北陸本線(その5・富山~直江津) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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糸魚川駅にて。

北陸本線編の最終回は、富山~直江津を一気に紹介します。


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(Yahoo!地図を使用)

路線名区間営業キロ備考
北陸本線米原~直江津356.5km全線複線、(※)直流・交流電化が混在
(※)米原~敦賀と糸魚川~直江津が直流1,500V電化、その他は交流20,000V(60Hz)電化。

今回紹介の区間

路線名区間営業キロ備考
北陸本線富山~直江津117.8km(※)直流・交流電化が混在
(※)糸魚川~梶屋敷間から直江津までが直流1,500V電化、その他は交流20,000V(60Hz)電化。||

踏破達成時1999年3月
撮影時2007年~2009年


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富山駅は現在、高架化工事中で仮設駅舎・ホームで営業しています。

富山を発車すると、しばらく富山地方鉄道本線と並走して分かれると左へカーブし、右手に車両基地の富山運転センターや富山貨物駅を見ながら北上します。沿線に田園が目立ってくると東富山で、その後は右へカーブして田園地帯を東へ進み常願寺川を渡ると水橋、その後は針路を北東に変え、富山市から滑川市に入ると右から富山地方鉄道本線(以下、「地鉄線」)が寄り添い並走します。滑川市役所付近には地鉄の中滑川駅がありますが、こちらの北陸本線にはありません。そして市街地が途切れる頃に滑川駅に到着します。地鉄の駅もあり、乗り換えが可能です。

滑川を発車後も地鉄線と並走しながら進みます。地鉄はこまめに駅が設置されていますが、こちらの駅は少なめです。



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東滑川を過ぎると早月川を渡ります。遠方には立山連峰が望めます。
手前の鉄橋は地鉄線です。

早月川を渡り終えると地鉄線をオーバークロスして位置関係が変わります。そして魚津市街に入ると左側の地鉄線とともに高架線になり、地鉄の電鉄魚津駅を過ぎて地平に下りると魚津に到着します。地鉄線には新魚津駅があり、乗り換えが可能です。

魚津を発車すると田園地帯に戻り、長らく並走してきた地鉄線と分かれ内陸側を走ります。工場の間を通った後、黒部に着きますが、市街地は少々距離があります。黒部発車後は宇奈月方面へ向かう地鉄線をアンダーパスし、田園風景の中を進みます。生地を過ぎると黒部川を渡り、主に田園風景の中を西入善、入善と進み、泊を過ぎると前方から山が迫り左へカーブすると左側から日本海が近づき、海と山に挟まれた険しい場所を走ります。短いトンネルを抜けると越中宮崎です。


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越中宮崎を過ぎると小さな小屋が多数並ぶ海沿いを進みます。大平川を渡ると富山県から新潟県へ入り、市振を過ぎると長い親不知トンネルに入りますが、昔は海沿いの旧線(現在は廃線)を走っていて、難所となっていました。


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親不知トンネルなど数本のトンネルを抜けると親不知駅ですが、海側には北陸自動車道と国道8号線の高架橋が立ちはだかり、海の眺望は望めません…。

親不知を発車するとすぐに子不知トンネルに入ります。トンネルを出てしばらくすると青海駅ですが、山側へは電気化学工業の専用線が分岐しています。青海からは郊外風景の平地を進み、姫川を渡ると大糸線と合流し、市街地に入ると糸魚川に到着します。


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糸魚川駅にて。北陸新幹線の駅が建設されます。
写真左側の赤レンガ車庫は解体されてしまいました。今後は、一部が保存される予定です。

糸魚川を発車後は住宅地の中を走ります。この間に交直セクションを通過して交流電化から直流電化に変わります。梶屋敷を過ぎると再び山が海まで迫った地形の海岸を走りますが、海沿いの国道8号線の沿道には民家がびっしりと並んでいます。浦本を過ぎると親不知付近と同様に新線区間に入り、長大トンネルをいくつか通ります。市街地から少し山側にある能生駅を過ぎると北陸本線第2の長さを誇る頚城トンネルに入ります。


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途中には、トンネル駅として有名な筒石駅があります。

頚城トンネルを抜けると名立で、ここも駅と海沿いの市街地が離れています。名立発車後もトンネルに入り、これを抜けると有間川です。


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有間川駅にて。旧線は海沿いを単線・非電化で走っていました。

有間川から谷浜までは海岸を進みますが、谷浜を過ぎると湯殿トンネルに入り、これを抜けると住宅地の中を走り、右側からの信越本線と合流して、まもなく直江津に到着します。


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直江津駅はJR東日本の管理駅で、普通列車はすべて乗り換えです。
特急『はくたか』はこの先信越本線~北越急行ほくほく線~上越線のルートで越後湯沢へ向かいます。
特急『北越』は信越本線をずっと走り、終着駅の新潟へ向かいます。


乗り鉄の注意点

富山~直江津間では特急『はくたか』『北越』と『日本海』、急行『きたぐに』などが運転されています。
『はくたか』は概ね1時間に1本、『北越』は2~3時間に1本の割合で運転されています。
また、富山~魚津では『サンダーバード』が1往復、泊~富山~金沢間の『おはようエクスプレス』が上り1本のみ運転されています。

一方、普通列車については、終日概ね1~2時間に1本が運転されています。また、富山~黒部・泊では区間列車が運転されており、1時間に1~2本の運転になります。
車両は475系が主力ですが、県境を通り、利用客が少ないからか419系で運用される列車もあります。但し、419系は2011年春までに引退予定です。

所要時間は『はくたか』で70分前後(『北越』は75分前後)、普通列車で約2時間です。


のりかえ

乗換駅乗換路線
富山駅JR西日本:北陸本線(金沢方面)高山本線
富山駅富山地方鉄道(電鉄富山駅):本線(宇奈月方面)、(立山線列車)、(不二越線上滝線列車)
富山駅富山地方鉄道(富山駅前駅):富山市内軌道線、(富山都心線方面【環状線】)。
富山駅富山ライトレール(富山駅北駅):富山港線
滑川駅富山地方鉄道:本線
魚津駅富山地方鉄道(新魚津駅):本線
糸魚川駅JR西日本:大糸線
直江津駅JR東日本:信越本線(長野方面長岡・新潟方面)。(北越急行:ほくほく線列車)
(参考:Wikipedia)