須磨浦カーレーター(兵庫県神戸市・2009年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回は、兵庫県神戸市須磨区にあり、須磨浦ロープウェイの鉢伏山上駅から須磨浦回転展望閣へ至る
須磨浦カーレーターを紹介します。
ベルトコンベアーを使った面白い乗り物です。日本全国、いや世界中を見てもここにしかありません(らしいです)。
なお、須磨浦カーレーターは山陽電気鉄道の子会社である須磨浦遊園(株)が運営しています。
また、駅名は付いていませんが(一応、上り駅・下り駅と付けられているみたいですが、どちらが山麓側か分かりません…)、便宜上、山麓側の乗り場を山麓駅、山頂側乗り場を山頂駅と呼ばせて頂きます。

  
  

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(Yahoo!地図を使用)  

  

  

須磨浦カーレーター概要  

開業時   1966(昭和41)年3月  
区間   山麓(駅名なし)~山頂(駅名なし)  
斜距離   91m  
勾配   25度  
有効ベルト巾   1.25m  
運転速度   乗降部:毎分25m、中間部:毎分40m  
所要時間   2分20秒  
座席   2人乗り 44個  
輸送能力   毎時往復 1,880人  
設計・施工   鹿島建設株式会社・日本コンベヤ株式会社  
(山頂駅に掲示してあるものより引用)  

  
  

訪問時   2003年2月、2009年2月  
撮影時   2009年2月

  

  

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山麓駅は須磨浦ロープウェイの鉢伏山上駅に隣接しています。

  
  

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駅舎の屋上は展望台になっていて、淡路島や明石海峡大橋など素晴らしい景色を望めます。

  
  

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山麓駅のゴンドラ乗り場です。カーレーターは循環式で、2人乗りのゴンドラが常に循環しています。
左側がのりばです。また、中間部の傾斜角度のすごさが見て取れます。

  
  

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ただいま上昇中です。まともに撮影できないほど激しい揺れです!
見にくいですが、路面はベルトコンベアーです。ゴンドラは水平に保たれています。

  
  

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山麓駅を発車して約2分、まもなく山頂駅に到着します。
角度的にはエスカレーターみたいな感じです。

  
  

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山頂駅に着きました。こちらでもゴンドラは循環します。
駅の部分はベルトコンベアではなくローラーによって動いています。

  
  


こちらは上り乗車時の様子です。  
  
  

以下は下り時の内容です。  

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山頂駅にてゴンドラに乗りました。ローラーとベルトコンベアの繋ぎ目が分かります。 傾斜がものすごいです!
  
  
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上り時の方がよく見えますが、窓からは須磨海岸や垂水区塩屋方面の景色を望めます。
  
    
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まもなく山麓駅に到着します。 乗る時も降りる時もゴンドラは動いているので(低速ですが)、係員の誘導に従います。

  
  

以下は山頂駅の内容です。   

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山頂駅の駅舎です。一見、カーレーターの駅とは想像がつきません。

  
  

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山頂駅の向かい側には須磨浦回転展望閣があり、360度回転する喫茶室があります。
また、屋上には展望台があり、さらに素晴らしい景色を望めます。
尚、入場は有料です(大人:100円、小人:50円)

  
  

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須磨浦回転展望閣の屋上展望台にて、カーレーターの路線を俯瞰します。
前面が屋根で覆われています。老朽化が気になるところです…。

  
さらに先へは須磨浦観光リフトに乗り継ぎます。須磨浦観光リフトの記事は後日投稿予定です。

  

  
あとがき(2010年時点)  

営業期間:通年。但し、オフシーズンの火曜日(休園日)は運休、整備期間(12月上旬)も運休(要確認)。 
営業時間:10時~冬は17時、春秋は17時30分、夏は18時。
     その他、夏休み期間の土休日や元日は時間外運転あり。
運転間隔:随時、2人乗りのゴンドラが循環しています。
所要時間:片道3分15秒。
料金:大人片道200円、往復300円(大人・小人とも同額)。
   また、ロープウェイリフトも 乗れるお得なセット券あり。

  

  
アクセス     

乗換駅   乗換路線  
山麓駅   須磨浦遊園(株):須磨浦ロープウェイ (鉢伏山上駅)  
山頂駅   須磨浦遊園(株):須磨浦観光リフト (せっつ駅)  
  
(参考:山陽電気鉄道のHP、Wikipedia)