新線ルートは直進して五十崎トンネルに入ります。

  
  

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そしてトンネルを抜けると五十崎(いかざき)駅です。
旧線は道路の向こう側を走っていました。

  

五十崎駅を発車するとすぐに旧線ルートと合流し、ここから先は急に線形が悪くなります。内子から五十崎駅の先までは新線が建設されましたが、ここから新谷駅までは従来の内子線の線路を走ります。

  

五十崎駅~喜多山駅の間は国道56号線や松山自動車道と並走しながら谷間を下ります。

  
  

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喜多山駅を過ぎると田園風景の中を走ります。

  
  

イメージ 6
やがて車窓右手に新谷の町並みが見えてきて、やがて予讃線との接続駅である新谷(にいや)駅に到着します。

  

この先は予讃線に戻り、伊予大洲、宇和島方面へと向かいます。
新谷駅は実質、内山線ルートの、いち中間駅になっています。
 
予讃線旧線の伊予長浜方面は、かつては五郎駅で接続していましたが、線路付け替えにより現在の乗換駅は伊予大洲駅です。
⇒新谷~五郎の内子線旧線跡探訪記事はこちら

  

  

乗り鉄の注意点  

全区間で特急『宇和海』を主体に、一部『しおかぜ』と『いしづち』が概ね1時間に1本運転されています。

  

一方、普通列車は1~2時間に1本と少なく、データイムには2時間以上間隔が開く場合があります。
また、内子線内完結の普通列車の設定はなく、すべて伊予市以遠~伊予大洲以遠の運転です。

  

普通列車の使用車両は、キハ185系3100番台やキハ40系も使用されていますが、データイムは単行・トイレなしのキハ32形、キハ54形の割合が高いです。
尚、キハ47形以外の車両には車内にトイレの設備がないのでご注意を。

  

内子~新谷の所要時間は、普通列車で約10分です。
内子~伊予大洲ですと、特急で概ね8分~10分、普通列車利用では14分~20分です。

  

  

のりかえ  

(参考:Wikipedia)